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チアダンスの2つの世界大会にチームの一員として出場し、ダブル優勝に輝いた中村美紅さん(国際総合科学部 国際教養学系 3年)にお話を伺いました。


—出場された大会について教えてください。

2017年4月26日〜28日にアメリカ・フロリダ州で開催されたICU World Cheerleading Championship(Team Freestyle Pom)と、4月29日〜5月1日に開催されたTHE CHEERLEADING AND DANCE WORLDS CHAMPIONSHIP(OPEN POM)に出場し、2つの大会で金メダルを獲得しました。前者は日本代表として出場したもので、どちらも18名でのチーム演技になります。



—本当に素晴らしい成果ですね。優勝にあたりどのような点が評価されたのでしょうか?

まずは構成です。緻密なフォーメーション移動を使った展開の速さ、視覚で惹き込めるような場面を数多く取り入れるなど、観ているひとを飽きさせない構成とし、それらを表現しきれたことが大きかったのだと思います。それに加え、本番では金メダルを目指して「絶対にやりきる」「観ている人に伝える」という強い気持ちを持って臨みました。チームの一体感や完成度の高さも評価されたポイントだと思います。



—日ごろの練習はどのようにされていますか?

Planets Dance Companyというチアダンスのチームに所属し、大学に入ってからは、1日あたり4時間以上の練習をほぼ毎日行っています。大会に出場するためには、チームのなかでもオーディションに合格することはもちろん、日本国内の大会で優秀な成績を収めなければなりません。ただ、チームメンバーは、中学生から28歳までと年齢層が幅広く、全員が集まり練習できる時間が限られています。だからこそ、自分たちで練習するだけではなく、周りの方々からのアドバイスをとても大切にしています。どうやったらお客さんを惹き込む演技ができるか、様々な意見をもらい、それらを自分たちでブラッシュアップしながら構成に反映しています。



—練習で特に意識されていることはありますか?

チームに対して自分がどのように貢献できるか考えるようにしています。思ったことは口で伝えるだけではなく、率先して行動で示すように心がけています。チアダンスはチームで魅せる競技。そうすることでチームメンバーと信頼関係を築くことができ、良い成果にもつながると感じています。

いつも支えてくれる大学の友人と

—チアダンスはいつから始められたのですか?

小学校3年生から始め、いまのチームには中学1年生のときから所属しています。最初はたまたま知り合いに声をかけられて始めたのですが、自分だけでなく観ているひとも笑顔になってくれることが嬉しくて、もっと上手になりたいと思い、ここまで来ることができました。高校時代は技術の幅を広げるために、ダンス部にも所属しながら練習を積み重ねてきました。




—今後の目標や、みなさんに伝えたいことがあればコメントをお願いします。

今回の世界大会出場にあたり、両親や友人、ゼミの先生や仲間など、本当にたくさんの方々に支えていただいたので、しっかりと恩返しがしたいと思っています。優勝するまでのプロセスや思いを、チームへしっかり引き継いでいくことも使命だと感じています。チアダンスはチアリーディングとは異なり、人を持ち上げるスタンツを組んだりはしません。ですが、自分だけでなく観ているひとを元気づけることができる競技です。これを機にチアダンスに興味を持っていただけたら嬉しいです。



中村美紅さん:国際総合科学部国際教養学系3年生。横浜市立南高校出身。

(2017/5/31)

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