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JSTサイエンスチャンネルに生命ナノシステム科学研究科 朴 教授が出演します

2010.09.27
  • プレスリリース
  • 研究
生命ナノシステム科学研究科 朴 教授が出演している「JSTサイエンスチャンネル」のネット配信が開始されました。朴 教授は、インフルエンザウイルスの増殖に重要な部分の構造を明らかにしました。番組では、新型インフルエンザに対抗する最先端の科学技術として、朴 教授の研究がわかりやすく紹介されています。

番組概要

サイエンス チャンネルとは、科学技術振興機構(JST)から配信されている、科学技術専門放送です。「暮らしの中の身近な題材から、最先端の科学技術の紹介まで、こどもも大人も楽しみながら“科学”に触れることができる」番組を目指して作成されています。
朴 教授が出演している回では、社会に安全と安心をもたらす科学技術が紹介されています。朴 教授出演の第7回はインフルエンザ対策の新技術がテーマです。新型インフルエンザは対策が不十分だと感染が爆発的に拡大し市民生活を脅かす可能性があります。番組では新型インフルエンザ対策を予防、治療、検査の3項目に分け、それぞれの項目で効果が期待される新技術が紹介されています。
 
*番組の視聴方法は、JSTサイエンスチャンネルトップページから、番組検索で「安全安心」と入力していただくと、シリーズ番組全13回が出てきますので、第7回をお選びください。

研究内容

2009年4月にメキシコで発生し、大流行を見せている豚由来の新型インフルエンザは弱毒性にも関わらず既に、世界中で三千人以上の人が死亡しており、効果的な新薬開発が世界中で積極的に行われているところです。インフルエンザRNAポリメラーゼは、ウイルスの増殖に中心的な役割を狙っているため、新規薬剤ターゲットとして注目されています。
先日NatureとEMBO.Jに掲載された、朴 教授らのインフルエンザRNAポリメラーゼの構造と抗ウイルス剤の開発研究について、今回番組でわかりやすく紹介されています。
(図:インフルエンザウイルスのRNAポリメラーゼ、PA-PB1の構造)
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