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YCU医学科生の日常

医学科生たちの日常を教えて!

新しい時代の医学・医療を担う医療人を育成するYCU医学科。どのようなカリキュラムで、学生たちはどのようなキャンパスライフを送っているのでしょうか? YCUの医学科2・3・4・5年次の先輩4人にインタビューしました!

2年次は午前が講義、午後は解剖実習 / 土日はヨット部の練習
医学科をめざした理由と、YCUを選んだ理由を教えて!

高校生の時、友人から誘われ、横浜市民病院の横山太郎先生の在宅医療や緩和ケアの現場を見学したり、講義を聴くプログラムに参加したりするうちに、医学に興味がわきました。高校1年生の夏休みの倫理の課題で、脳死や尊厳死についてレポートをまとめたこともきっかけとなりました。YCUは地域医療にも力を入れているため、医師になってたくさんの人の命を救うことで、自分が育った横浜市に恩返しができると思い、YCUを選びました。

印象に残っている授業は? どんな学びを得られたのか教えて!

2年次の前期から解剖実習が始まります。ご遺体で血管や神経の走行を学びつつ、臨床医師の先生が解剖の手順に合わせて手術動画を紹介してくれて、手術時の注意点などを具体的に知ることができました。ご遺族が、医療の発展のために献体してくださったご遺体を通して生命を間近に感じることができ、将来へのモチベーションが高まりました。

勉学の息抜きに行っていること、モチベーションを保つために行っていることは?

週末、ヨット部の活動で、海の上で風を切りながらヨットを走らせています。ヨットは八景島シーパラダイスに停泊しているのですぐに乗りにいけますし、海にいる時はテスト前でも勉強のことを忘れられますね(笑)。
モチベーションを保つために、テレビで医療系のドキュメンタリーを見るようにしています。発展途上国に赴き日本の医療技術を伝えたいと奮闘するドクターの姿などを見ると刺激を受けますし、今の地道な勉強が将来につながると思えて、頑張れます。

受験生に向けて、応援メッセージをお願いします!

高校時代は、勉強で切磋琢磨できる友人や手厚く受験対策のアドバイスをくださる先生など、とても良い環境の中で勉強に励むことができました。身近に目標とするライバルがいると、「負けないぞ!」とやる気がアップすると思います。あと、得意教科は「問題を解くことを楽しむ」ことをおすすめします。僕は数学が得意だったので、微分方程式はパズルにチャレンジする感覚で解いていました(笑)。受験勉強、頑張ってください!

3年次は臨床系科目の座学が中心 / 水・金は17:30~20:30、土は9:30~12:30でバドミントンの部活動 / 研究室のアルバイトは不定期で、週2日程度で行う / 家から大学までが遠いので一人暮らしを検討中
医学科をめざした理由と、YCUを選んだ理由を教えて!

小学6年生の時、自転車に乗っていて車にはねられ大ケガを負ったことがあります。その時、整形外科の先生にとてもお世話になり、人の命を救う医師になりたいと思いました。YCUは医学科の中では学費も安く、自宅から通える距離にあったことに加え、4年次のリサーチクラークシップに魅力を感じました。リサーチクラークシップは3ヵ月という短い期間ですが、この時期に基礎研究をじっくり行えるのはYCUならではだと思います。

印象に残っている授業は? どんな学びを得られたのか教えて!

3年次は年間を通して座学中心で臨床医学を学びます。2年次の時の解剖実習の授業と比べると、メリハリが少ないとも言えるかもしれませんが、4年次のリサーチクラークシップに備えて知識を蓄えている感じですね。印象に残っているのは、「救急医療システム」の授業です。災害や大きな事故などで多数の傷病者が出た時に、重症度に基づいて治療の優先度を決定することを「トリアージ」といいますが、緊急の際は普段行う医療とは異なり、特に危険な人から優先的に診療するという考え方を学びました。

勉学の息抜きに行っていること、モチベーションを保つために行っていることは?

バドミントン部に所属し、週に3回のペースで体を動かしています。あとは、お気に入りの音楽を聴くことですね。「ずっと真夜中でいいのに」や「Mrs.GREEN APPLE」が最近のブームです。Amazonプライムで映画や海外ドラマを観ることも多いです。また、4年次に受けるCBT※の問題集を実際に解いてみたりして、今学んでいることが将来どんな形で必要とされるのかを考えることで、勉学へのモチベーションを維持しています。

※CBT(Computer-based testing):臨床実習への参加に足る知識を有しているかを測るテスト

受験生に向けて、応援メッセージをお願いします!

医学科受験はとてもハードだと思いますが、僕の場合は、「合格して大学生になったらすることリスト」を作ることで、集中力を保っていました。温泉旅行に行く、スノボに行く、ゲームをやるなど20項目くらい書き出して、頑張りました。まだ全部達成できていませんが……(笑)。YCUの医学部は部活動も盛んで、入りたい部活がきっと見つかるはずです。同じキャンパスで、一緒に学生生活を送りましょう!

