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横浜市内初! 動体追跡機能つき最新システム導入 放射線治療装置 新型「リニアック」本格稼働

2020.02.04
  • プレスリリース
  • 病院
横浜市立大学附属病院では、様々な種類やステージのがんを治療可能な最新の放射線治療装置「リニアック」を昨年末に導入、今年2月より本格稼働させます。
「リニアック」は日本語では「直線加速器」と呼ばれ、主にがんの治療を行うための放射線治療装置です。新しいタイプのリニアックは、腫瘍部分にピンポイントに放射線の照射が可能で、正常な組織の被ばくを最小限に抑えることができます。加えて、今回当院で導入した新型リニアックは、動体追跡機能を持ち、患者さんの呼吸等体動に合わせて放射線を照射することができるため、より正確な照射が可能となります。また、CTやMRI、PET画像等のデータを取り込み、放射線治療計画を作成する画像融合技術が利用可能で、これにより精度の高い治療計画の作成と照射ができるようになるため、複雑な治療にも対応できるようになります。
このような最先端テクノロジーによる動体追跡機能を搭載した放射線治療システム(新型リニアック)の導入は横浜市内で初となり、最新鋭の機器による放射線治療成績の向上と治療期間の短縮、患者さんの負担軽減につなげることで、先進的かつ安全・安心な医療を提供します。
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