理学部 学生の声

登場する理学部の学生2名は、生物への興味が尽きず、大学でさらに深く研究を続ける亀ヶ谷悠斗さんと、実家の果樹農家や地域への貢献を目指して植物の研究を頑張りながら、マンガやアニメの趣味にも熱中する加藤珠輝さん。YCUの魅力やキャンパスライフを語ってくれました!

1年次から自主研究をスタートできる環境がある!
YCUのどんなところに魅力を感じて入学を決めたのでしょうか?
また、入学後にはどんな印象を受けましたか?
自分は小さい頃から生物が好きで、両生類や爬虫類に興味を持つようになって、今では家でたくさんのカエルやヘビなどを飼っています。ある日、カエルを観察していたら、ジャンプすると眼球が沈み込むことに気が付きました。本来カエルは視点が低いので、ジャンプをしたらその高さで周囲を観察するほうが天敵から身を守れるのに、視界を消すかのように眼球が沈み込むのはなぜだろう…。文献も簡単には見つけられず、自分なりにコツコツと調べました。大学を探すにあたっては、そんな自分の疑問を研究の形にして続けられる大学に入りたい、と思いました。さらに、自宅から通えること、国公立大学であること、と考えた時に、YCUがピッタリの大学でした。
現在、学んでいることについて教えてください!

僕が参加している「理数マスター育成プログラム」は、科学分野で研究がしたい、という学生に対して、1年次から研究ができる環境を与えてくれます。自分がやりたい研究に近い研究室の先生の個別指導を受けながら、専用教室を活用しつつ研究を続けていけるんです。通常なら早くても3年次、4年次から始める研究を1年次から始められるのが大きな魅力です。僕はこのプログラムを活用させてもらい、自作の回転装置や深層学習を用いた行動解析によって、先ほどお話した「ジャンプした時に眼球が沈み込む」というカエルの独特な現象の不思議について研究しています。1年次のうちからこんなに自分の研究をサポートしてくれるプログラムは珍しいと思います。研究だけでなく、学会発表に伴う費用の支援もしてもらっています。
ちなみに、1年次の化学、物理、生物の授業では、すべて実験ができたのが楽しかったです。専門が決まる前に、幅広い分野を学べたのは貴重でした。
課外活動で打ち込んでいることはありますか?
自分の趣味も生物と関わることなので、生物の採集や飼育、標本作成、写真・動画撮影を行ってSNSで発信しています。旅行も採取旅行になっちゃいますね。去年は石垣島や与那国島に行って、カエルやヘビなどを採取しました。金沢八景キャンパスの周辺は自然が多いので、友達と散歩しているとヘビの餌になる爬虫類を見つけることがあります。採取することもありますよ。
YCUでの学びを今後、どのように活かしていきたいですか?
発表やレポート作成を通して、自分の活動や思いをコンパクトにまとめて、核心は外さず、その上で面白く伝えるような表現方法を学んでいます。また、研究の発表会では自分の発表だけでなく、他の学生の発表からも学んでいます。自分とは違う発表の仕方やレポートの書き方を発表の場で学べることも貴重な体験です。お互いに学び合う経験は、研究以外の面でも役に立つと思っています。将来は大学院に行きたいと思っていますが、大学以降の発表時のスキルにも繋がっていくと思います。
受験生へのメッセージをお願いします!
すでに興味のある分野があって、YCUでそれを学ぶために来た人はもちろん、入学してから研究対象を決めて研究をしてみたいと思う人にも、YCUの「理数マスター育成プログラム」はとても有効です。恵まれた環境の中でのびのび学びたいなら、ぜひともおすすめします。目標に向かってがんばってください!



研究したいテーマを見つけたら
実践的授業で一歩を踏み出す
YCUのどんなところに魅力を感じて入学を決めたのでしょうか?
また、入学後にはどんな印象を受けましたか?
比較的小規模な大学で、先生方と身近な関係を築きながら幅広く専門知識を学べるところがいいなと思っていました。将来進みたい方向に合わせてきめ細かいプログラムが組まれ、キャリアを築くサポートをしてくれる大学だと感じていました。公立ということもあり、地域社会への貢献を大切にしつつ学生が主体的に学び成長できる環境を整えてくれるのも、入学の決め手でした。
入学してみると、中学・高校では決まった知識をインプットするような学びが中心でしたが、ここでは自分たちが主体的に発見し、何かを作る、知識を「生産」する場だと実感します。その上で先生方の講義によって知らなかった新しいことに興味を広げていくことができる。私の知的好奇心を刺激してくれるありがたい学びの場です。
現在、学んでいることについて教えてください!

主に、植物の持つ機能について学んでいます。とりわけ遺伝子、植物ホルモン、微生物といった分野は奥が深く、講義を受けるたびに新しい発見や知識のアップデートができるのが魅力ですね。実家は山形の果樹農家なので、植物が育つ過程を見たり、育てるための作業を日常的に教えてもらったり、植物に親近感がわくように育てられたように思います。だから自然と、大学で植物の研究がしたいと思うようになりました。ただ、大学在学中という限られた期間で研究するとなると、私の興味があるさくらんぼやりんごは育成に時間がかかる樹木なので、研究にも時間がかかり難しい。そこで、アブラナ科のシロイヌナズナなど成長サイクルの早い植物を使って研究を進めています。YCUの舞岡キャンパスには、木原生物学研究所があり、そこで行われているコムギの研究に刺激され、自分の研究の参考にすることもあります。
課外活動で打ち込んでいることはありますか?
漫画研究会に所属しています。月に2回ほど対面活動があり、仲間と創作やレクリエーションを楽しんでいます。コミックマーケットへの出店もしています。また、アプリの「Discord」を利用してコミュニケーションを取ったりして、“オタク”の自分にはとても居心地のいい空間です。
ところで、ライトノベルシリーズ『青春ブタ野郎』(鴨志田一・著、KADOKAWA電撃文庫、2014年~)は登場人物が金沢八景にある市立大学に通うのですが、どうやらYCUの金沢八景キャンパスがモデルではないかと言われています。サブカルアニメ漫画が大好きな私としては、この環境は本当にたまりません(笑)。YCUへの進学の決め手として『青春ブタ野郎』の存在は大きいです。
YCUでの学びを今後、どのように活かしていきたいですか?
大学で専門知識を深め、それを地域の課題解決や発展に役立てられればと思っています。理学部の専門科目で、「臨床概論・疾病病態学」という医学系クラスターの授業があって、地域特有の健康状況などを通して横浜の課題を考えていくのですが、こうした授業をきっかけに、地域にお返しをする方法を考えていきたいと思います。また、山形の実家に何ができるかも考えたいです。果樹農家の実家のために、大学で植物を学んでいることをどう活かし献していけるのか、じっくり考えていきたいと思います。
受験生へのメッセージをお願いします!

まずは目の前にある課題を意識してください! 受験という大きな山場にもマイルストーン(中間目標)を置けると思いますので、大きな山を見つめてため息をつく前に少しずつ小さな目標をクリアしていってください。つらい時には一度休むのもいいでしょう。焦らず着実に歩みを進めてください。ここにたどりつけば、個性豊かな教授陣が探求心を手厚くサポートしてくれます。YCUのキャラクター、ヨッチー も待っていますよ!



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(2024/05/23)