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地域の課題を地域の魅力に!第2回はまっこ郊外暮らし検討会を開催!

2019.08.09
  • TOPICS
  • 学生の活躍
  • 地域
  • 教育

学生の感性を生かした、郊外暮らしの提案発表が行われました。

学生が作成したポスター
横浜市立大学では、「第2回はまっこ郊外暮らし検討会※1」として、学生による新たな郊外暮らしの提案発表会を7月26日(金)に実施しました。
第2回検討会では、金沢区長をはじめとした審査員を前に、今の若者が考える郊外の暮らし方について、本学の学生9チームが提案を発表。これは、学生達が必修授業科目「まちづくり実習Ⅱ」において前期かけて課題に取り組んだものです。
提案発表会のようす

“郊外”をキーワードとした新しい暮らしを提案

近年、金沢区では住民の高齢化に伴う空き家の増加や、第二世代の都市部への移住等といった居住需要の低下が課題となっています。
学生9チームは、それぞれ横浜市金沢区や地域の協力を得て、空き家の現地調査から始め、周辺の施設や交通の便、地域の取組を学びながら、新たな郊外暮らしの提案に必要なデータを収集。
その調査結果や、本検討会委員による講義から学んだことを踏まえ、空き家の利活用とリタイアメント世代を含めたコミュニティビジネスによるまちの魅力向上なども視野に入れた、新たな郊外暮らしを提案しました。
学生の発表後、審査が行われ、京急賞、区長賞、地域まちづくり賞、大学教育賞を発表。受賞チームの提案内容は以下のとおりです。

受賞結果

京急担当者と西芝2班のみなさん

京急賞:釣りと始める西柴生活(西柴2班)

地元との関わりや地域との繋がりが評価されました。
提案の概要:
ターゲットを釣り好き単身のフリーランスに設定。漁港が多い、三浦半島が近いという地域特性に目を付けました。仕事がある日はシェアハウスのコワーキングスペースで優雅に作業、仕事がない日は仲間と海釣りを楽しむという住まい方。加えて、仕事の提供、あっせん、釣り船の無料貸し出しサービスを提供します。シェアハウスの一部を地域交流拠点とし、スキルや趣味を活かした地域住民との交流の場とします。
金沢区長、区担当者と能見台2班のみなさん

区長賞: 日本一共働きしやすいまち ひかりが丘(富岡・能見台2班)

子育てサポート、子育て支援を充実することで、より若い世代を流入させるという点が評価されました。
提案の概要:
日本一共働きしやすいまち、共働き世代の子育てを手助けするプラットホームを提案。親の出勤前、出勤中に子どもたちが暮らすセカンドハウス的な役割及び親の帰りを待てる家として、会員制の朝食堂を兼ね備えた地域密着型子育て支援センターを提供します。地域のリタイヤ層を運営スタッフとして動員することで、地域の方々とつながることができます。
住民の交流がさかんになり、共働きしやすいまちと聞きつけ、越してくる新規転入者に対する需要が増え、空き家が減少することを目指します。
 

(上)横浜市担当者と東朝比奈1班のみなさん        (下)横浜市立大学教員と東朝比奈1班のみなさん

地域まちづくり賞:自給自足の町 朝比奈(東朝比奈1班) 大学教育賞:自給自足の町 朝比奈(東朝比奈1班) (ダブル受賞)

 テーマ設定が非常に良かった点と、色々な可能性を提示したことが評価されました。
提案の概要:
主なターゲットは子育て世代とし、郊外だからできる自給自足生活を提案。
農のある暮らしを中心に、子どもへの食育、直売システムを利用した地産地消、地域コミュニティの活性化をビジョンにかかげました。
シェア畑を用意し、直売所やシェアキッチン及び交流スペースを提供。交流スペースは、バーベキュー、農業教室など地域の交流の場と全世代共通の学びの場となります。

総括:国際総合科学部まちづくりコース長/国際教養学部 齊藤広子教授のコメント

学生は最後まで諦めずに良いプランを仕上げたと思います。教員の中でもどれに賞を出すか最後まで悩みました。未来に向けて明るいプランを作ってもらうことができたと思います。あたかかい気持ちで考えられたプランで、ますます横浜が魅力的になるような提案をいただきました。学生はわずか50日間で、マーケットや収支も意識しながらよく課題に取り組んだと思います。

参考:学生発表内容

今回の活動は、国際総合科学部国際都市学系まちづくりコース3年次生45名によるものです。(国際総合科学部は2019年より国際教養学部に改組)。

西柴1班:HOME SWEET HOME -子育てするとき戻りたくなるまち-【完全分離型2世帯賃貸×拠点】
西柴2班:釣りと始める西柴生活【趣味×コワーキングスペース×シェアハウス×地域拠点ウッドデッキ】
西柴3班:西柴でお試し居住【特区民泊活用×子育て世代向け西柴暮らし体験】
富岡・能見台1班:富岡と都心で始める2拠点居住【暮らし×遊びが両立できる第二の家】
富岡・能見台2班:日本一共働きしやすいまち ひかりが丘【朝食堂×地域密着型子育て支援センター】
富岡・能見台3班:ONE crew ~家族の暮らしに+α~【戸建て賃貸×犬と住めるシェアハウス】
東朝比奈1班:自給自足の町 朝比奈【シェア畑×シェアキッチン×直売所×交流スペース】
東朝比奈2班:ひなのいえ -地域全体で子どもを育てるまちへ-【生活力×学童×イベント×シェアハウス】
東朝比奈3班:Do It Together ~まちぐるみで空間づくり~【DIY拠点×DIYスクール×民泊】

※1 はまっこ郊外暮らし検討会
 横浜市立大学と京浜急行電鉄株式会社、横浜市の産官学連携で横浜“郊外”の魅力を活かした新たなライフスタイルについて、空き家等を使って実現する方策を模索するため立ち上げた検討会。検討会は年6回の開催を予定。横浜市立大学でまちづくりを学ぶ本学の学生も検討会に実習授業の一環として関わる。
 第1回検討会では、横浜市大教員及び京浜急行電鉄株式会社をはじめとした検討会メンバーの産官学関係者等約30名と共に、横浜市の郊外エリアの視察を行い、緑の多さや街区構成等を確認、さらに郊外での暮らし方について、将来を見据え、多世代居住や都心部にはない郊外の特性や魅力を生かした取組を進める必要性などを議論しました。

 
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