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世界で描く自分のキャリア~エチオピアで起業を目指すー竹重宇薫さん(国際総合科学部2010年卒業)

竹重さん(2列目右から4番目)とセミナーに参加された方達
竹重さん(2列目右から4番目)とセミナーに参加された方達

国際総合科学部経営科学系では、世界で活躍する卒業生を講師とする教室セミナーを開催しています。今回のゲストは、国際総合科学部の1期生としてYCUに入学し、2010年に卒業された竹重宇薫さん(31歳)。竹重さんは公共経済学ゼミ(和田淳一郎教授)の第13期の卒業生です。今回は同ゼミのゼミ生に向けて自身の学生生活や、当時の就職活動の話、社会人として歩んできたキャリアや大切にしてきたことなどについてお話しいただきました。

エチオピアの家畜牛と人々

エチオピアの家畜牛と人々

竹重さんはYCUを卒業後メガバンクに入行し、希望していた海外赴任を経験。その中で、アフリカでビジネスを通じた自己実現の夢を思い描くようになりました。退職してエチオピアに渡り、牧場経営と乳製品加工事業を立ち上げるための起業準備を進めています。
エチオピアは家畜牛の数が世界第5位という畜産大国でありながら乳製品の加工技術が未発達で、乳製品の多くは輸入に頼っている状況だと言います。また、慢性的外貨不足から、外貨を獲得していくという国の政策もあり、加工した乳製品を輸出し、新しい産業として興すことを思いつきました。竹重さんは現地エチオピアにおける雇用の創出、安心・安全な食の提供、新たな輸出産品の創出に貢献したいと話します。

竹重さんは学生時代からワーキングホリデーでオーストラリアに行くなど、時間があれば旅に出ていたと言います。様々な国を見聞する中で視野を広げ、価値観を磨き、多くのことを学んできた経験から、参加した学生たちへ「旅に出て学ぶことは多い。視野を広く持って見渡せば生きる術は無限にある」と熱く語ってくれました。「一度きりの人生、人と違うことをして好きなことにとことん取り組めば、結果的に価値を生み出す自分になれる」という言葉に、学生たちも大きな刺激を受けたようでした。
学生たちからは、エチオピアの国の状況や、旅先での体験、海外に渡るための必要な準備についてなど質問が飛び交い、学生たちがこれからの大学生活の送り方や将来のキャリアを考える上で大きなヒントとなる、有意義なディスカッションになりました。
海外で夢の実現のために起業を目指す竹重さんを、YCUはこれからも応援しています!

教室セミナーの様子

(2017/10/23)

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