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医学部看護学科 学生の声

ここでは、医学部看護学科で学ぶ2名の学生と、1名の卒業生をご紹介します。グローバルな看護の学びにも熱心な田村百花さん、患者さんへの寄り添い方を日々模索する三宅春歌さん、そして、この春に現場の看護師としてスタートを切った久保美月さんです。彼女たちに、YCUに進学した理由や、学んでいることなどについてインタビューしました!


国際的な視野を持ち、地域からも学ぶ


YCUのどんなところに魅力を感じて入学を決めたのでしょうか?
また、入学後にはどんな印象を受けましたか?

母が看護師をしていたので、もともと医療関係の仕事に興味がありました。自分が就きたい仕事として考えるようになったのは、小学生の時にYCUの附属センター病院に入院したのがきっかけです。それから高校生の時に参加した看護体験を経て、看護師を目指すようになりました。看護学科がある4年制の大学を探していたのですが、医療分野だけでなくさまざまな人と関わりたいと考えていたため、総合大学であるYCUに魅力を感じました。また、海外研修やフィールドワークなどの国際教育が充実しているので、看護学科でも好きな英語をしっかり勉強できるというのもYCUを選んだ大きな理由です。
入学してからは、勉強やサークル・部活に熱心な人が多く、みんなで助け合って頑張ろうという雰囲気も魅力のひとつだと感じるようになりました。


現在、学んでいることについて教えてください!

2年次の前期までに基礎領域を終え、後期からは各領域についてより詳しく学んでいます。1年次の頃や前期に比べ、アセスメントや計画の立案について自ら考えて実施する機会が増えました。日本・海外の保健問題について、英語でグループディスカッションを行うハワイプログラムにも参加しています。トピックは毎回先生から伝えられ、ディスカッションまでの1週間でそれについて調べたり考えたりします。ほかにも、オンラインで受けたフィリピンのフィールドワークでは、現地の学生と交流する機会も得ました。発展途上国では衛生環境が不完全な地域も多く、想像していた以上に格差があります。これまで国際的な保健問題や医療、看護について関心を持って調べていなかったので、もっと調べていこうと思うきっかけになりました。 また、地域看護方法論では大学周辺の地域に出向いて情報を集め、保健問題を見出し、それに対して課題解決策の立案を行いました。もともと興味があった分野でしたが、実際に地域の課題に対して解決策を立案するうちに想像がふくらみ楽しかったです。ほかの学生のさまざまなアイデアを聞くこともでき、視野が広がりました。


課外活動で打ち込んでいることはありますか?

医学部の水泳部のマネージャーをしています。基本は週3回、金沢八景キャンパスのプールで活動しています。マネージャーの主な仕事はタイムの計測・記録や合図出しなどです。夏には東医体(東日本医科学生総合体育大会)があり、応援だけでなく、大会記録の管理なども行いました。あたたかい雰囲気で、部活のみんなと話す時間は何より楽しいです。


YCUでの学びを今後、どのように活かしていきたいですか?

YCUではさまざまな講義で国際的な保健問題や国際看護に関することを学ぶことができます。一方で、横浜市の大学として地域に密着した講義をも多数あります。そのおかげで、保健問題に対してミクロな視点とマクロな視点の両方から考えることができるようになりました。今後看護職として活躍する上でも、そのように色々な視点から物事を捉えられるようになりたいです。


受験生へのメッセージをお願いします!

受験勉強をしているときは不安でいっぱいだと思いますが、大学生になると高校生のときに比べて、たくさんの人と関わり、さまざまな経験をすることができます。特に1年次は他学部の学生と授業を受ける機会も多く、それはYCUのいい部分だと思います。今自分の周りにいる人との関わりを大切にするとともに、大学でのたくさんの人との出会いを楽しみにしながら受験を乗り越えてほしいです。応援しています。





患者さん一人ひとりに寄り添える看護師を目指す


YCUのどんなところに魅力を感じて入学を決めたのでしょうか?
また、入学後にはどんな印象を受けましたか?

小さい頃から医療を通して人を助けたり、役に立つ仕事がしたかったんです。高校生の時、一日看護体験に参加したことがきっかけで、医療の知識や技術を使って患者さんの力になれる看護師になりたいと思いました。YCUは総合大学であるため、他学部の学生と交流し、自分の視野を広げることができて、附属病院が2つあるので、実習環境が充実していることが魅力でした。横浜が地元なので、自宅から通えることも大きかったですね。 入学すると、コロナ禍でオンライン授業だったものの、共通教養科目でのグループワークなどで、ほぼ全学部の人と知り合えました。


現在、学んでいることについて教えてください!

2年次後期の「成人看護方法論Ⅰ」では、糖尿病など慢性疾患について学んでいて、現場で実際に働いている認定看護師や専門看護師の講義を聞きました。実務での具体的な事例を知ることができて、将来働く場面をイメージすることができました。3年次の後期からは、臨床実習が始まり、実際に患者さんを受け持たせていただき、看護を実践しています。患者さんの価値観や取り巻く環境などについて多角的に捉えながら、個別性のある看護について学んでいます。それまで学んできた知識や看護技術を活かしながら、その人らしく生活を送れる支援とは何か、ということを考え、患者さんに寄り添うことが大切だなと感じます。


課外活動で打ち込んでいることはありますか?

