びまん性肺疾患(間質性肺炎等)
特発性肺線維症(IPF)をはじめとする特発性間質性肺炎、膠原病関連および薬剤性間質性肺炎、肺サルコイドーシス等、びまん性肺疾患の病態は多彩であり、高分解能CTによる画像診断および経気管支肺生検(クライオバイオプシー新規導入)や胸腔鏡下肺生検を用いた病理診断のもと、multi-disciplinary discussion(MDD)による確定診断および積極的治療介入を行っています。IPFをはじめとした進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PPF)に対しては抗線維化薬の使用も増えてきていますし、間質性肺疾患に伴う肺高血圧症に対するトレプロスチニル吸入療法(2024年9月承認)の導入も可能です。間質性肺炎急性増悪の入院症例数も多く、集中治療部と連携して診療にあたっています。

