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「大学入学共通テスト」まで、いよいよカウントダウン!
本番直前でも時間を有効に使えば結果はきっとついてくるはず。
昨年度、YCU合格をかちとった2人の先輩に、本番に向けての時間の使い方や取り組みなど、センター試験直前の勉強法について聞きました!


センター試験直前の時期は、どのように勉強していたの?

学校が終わってから毎日塾に通い、22時くらいまで自習しました。塾では10月にすべての授業が終わっていたので、センター直前期は、自習室で模試の過去問を繰り返し解いていました。

苦手科目の英語と国語は毎日、得意科目の理・数・社は、「今日は理科で明日は数学」などのペースで取り組みました。高2の冬まで理系だったのですが、「経営系の学部をめざしたい」と思い文系に転向。それまで理科と数学は発展問題をこなしていたので、センター試験対策のための勉強は苦ではありませんでした。

年末の12月29〜31日は、塾に10時間こもって自習。元旦だけ休みで、2日から再び塾の自習室にこもる毎日でした。年末年始は休みになる塾が多いなか、自習室に足を運んで良く頑張れたと今では思います。

苦手科目はどのように勉強したの?

僕なりに立てた苦手科目克服法は、「英語は得意な分野に、国語は苦手な分野に勉強時間を割く」というものです。英語は文法に比べ長文読解が得意でした。長文読解で確実に点数をとるには、英単語を一つでも多く覚えることが必須と感じ、単語帳『システム英単語(駿台文庫)』を毎日必ず1周しました。

自習室で単語学習すると眠くなってしまうので(笑)、電車に乗っている時間を利用。ざっとみて分からない単語を見つけるたびにチェックマークを入れながら頭に入れ、試験前にはすべての単語を覚えました。

国語は古文と漢文が苦手でした。古文の文法は頭に入っていたので、寝る前に必ず単語帳に目を通して暗記。漢文は『必携 新明説漢文(尚文出版)』、『漢文早覚え即答法(学研プラス)』の2冊で勉強しました。センター試験本番では、英語が70%超え、国語が80%程度と、まずまずの結果が出せました。


センター試験を振り返って、思うことは?

自己採点をする「タイミング」が失敗だったかなぁ・・と。塾から、「自己採点はセンター試験がすべて終わってから2日分まとめてやるように」と言われたので、1日目は自己採点をしませんでした。1日目の国・社・英は手応えがあまりなかったので、「2日目の数学と理科で挽回しなくては・・・」という焦りから、得意科目であるはずの2科目で、本来の力を発揮できませんでした。

しかし、自己採点の結果は、手応えのなかった国語も英語も良くできていました。「1日目に自己採点していたら、自信がついて2日目は焦らずに頑張れたかもしれない」という悔いが残りました。

今となっては結果論になってしまいますが、自己採点はどのタイミングでするか、事前にイメージしておくことをおすすめします。


受験期間、くじけそうになったことはある? モチベーションはどのように保った?

高3の秋くらいから、SNSで推薦やAOで大学合格が決まった中学時代の友達が卒業旅行など遊びに出かけている投稿を目にするようになり、くじけそうになりました。しかし、僕が通っていた高校はほぼ全員が国公立志望。クラスの友達が皆必死に勉強する姿を見て「自分も頑張ろう!」とモチベーションを維持できました。

受験生へのメッセージをお願いします!

今年は大学入学共通テストの初年度。不安を抱いている受験生がたくさんいると思いますが、それは皆同じです。これまで費やした勉強時間、頑張ってきたことは、必ず未来の自分に返ってくるはず。本番まであと少し。気を緩めず自信を持って、第一志望に向かっての第一歩を踏み出してください! がんばれ!



センター試験直前の時期は、どのように勉強していたの?

1月以降、3年生は学校での授業がほとんどなくなるため、冬休みはもちろん年が明けてからも、基本的には自宅で勉強していました。私立高校で、大学受験のための補習授業が充実していたこともあり、塾には通いませんでした。午前・午後・夜と3部構成で、「過去問を解く→丸つけ→復習」の繰り返し。教科は固定せず、1週間単位で解く問題を決めて取り組みました。

過去問は、1度解いて復習すると答えを覚えてしまうので、毎回異なる問題にチャレンジ。全教科10年分くらいこなしたと思います。

この時期は寒くて朝起きるのがつらいので、毎朝布団の中でスマホの英単語アプリ『ターゲットの友(旺文社)』で英単語をチェック。そこで頭を覚醒させていました(笑)。


苦手科目とはどのように向き合っていた?

中学生の頃から英語が苦手で、高1のときは偏差値40台でした。これはまずいと思い、英単語は学校の教材『DUO3.0(アイシーピー)』で復習を続けました。高2の後半から文法にも力を入れ、補助的に受講していた進研ゼミの教材を高校1年生の内容から見直し、基礎力の育成に力を注ぎました。その甲斐あって、高2の終わりくらいには偏差値50くらいまであがり、高3の河合塾の模試で、1回だけ60を超えることができました。

英単語と文法の基礎を固めてから過去問にとりかかることができたので、いい流れで英語を克服できたと思います。本番では75%くらい取れました。


英語の他に、苦手科目はあった?

国語も苦手で、中でも現代文が苦手でした。そのため、学校の補習で模試の過去問を数え切れないくらい解き、先生と答え合わせをしながら自分なりに理解を深めたつもりでしたが、残念ながら、最後まで「身についた」という感覚は味わえませんでした。古文と漢文は英語の勉強法と似ていて、単語や文法に力を入れました。学校の先生が勧めてくれた単語帳『コゴ太郎(河合出版)』は、シンプルで訳も読みやすく使いやすかったです。

センター試験、本番はどうだった?

自分としては万全の態勢で迎えたセンター試験のはずが、当日、ものすごく緊張し、手は震え、頭は真っ白に...。目標は85%だったのですが、国語は104点、得意な数学・理科も70点前後でトータル69%という結果となり、力を十分に発揮することができませんでした。自己採点が終わった瞬間、「もうだめだ! 国公立はあきらめなくてはいけないかも」と大泣きしました。翌日、センターリサーチのために学校に足を運ぶのがとても苦痛でした。


そこからどう気持ちを切り替えていったの?

実は他の国公立大学が第1志望だったのですが、センターリサーチでE判定。YCUもC判定とあまり良くなかったのですが、オープンキャンパスに足を運んだ時、設備もきれいでキャンパスの雰囲気を気に入っていたので、望み薄ながらもYCUに目標を定めました。2次試験で得意科目だった理科を2科目受験できるA方式で受験すれば、なんとかいけるかもしれないと思い、2次試験に向けて気持ちを切り替えました。


受験生へのメッセージをお願いします!

試験前日まで、一分一秒を惜しんでペンを動かしましょう。ただし本番では、何が起こるかわかりません。緊張したり、慌ててしまったりは当たり前。そんなときは、大きく深呼吸を。私の場合、本番はうまくいきませんでしたが、センター試験対策が無駄にならずに2次試験につながり、YCUに合格することができたと思っています。

今では、前から好きだった生物の勉強もできて、楽しい日々を送っています。後悔することのないよう、努力を続けましょう!

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(2020/12/18)

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