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大学入学共通テストを受験されたみなさん、お疲れ様でした。気持ちを新たに、2次試験も頑張りましょう!
2021年度、YCUの合格を勝ち取った医学科/看護学科/データサイエンス学部の諸先輩の話を参考に、胸に抱いた夢を開花させてください。



大学受験生活に入ったのはいつからですか?

高3の夏に野球部を引退してから受験生活に切り替えたものの、体育祭の実行委員を務めることになったため、完全に受験モードになったのは9月後半からです。10月頃から軽く過去問演習を始め、11月中旬から大学共通テストへ向けた勉強に集中、共通テスト後は横浜市立大学一本に絞り2次試験に備えました。


大学入学共通テストの手応えはいかがでしたか?

採点するまではうまくいった気がしませんでしたが、配点の大きいリーディングが満点でした。ただ全体で9割には達していなかったので、油断できませんでした。


医学部医学科の2次試験は2日間。
まず1日目の数学、理科、英語はどのように勉強しましたか?

過去問演習で抜けていたところを復習し直しました。使用した参考書は、数学が『Focus Gold(フォーカスゴールド)』(新興出版社啓林館)と『メジアン数学演習I・II・A・B 受験編』(数研出版)、物理は『実践 物理重要問題集』(数研出版)、化学は『化学の新体系 問題集』(新興出版社啓林館)、英語は過去問のみです。


参考書や問題集はご自身のチョイスですか?

数学についてはとくにこだわりはなく、学校で勧められたものを使っていました。『Focus Gold(フォーカスゴールド)』は分量が多いので限度がありますが、メジアンは何周か繰り返しやりました。あれもこれもと手を伸ばさずに、同じ参考書で勉強するほうが良いといわれますが、僕も同意見です。


強いて苦手な科目を挙げると何ですか?

どちらかというと数学が苦手です。理系ではありますが、文系科目のほうが得意かもしれません、英語とか国語とか地理とか(笑)。


ちなみに得意な英語の勉強方法は?

コレといったものはありませんが、単語帳は塾でもらった『DUO』(アイシービー)を使っていました。CDの例文から効率よく覚えられるといわれていて、慣れてきたら2~3倍速で聴くことでリスニング力UPの効果が期待できます。


2日目の小論文と面接の対策は?

正直なところ、ほとんどしていません。小論文については何回か過去問を解き、面接も本などで予習しましたが、練習の回数は圧倒的に少なかったです。野球部のキャプテンだったことから、リーダーとしての心得など部活に関する質問を受けることはある程度予測できました。本番で返答に窮することはなかったものの、あまりにも楽観視したことを反省しています(笑)。これから受験する人は、自信がもてるレベルまではしっかり準備しておくことをおすすめします。


ご自身が感じる成功の秘訣は何ですか?

中学時代に塾の先生から「夜の12時以降は勉強をしないほうがいい」と聞いてから、体を酷使して長時間やるよりも、集中力を高めることを大事にしていました。そのためにはストレスを溜め込まないこと、そしてきちんと睡眠をとること。僕の場合は、自然の中を走ったり、筋トレすることで発散していました。



受験生へアドバイスとメッセージをお願いします。

それぞれの息抜き方法で、メリハリのある受験生活を送ってください。そして本番では焦らずに実力を出し切ることが大切です。強いメンタルをもって頑張ってください!



1日の学習スケジュールに照らしてお聞きします。
井出さんは塾や予備校へは行かず
高校で勉強していたのですね。

私が通っていた高校では、通常の授業が終了した後の時期も、大学ごとにブロック分けして2次試験対策を行っていました。朝はまず論文の過去問を解き、担当の先生に添削していただいている間に、その日の問題で初めて知った言葉や意味が捉えられなかった言葉を調べて理解を深めるよう努めました。


13:00からのフィードバックは どのようなものですか?

担当の先生には過去問の添削後に、(その題材について)「私自身がどう思ったか」という根本的な部分に言及する時間を設けていただき、「この関連分野を調べてみたら」といったアドバイスしていただきました。論文のテストでは同じ問題が2度出ることはないので、模範解答の暗記はあまり意味がありません。大事なのはそれに係る事柄の知識を広げ、深めていくことだと思います。先生とのこの時間は私にとって非常に有意義でした。


14:00からの自習ではどのような勉強を?

もう1問、過去問を解くくらいの時間的余裕はありましたが、知識を豊かにするために読書の時間に充てました。過去問のテーマに関連した書物を図書館の先生にたずね、何冊かピックアップしてもらい、その日のうちに目を通します。本を読むのが本当に好きなので、薄いものなら1日、2~3冊、そこで勉強になったことをノートにまとめていました。


共通テストの勉強方法とは自ずと異なりますね。

どんな問題が出ても適切に考えを述べられるよう、常日頃から準備しておくことが大切だと感じました。私の場合は読書でしたが、YouTubeや医療ドラマ、医療関係者や家族との対話など、自分に合ったやり方で知識を吸収し、思考の幅を広げると良いでしょう。


16:30からの面接対策はどのような練習を?

