YCU 受験生ポータルサイト 横浜市立大学

YCU 受験生ポータルサイト

2021年1月より新たに導入された〈大学入学共通テスト〉。前例のない中で受験生たちはどのように準備して本番に臨んだのか。YCUへ進学した2名の学生に、それぞれの勉強スタイルについて話を聞きました。

大学入学共通テストへ向けた勉強を始めたのはいつからですか?

新田奈々さん(以下、新田):部活を引退した8月からです。家では集中できないので、通学時間も含めて出来るだけ学校で勉強していました。
小山陽向さん(以下、小山):僕が本腰を入れたのは10月中旬なので、遅めです。それまでは知識の定着に重点を置き、市販の問題集に取り組んでいました。


お互いのスケジュールを
見てどんな印象ですか?

新田:自分と比較すると、小山さんのスケジュールは緻密ですごい、と思います。
小山:全然そんなことはありません(笑)。必須の課題はいくつか決めていましたが、あとは時々の流れに任せていたので。新田さんの、「歩いている時のリスニング」というのは?
新田:単語帳に付いているCDのアプリをダウンロードして、登校時間(20分程度)に聴くようにしていました。英語の先生のアドバイスです。


お二人とも勉強は「家でしない派」、時間帯も1日の「前半集中型」ですね。

新田:私はおしゃべりが大好きで家族といるとつい話に夢中になってしまうので、人がいる空間で勉強するのは無理だと覚りました。
小山:僕も「外派」ですが、声を出して勉強したい時は家でやっていました。「書いて」「見て」「言って」「聴いて」という暗記方法です。

新田:夜に英語の長文を読んでいても途中で眠くなってしまい頭に入らないので、だったら寝て次の日にやろう、と。英語や国語は特に時間配分が大事なので、本番を意識して勉強していました。
小山:「脳が一番元気なのが午前中」と聞いていたので、そこは強く意識して過去問は午前中に解いていました。疲れてくると眠気にも襲われるので、そこからは自ずとトーンダウンしていく感じです。


「声出し勉強法」以外にも小山さんはユニークな勉強法を実践されたようですが。

小山:理系科目においては、縦に半分にしたノートの左に途中経過・解答を書き、右に間違えたところや合っていても不安だったところを書き直していくんです。最終的に見直すのはページの右側だけ。問題を照合する手間が省けるので非常に便利で、受験当日もそのノートを持参しました。文系は参考書に間違えた部分や該当する箇所を見つけてメモして、後から見返せるようにページの角を折っていました。


苦手科目にはどのように取り組みましたか?

小山:僕は文系科目の国語と社会(現代社会)が圧倒的に苦手でしたが、それほど大きな危機感はなく、共通テスト向けの対策で十分という心持ちでいました。社会は『共通テスト集中講義』(旺文社)という参考書を用い、理解が甘いところは徹底的に勉強しました。国語は特に古典と漢文が苦手でしたが、新たに参考書を買うこともなく、すでに要点などが書き込んである教科書や学校配布の単語帳を穴があくくらい読み込みました。その甲斐あって、次第に点数も安定していきました。

新田:私は理系、中でも数学が大の苦手でしたが、幸い大好きな部活の顧問の先生が数学担当だったので、わからないところは全部聞いていました。「下手に参考書に頼るより、共通テストは教科書を理解すれば大丈夫!」と言われたので、教科書の問題を何度も解き直し、それで少しずつ苦手を克服していきました。


英語についてはいかがですか?

新田:好き嫌いでいえば「好き」です、国際教養学部生なので(笑)。正直なところ、高校時代は苦手なほうでしたが、先生の熱血指導により自然と身についていった気がします。
小山:僕も最初は苦手意識がありました。ちょうど新型コロナウイルスの影響から高校の授業で受験勉強用SPアプリ〈スタディサプリ〉を用いることになったのですが、その先生との相性が良く、興味をもって進めることができました。「声出し勉強法」を勧めてくれたのもその先生です。


受験勉強中の失敗談やエピソードがあればお聞かせください。

小山:勉強中は「一喜一憂してもしょうがない」とよくいわれますが、実際にはそうはいきません。対策問題で手応えを感じた時は自ずと喜びがあふれるし、悪い時は凹みます。そういう時の僕の解決法は、とことん凹んで落ち込み切ることです。そうするとなんだかんだで気分が上がって打開策が見えてきました。
新田:私の支えはともだちの存在です。同じクラスに横浜市立大学志望の友達がいたので、慰め合ったり、励まし合ったりすることができました。


はじめての試験制度に対して不安はありましたか?

新田:前例がないので(大学共通テストとしての)過去問もありませんが、条件は皆一緒なのであまり気にはしませんでした。
小山:SNSの情報をともだちと共有することもありました。制度に限らず、大学受験に関しては様々な噂が飛び交いますが、「こうしておかないとダメ!」といったネガティブな情報には要注意です。情報に流されることなく、自分自身の軸をもって取り組むことが大事だと思います。
新田:私も普段はよくSNSを利用しますが、受験期間中は封印していました。


年明けから受験前夜まではどのような感じでしたか?
また、これから大学共通テストに臨む人たちへ
前日前夜のアドバイスをお願いします。

新田:特に変わることはなく、それまで通りでした。急に無理をして体調を壊すことになったら本末転倒なので、そのままの感じでした。
小山:僕も同じです。ラストスパートを意識して勉強量を上げていくつもりはなく、それまでのペースを踏襲しました。
新田:あと、前日はちゃんと寝たほうがいいです。
小山:間違いありません。僕もちゃんと寝ました(笑)


当日は大きな失敗もなく、お二人ともそれなりの手応えを得たとのことですが、
横浜市立大学を受験する上での共通テストの
ポイントがあればお聞かせください。

小山:得意な科目は安定させ、苦手な科目は設定したノルマのクリアを意識したくらいです。英語については自信をつけるためにたくさん演習しました。僕の場合は、満遍なく取り組んだことが結果的に良かったと感じています。
新田:国際教養学部や国際商学部では2次試験にも英語があるので、そのウォーミングアップという意味でも英語に重点をおいて損はないでしょう。


これから大学共通テストを受ける方へメッセージをお願いします。

小山:本番で本来の実力を発揮するのはとても難しいことですが、そのために自分にできる準備を万全にして、最高の状態で臨んでください。
新田:受験が近づくにつれ、不安を感じることも多いと思います。また、模試等の結果で落ち込むことも当然あるでしょう。でも、そんな時はひとりで抱え込まず、先生や友達、親に相談してみてください。誰かに話すことで心が軽くなります。一日一日を大切に頑張ってください。応援しています!


「ヨコ知リ!」アンケート(締め切りました)

ご回答いただいた方の中から抽選でYCUオリジナルグッズをプレゼント! 当選者の発表はグッズの発送をもって代えさせていただきます。
※グッズの指定はできません。

(2021/12/09)

PAGE
TOP