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理学部 学生の声

理学部で学ぶ学生に、YCUに進学した理由や、理学部で学んでいること、キャンパスライフなどについてインタビューしました。ひとりは「膜タンパク質」などのメカニズムに興味を持って理学部に進んだ梅澤遥佳さん、もうひとりは材料関係分野に深い関心を抱く林大雅さんです!


生命医科学の研究をもっと深めていきたい


YCUのどんなところに魅力を感じて入学を決めたのでしょうか?

高校の生物の授業で、「生体膜を隔てた物質の濃度差が、生物の体内で起こる化学反応のエネルギー源になっている」と知り、感動しました。この濃度差の形成や、膜を利用した反応に関わる膜タンパク質の研究がしたくて理学部志望を決めました。中でもYCUには膜タンパク質をテーマとする研究室がいくつもあることにひかれました。ただ、私は筋肉やケガの研究にも興味があり、入学当初から研究テーマを絞り込むことに迷いがありました。YCUでは、1年次には物理、化学、生物の基礎を学べる講義や、様々な教授から最先端の研究について話を聞ける講義があり、知見を広げてから専門性を高めることができます。それも進学の大きな理由でした。


現在、学んでいることについて教えてください!

早期研究を行うための「理数マスター育成プログラム」に参加し、インフルエンザウイルスと創薬に関する研究をしています。ウイルスはヒトの機能を借りて増殖します。構造解析によってこの増殖の仕組みの一端を明らかにすることで、新たな薬の開発に役立てたいと思っています。また、講義では生物の体内での糖の働きや構造を学ぶ「糖鎖生物学」が面白いですね。糖鎖には設計図がなく、タンパク質によって合成されて、結合した分子の構造維持や管理、情報伝達といった重要な機能を果たすところが興味深いです。糖鎖はインフルエンザウイルスの感染や放出にも深く関わっており、タミフルやイナビルなどの薬は糖鎖と関連するタンパク質を標的としています。しかし、ウイルス表面に存在する糖鎖には変異が生じやすいため、薬剤耐性ウイルスが流行したら既存の薬が効かなくなり、新型コロナウイルス感染症のように厳しい状況になるかもしれません。だからこそ、新しい抗インフルエンザ薬の研究が求められるのです。


課外活動で打ち込んでいることはありますか?

小さい頃からずっとバレエとピアノを続けています。大学ではダンスサークルに所属し、歌詞を踊りで表現することをテーマにR&BやHIPHOP、K-POP、Hulaなどさまざまなジャンルのダンスに挑戦しています。ゴスペルダンスの大会に出ることもあります。規模の小さいサークルですが、それだけに仲間との絆は強く、それぞれの個性を尊重して互いに支え合い、教え合って活動していて、とても充実した時間を過ごせます。


YCUでの学びを今後、どのように活かしていきたいですか?

YCUでは1年次に英語や理数分野を幅広く学び、2年次には分子細胞生物学、構造生物学など生物学の専門的な内容と、基礎的な医学を学びました。今後は構造解析手法などの先端的な技術を学び、自身の知識を深めつつ、生命医科学の研究に励みたいです。YCU卒業後は大学院に進学し、引き続き研究活動に専念したいと考えています。


受験生へのメッセージをお願いします!

大学に入学する前から、学びたいことや将来についてしっかり決めておかなければならないと考える人もいるかもしれませんが、YCU理学部では入学後に自然科学の幅広い講義を受けながら、自分のやりたいことを探すことができます。医療や創薬、農業・産業の土台になる基礎研究に興味があるならば、一度YCUの理学部の研究をチェックしてみてください。





最先端の研究や先輩の姿にいつも刺激を受ける


YCUのどんなところに魅力を感じて入学を決めたのでしょうか?

昔からものづくりが好きで、特に新しい「材料」が登場することで、新しい製品が生まれたり、世界が大きく変わったりすることに興味がありました。志望校を選ぶにあたり、YCUの研究室のホームページをチェックしたら、有機系から炭素系まで、面白そうな研究内容ばかりでした。また、理学部にも、留学できる環境が用意されていることに魅力を感じて、「ここならいろんなことに挑戦できる」とYCUへの入学を決めました。


現在、学んでいることについて教えてください!

学部の学びとしては、1年次は基礎的なことが中心でしたが、2年次から専門性が出てきて、物理や化学など、材料関連の授業を中心に学んでいます。専門科目では20~30人ほどの少人数授業になるため、教授に親身になって教えていただけます。特に物理系の科目では数式を理解するだけでなく、その数式が何を意味するのか解釈を行う必要があるため、教授に気軽に質問できる環境がありがたく、学んでいてとても楽しいです。また、先端研究に携われる「理数マスター育成プログラム」も受けていて、研究室の先輩に実際に教わりながら、現在はセルロースナノファイバーに関する実験を行っています。定期的に研究報告や発表を行うのですが、先輩方や同期の研究や発表方法を見ると、そのわかりやすさにとても感化されます。


課外活動で打ち込んでいることはありますか?

柔道部に所属しています。小学生の頃にやっていたものの、やはりそう簡単ではなく、身体作りから必要ですね。月に2回ある昇段審査会や、年に4~5回行われる大会に出場していて、それらを目標に稽古に励んでいます。2年次の春に黒帯を取ることができたので、さらに上を目指して精進したいです。部活では、先輩と知り合いになれるし、他学部との交流が持てる点もメリットですね。また、練習試合などで他の大学の学生とも交流が持てます。


YCUでの学びを今後、どのように活かしていきたいですか?

今はセルロースナノファイバー以外にも、カーボンナノファイバーや高分子系の材料など興味がどんどん広がっています。卒業後は材料系の大学院に進学して、関連する基礎研究に携わりたいです。YCUでは専門分野のみならず、地学や生物、医学系の科目、さらには海外留学などを通して、様々な知識や実験方法、考え方や人脈を得ることができます。実際に研究室では、学んだことを活かして有意義な研究を行っている先輩方が大勢います。自分もそのように、幅広く学んだことを活かして、研究を続けたいと考えています。


受験生へのメッセージをお願いします!

YCUでは他学部との距離も近いので、自分の専門分野とは異なる勉強をしている友人や先輩を作ることができ、自由で充実した大学生活を送ることができます。また、大学からのサポートも手厚く、目標に向かって強く突き進むことができると思います。受験期間中は、つらいと感じることもあると思いますが、楽しい大学生活を思いながら、頑張ってください! 応援しています!

「ヨコ知リ!」アンケート(締め切りました)

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(2023/10/13)

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