医療系志望者のみならず教育系志望者も含めた集団面接の模擬練習です。傾向を探る術がなかったので、逆に何も考えないことにしました。面接指導の先生からも、医療系の問題に固執せずに、 “大きな枠”で「社会問題」として捉えることができる話題を題材として提供していただいていました。それに対してきちんと自分自身の意見を述べることができるか、そこを重視して練習しました。


本番はうまくいきましたか?

論文は大問が2つ、そのうちの1つは想定外でしたがなんとかクリアできたと思います。面接は、発言内容はもちろんですが、それ以上に「笑顔で、元気よく!」を心がけました(笑)。グループ・ディスカッションは、受験生の一人が進行役になり、「保育園や幼稚園の騒音(近隣に及ぼす音)」について肯定派と否定派に分かれてディベート式の討論を行い、最終的にみんなでまとめるという形式でした。


ご自身が感じる成功の秘訣は何ですか?

早めに目標を設定し、動き始めたことです。根っからの心配性で先が見えないと不安で仕方ない私は、高校2年の時に横浜市立大学一つに決めていました。準備を万全にして不安要素を消していったことが合格につながったと思います。



2次試験に臨む受験生へメッセージをお願いします。

医療に関する問題、日本の現状とこれからの未来について学びながら、将来自分がどのような人になりたいかを考えることでモチベーションがアップすると思います。まずは大学生になった自分をイメージしてみてください!応援しています。



データサイエンス学部を志望した動機から お聞かせください。

情報分野の中でも最先端の学びの一つであり、数字や統計が好きな自分にとって最も相応しい場所と感じました。横浜市立大学では2次試験が数学と総合問題だけなので、受験勉強において専念しやすいと思いました。


2次試験へ向けてどのように勉強しましたか?

勉強を開始したのは浪人を決めてからです。予備校には横浜市立大学用のコースがなかったので、早慶の文系コースで英語と国語の強化に努めました。数学はもともと得意でしたが、過去問演習は他大学の問題にも取り組みました。国公立では神戸大学、私立では早稲田大学や東京理科大学などですが、記述力をつけるためにすべての問題で過程をしっかり書き記すことを徹底しました。横浜市立大学の数学は記述式が多いので、仮にマーク式であったとしても、記述できるようにしておいたほうが良いと思います。


おすすめの参考書をいくつか挙げてください。

僕が愛用したのは『1対1対応の演習』(東京出版編集部)と『全レベル問題集の私大標準・国公立大学レベル』(旺文社)、さらに出来る人にはその上の『私大上位・国公立大上位レベル』(旺文社)をおすすめします。


総合問題はどのような対策を講じましたか?

横浜市立大学の総合問題の過去問は4年分だけなので、問題を解くよりも実際にデータを見て解析を試みたり、記述式の解答を見てデータの着目点を確認するといった方法を実践していました。日頃から統計に慣れることが大切だと感じていたので、僕の場合は予備校の行き帰りに好きな野球の統計をチェックしていました。


大学入学共通テストの手応えはいかがでしたか?

1年目は6割程度解けたものの、苦手の英語と国語が足を引っ張ってしまい2次試験は断念しました。その教訓を生かして、2年目は苦手対策を徹底。大成功とはいえませんが、得意の数学を前年度よりさらにアップさせて完成度を高めたことが強みになったと思います。結果、横浜市立大学換算で8割を超えたので、合格をほぼ確信しました。


データサイエンス学部の2次試験のポイントは?

数学の比重が大きいことと英語がないことです。数学が4/7を占めているので、キーポイントであることは間違いないでしょう。


本番でのアドバイスはありますか?

試験本番ではわかる問題から冷静に解いていくことをおすすめします。一問一問確実に正解していくことで合格に近づいていきます。僕自身は問題を見て熱くなりすぎることが多く、よくケアレスミスをしていました(笑)。


晴れてデータサイエンス学部の学生になった今の心境は?

大学ではさまざまな専門分野の先生から貴重な話を聞くことができ、1年次の後期にはデータに触れる機会も増えてきます。僕は将来スポーツ系の研究に関わりたいので、この先入りたい研究室はだいたい決まっています。



2次試験に臨む受験生へエールをお願いします。

今まで自分がやってきたことを振り返り、「こんなに勉強してきたのだ」と実感することで自信も湧いてくるはずです。試験対策はもとより、体調管理を第一に、合格というゴールラインに向けて走り抜けましょう。これを読んでいる皆さんが、横浜市立大学のデータサイエンス学部に入学することを心から願っています。

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(2022/01/20)

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