4年次は前期がリサーチクラークシップ、後期は座学での講義が中心 / 月・木の19:00(18:00)~ 21:00までバレーボールの部活動
医学科をめざした理由と、YCUを選んだ理由を教えて!

高校時代に学んだ化学や生物の授業が好きで、人間の体の免疫システムや体のしくみに興味を抱いていました。祖父が肺がんになり、医療について考える機会があったことも、医学科を志望するきっかけのひとつになったと思います。YCU医学部は地域医療の中心的役割を担うとともに、国際化も推進しており、臨床実習で海外に行くことにもチャレンジできるところに惹かれました。

印象に残っている授業は? どんな学びを得られたのか教えて!

4年次前期はリサーチクラークシップで、消化器内科学教室で研究しました。遺伝子変異のあるマウスを用いて、どのような遺伝子変異があった時に、マウスの胃にどのような腫瘍ができるのかを解析し、7月にポスター発表という形で皆の前で発表しました。先生からアドバイスをいただきながら実験を進め、実際に病気が起こるシステムを深く考えるという実践的な学びを経験できたと思います。後期は座学中心で、11月にCBTのテストを控えています。合格しないと進級できないので、気を引き締めていきたいです。

勉学の息抜きに行っていること、モチベーションを保つために行っていることは?

勉強の時は、どうしても座ったままでいることが多いので、息抜きの時はなるべく体を動かすようにしています。メインの活動は引退したものの、現在も所属しているバレーボール部の練習に時々参加したり、帰宅後、お風呂に入る前や寝る前にストレッチをすることがリフレッシュになっています。体を動かすことで頭がスッキリし、また勉強に集中できるように感じます。

受験生に向けて、応援メッセージをお願いします!

受験勉強中は、成績が伸び悩んだり、気分が乗らなかったりすることもあると思います。そんな時は初心にかえり、自身の将来の目標を思い返してみてください。私は「患者さんに寄り添える臨床医になりたい」という大きな目標があったので、「そのためには絶対医学部に合格したい」という気持ちがありました。現役なので、通学や授業の予習復習に時間をとられ、トータルの受験勉強時間が足りていなかったのかもしれませんが、自分なりにぎりぎりまで頑張って結果を出すことができました。大学では高校とは全く違う学びが待っています。それを楽しみに、ベストを尽くしてください!

5年次は1日中実習(平日) / 一人暮らしなので料理や掃除をして気分転換 / 5年次で実習が始まるまではさまざまなサークルやバイトをやっていました
医学科をめざした理由と、YCUを選んだ理由を教えて!

母も祖母も看護師で医療が身近にあったせいか、小さい時から「病気を治すこと」に興味がありました。最初は新薬の研究をしたいと思い、薬学部に入学しました。しかし、数ヵ月勉強したところで、薬の作用よりも人間の体のしくみに興味があること、人とのコミュニケーションを通じてその方の健康をサポートしたいということに気づき、医学部に進路を変更するため再受験しました。YCUのリサーチクラークシップに興味があったことと、YCUの医学部に進学している知り合いが何人かいて、いろいろアドバイスをもらえることから入学を決めました。

印象に残っている授業は? どんな学びを得られたのか教えて!

4年次のリサーチクラークシップです。アメリカのオハイオ州シンシナティにあるCincinnati Children's Hospital Medical Centerの武部 貴則先生の研究室に留学し、iPS細胞から肝臓のミニモデルをつくり、試験官の中で肝臓がんを模倣したモデルをつくることで病気のメカニズムの解明や薬の開発につなげようと研究を重ねました。武部先生は、良い意味でやりたいことを自由にやらせてくれました。失敗もたくさんありましたが、責任をもって自分のプロジェクトを遂行する素晴らしい経験を積むことができました。現在は、東京医科歯科大学でも教授を務める武部先生のもとで研究を続けさせてもらい、長期休みにはほぼ毎日のように通っています。

勉学の息抜きに行っていること、モチベーションを保つために行っていることは?

大学の近くで一人暮らしをしているのですが、ここ1年くらい料理に目覚め、いろいろなメニューに挑戦しています。また、YDC(Yokohama Dream Catchers)というボランティアサークルに所属し、月に1回くらいのペースで小中学校に出向き、健康や食育をテーマに出張授業を行っています。毎回子どもたちが興味深く聞いてくれるので、とても楽しくリフレッシュできますね。勉強のモチベーションが上がらない時は、カフェに移動して場所を変えたり、時間を決めるなど、メリハリをつけるよう心がけています。

受験生に向けて、応援メッセージをお願いします!

5年次になって、回診、診察、手術・手技見学など実習が始まり、たくさんの方々との出会いの中で自分の将来について具体的に考えるようになりました。「現在治らない病気の治療に繋がるような研究をしたい」と思っているのですが、実習を通して、「臨床で患者さんと向き合いながら、研究を重ねていく」という道もあることを教えていただきました。大学は、新しい世界に飛び込むことで出会いやチャンスが生まれる素晴らしい場所です。高校時代から広い視野を持ち、いろいろなことにチャレンジしながら前進を続けてくださいね。


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(2019/10/25)

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