東洋医学研究会に所属し、1~2週間に1日ほど活動しています。医学部ならではのサークルに入りたかったし、普段、風邪をひいた時など漢方を飲んでいて身近に感じていたので、勉強したいと思ったのが理由です。リラクゼーションの手技療法である柔軟操法、漢方薬、アロマテラピー、陰陽五行説などの漢方医学について楽しく学んでいます。アロマサシェやアロマキャンドルなども作成しました。


YCUでの学びを今後、どのように活かしていきたいですか?

これまでの講義や実習を通して、「その人らしさ」を大切にしながら看護を展開していくことが重要であると学びました。患者さんにはそれぞれ違った考え方や価値観、生活背景などがあり、それらを踏まえた支援が必要であると考えています。そのためには学んだ医療の知識をベースとして、患者さんとの関わりを通して多角的に捉え、必要な支援や患者さんに寄り添った看護を提供できるように活かしていきたいと思っています。患者さん一人ひとりに寄り添って、一緒に考えていける看護師になりたいです。


受験生へのメッセージをお願いします!

YCUでは海に囲まれたのびのびとした環境の中で、切磋琢磨し合える素敵な仲間や、丁寧に指導してくださる先生方とともに、楽しく充実した大学生活を送ることができます。受験勉強は大変なこともあると思いますが、思い描く目標に向かって、あきらめず頑張ってください! 応援しています!





多忙な業務において支えになるYCUの学び


YCUのどんなところに魅力を感じて入学を決めたのでしょうか? また、入学後にはどんな印象を受けましたか?

福浦キャンパスに病院が直結していて、医療・看護を学ぶ体制が整っています。また、附属の病院は2カ所あり選択肢が多く、学べる内容も濃いことが魅力的でしたね。また、看護学科の1学年の学生数は100人程度。全員が顔見知りで、実習の班がわかったときもスムーズです。大学って大教室で先生がマイクを持って講義、というイメージですが、YCUではほどよくこぢんまりしていて、先生が学生に一対一で質問に対応してくださる。先生方が学生を覚えてくださって声をかけてくれるのがうれしいし、それが学びの意欲にもつながりました。


YCUで学んだことについて教えてください!

全学年で実習があり、3年次の後期と4年次の前期には病院での実習を行いました。成人、小児、母性看護や老年看護、領域別の実習のほか、4年次では周術期の急性期医療や、病院に来られない方の自宅に訪ねていく訪問看護も体験しました。どの実習も2~3週間のカリキュラムです。3年次では精神科の患者さんの対応もありました。心の健康を失い、あまり会話ができない方にどう接していいのか悩みましたが、黙って隣に座っているだけで、寄り添い看護をしていることになるのだと学び、それが印象に残っています。 ゼミは老年看護学を選び、先生方には親身に指導していただきました。卒論は「患者のマスク着用で生じる看護師のフィジカルアセスメントの困難感とアセスメントの工夫」がテーマです。病棟の看護師さんにインタビューをし、コロナ禍前後のマスク着用ありなしで、高齢者の看護にどんな困難があったかを聞きました。症状以外の部分、表情や口の動きなどが看護に大きく影響することがわかりましたし、口元の衛生面の観察にも困難が生まれます。患者さんのマスク着用時に、看護師は何を注視すべきかも考察しました。


課外活動で打ち込んだことはありますか?

3年次で引退しましたが、1年次からずっと、医学部男子バスケットボール部のマネージャーをしていました。週2~3回の練習や大会に同行し、プレイヤーのサポートをしたり、スコアを書いたり、動画を撮ったりしていました。自分自身が高校時代プレイヤーだったので、最初は部員のプレイにばかりに注目していましたが、次第に部員の体調や心の動きなどに注目できるようになりました。また、委員会活動として、催事委員会の代表をしていました。主に卒業時の寄贈品やお礼状などの手配や制作を担いました。16人の委員をまとめることに悩みもありましたが、こちらも先生方がサポートしてくださり、心強かったです。


YCUでの学びを今後、どのように活かしていきたいですか?

この4月から横浜市立大学附属市民総合医療センター高度救命救急センターの救命後方病棟に配属となりました。高度救命救急センターへの配属を希望したのは、あえて難しいところに行って、看護師としての知識や経験を高めたいという思いから。講義での学びや実習での経験はすべて今後に直結すると思いますが、特に忙しくて余裕がない時こそ、YCUで学んだ、患者さんを「ひとりの生活者として尊重する視点」を大事にしたいですし、患者さんの長い人生の中のできごとに関わっているという基本を忘れずにいたいと思っています。


受験生へのメッセージをお願いします!

志望校を決めるにあたって緊張したり怖くなったりすると思いますが、「YCUに行きたい!」と思う気持ちが、受験には何よりも大事です。無理はせず、体調第一で。応援しています。頑張ってください!

「ヨコ知リ!」アンケート(締め切りました)

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(2023/10/13)

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