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10月31日(土)放送のテレビ番組「情報7daysニュースキャスター」に生命ナノシステム科学研究科 朴准教授が出演します —延期になりました—

2009.10.30
  • プレスリリース
  • 研究
生命ナノシステム科学研究科 朴准教授がTBSテレビ「情報7daysニュースキャスター」に出演します。朴准教授は、インフルエンザウイルスの増殖に重要な部分の構造を明らかにしました。番組では、新型インフルエンザに対抗する最先端の科学技術として、朴准教授の研究をわかりやすく紹介します。JAXA国際宇宙ステーション「きぼう」や筑波の放射光科学研究施設での実験の様子も紹介される予定です。


-放送日程-
TBS 10月31日(土)22:00-23:20

*今回の放送はテレビ局の都合で延期になりました。放送日が決まり次第、掲示します。

内容

2009年4月にメキシコで発生し、大流行を見せている豚由来の新型インフルエンザは弱毒性にも関わらず、既に世界中で三千人以上の人が死亡しており、効果的な新薬開発が世界中で積極的に行われているところです。
インフルエンザウイルスのRNAポリメラーゼは、ウイルスの増殖に中心的な役割を担っているため、効果的な創薬ターゲットとして注目されています。またインフルエンザウイルスのRNAポリメラーゼは変異しにくいという特徴を持っているため、その阻害剤は、今後出現が心配される変異したウイルスにも有効であり、タミフルやリレンザが効かないタイプにも効くことが期待されています。現在、筑波大学の永田恭介教授グループと協力して、阻害剤の研究を進めています。
今回番組では、最近Natureに掲載された朴准教授らのインフルエンザウイルスRNAポリメラーゼ構造研究について、JAXA国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」や筑波にある放射光科学研究施設での実験も含め、わかりやすく紹介される予定です。
(図:インフルエンザウイルスのRNAポリメラーゼ、PA-PB1の構造)
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