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医学部医学科 学生の声

ここでは、医学部医学科で学ぶ2名の学生と、1名の卒業生をご紹介します。東洋医学研究会の部長も務める大用凌太郎さん、医学とグローバルな力を日々磨く川野舞奈さん、そして抗がん剤研究の分野から医師の道へと舵を切った卒業生の瀨澤大さんです。彼らに、YCUに進学した理由や、学んでいることなどについてインタビューしました!


物事を多角的に捉えられる医師を目指す


YCUのどんなところに魅力を感じて入学を決めたのでしょうか?
また、入学後にはどんな印象を受けましたか?

幼い頃から、科学で人を救うような職業に就きたいと漠然と考えていました。高校生の頃に私の親族ががんを患ったのですが、その際、担当医の方が患者に対し親身に寄り添い、複雑な検査の話をよく噛み砕いて説明してくださいました。その姿を目の当たりにして凄いと感動し、医療に携わることを志しました。
私は小学生から高校生まで横浜市立の学校に通っており、横浜に対して強い愛着があったため、YCUへの進学を決めました。実際に入学してみると、先生方が親身になって学修の後押しをしてくださるほか、学生同士の縦横のつながりが密で、非常に充実した大学生活を送ることができています。


現在、学んでいることについて教えてください!

3年次からは2年次で学んだ基礎医学をベースに、主に臨床医学を学びます。膨大な知識量に日々圧倒されつつも、時に友人と協力をしながら楽しく学修を進めています。ひとつの疾患を複数の科目で扱うこともあり、単純に線引きすることのできない医学の奥深さを感じます。3年次では医療倫理学や疫学などの社会医学や、医学英語といった講義もあります。 好きな講義は、内分泌・代謝学や腎臓内科学、循環器内科学など、人間の内分泌について学ぶ機会のある講義です。人間が精緻なシステムで制御されていることを実感しますし、その精緻さゆえに、一度障害を受けると多様な症状を呈するということが興味深いです。


課外活動で打ち込んでいることはありますか?

東洋医学研究会に所属し、3年次は部長を務めていました。活動は週1回ほどで、漢方薬の試飲などを通して和気あいあいと活動を行っています。漢方では、例えば風邪で熱が出るという症例に対しても、「この人は汗が出ているから体のバランスがこう崩れている、だからこの薬」、「汗をかいてないからこの薬」という感じで、診察を通して患者さんの状態を総合的に捉えようとする傾向があり、西洋医学との違いを感じて惹かれます。また、2022年から医学祭のYokohama Medical Festivalを再開できたので、オリジナルの柔軟操法を出店しました。


YCUでの学びを今後、どのように活かしていきたいですか?

将来は神奈川県内で臨床医として、内分泌の領域の診療に携わりたいと考えています。講義や課外活動ではひとつの物事を多角的に捉える姿勢や、様々な人とコミュニケーションを取りながらチームリーダーとして企画を成し遂げる力を培いました。これらの経験をチーム医療に大いに活かしつつ、患者さんやご家族の気持ちに寄り添うことのできる温かみのある医師を目指しています。また、患者さんをいろんな面から見ることを大事にしたいので、さまざまな知識のつながりが必要となってきます。そのため、まだ座学も続きますが、それぞれの知識の関連性を意識しながら、学修していきたいと思います。


受験生へのメッセージをお願いします!

大学で医学を学んでいると、高校で得た数学、英語、化学や物理の知識が活きていると感じる場面が多々あります。受験勉強は辛いこともあるかと思いますが、その経験も含めてひとつも無駄になることはありませんので、ぜひ数年後の自分の学びにつなげるつもりで頑張ってください。





医師として人として大切なことを学ぶ日々


YCUのどんなところに魅力を感じて入学を決めたのでしょうか?
また、入学後にはどんな印象を受けましたか?

両親がともに勤務医という家庭に育ってきたので、幼いころから「医療」の世界はとても身近なものでした。また、インターナショナルスクールの幼稚園に通っていたこともあり、さまざまな国の人と触れ合ってきた経験を活かしつつ、医学において世界に貢献できるような人間になりたいという想いをいつしか抱くようになりました。YCUを志望したのは、医学を深く、しかもグローバルに学ぶことができるというところと、いろいろな学部があるところに惹かれたからです。実際、1年次の教養ゼミなどで他学部の人たちと交流を深めることができたのは貴重な経験になりました。どうして医師を目指すのかを改めて見つめ直すきっかけにもなったと思います。


現在、学んでいることについて教えてください!

YCUでは医学そのものに焦点を当てるのではなく、いつも患者に寄り添える医師として必要な精神力や、困難な課題に対応できる思考力、国際化が進む未来を見据えたコミュニケーション能力など、「医学」を多角的にとらえ、学ぶことができる環境が用意されています。 例えば、英語での学術発表や論文の抄読方法に関してアカデミックな英語に触れながら学ぶAPE(Advanced Practical English)では、英文の医学論文をグループで考察・発表するという貴重な経験をしました。 2年次では座学のほか、神経解剖・組織学・生理学などの実習を通して基礎医学を学んできました。


課外活動で打ち込んでいることはありますか?

週に2回、バレーボール部の活動に参加し、学年や学科の垣根を越えた交流の輪を広げています。また、「解剖道場」という課外活動にも参加していて、内臓逆位といった少々特別なご遺体を解剖させていただくこともあり、興味深いです。普段の解剖実習とは異なり、人体について新しい切り口で学ぶ機会が得られます。CTなどの画像診断の講義もあり、スキルを磨いています。 また、もともと小児科医にも憧れていたので、小児病棟に入院中の子どもたちを支援するボランティア「one by ONE」や、特別支援を必要とする中高生の学習支援ボランティアに参加しています。この活動では、人として相手の気持ちに寄り添うことの大切さを改めて感じています。


YCUでの学びを今後、どのように活かしていきたいですか?

YCUの医学部では、実際に世界の最先端の現場でご活躍される先生方から医学における想像力を育むことの重要性を学びました。目の前の状況や資料から何をどう読み取り、どう展開していくのかを自らの頭で考えることの大切さです。 また、私は高校生の頃にカンボジアのスタディツアーに参加して、現地の社会状況などに触れた時から、「私が国際的な立場で活動をして、世界の医療格差を少しでも是正できればいいのに」と思うようになりました。国際的な場でも新しい視点やアイデアを示すことができるような医師になれるためにも、環境が整うYCUで英語力にさらに磨きをかけ、世界のさまざまな背景を持つ人々との交流を重ねていきたいと考えています。


受験生へのメッセージをお願いします!

大学受験では、私自身、他人との競争や自分の弱点に思い悩むこともありました。しかし、自分の強み、他者から学ぶべきところ、将来自分は社会に何を還元できるのか、など人間としてさまざまな発見ができました。自分の描く将来のイメージを具体化し、実現するための環境がYCUにはあると思います。国際的な医療にしても、地域医療にしても、それぞれ目指したい道が開かれていると感じています。受験勉強の日々はつらいこともあるかもしれませんが、夢の実現に向けた人生における大きな成長のチャンスととらえてほしいと思います。





培ったコミュニケーション能力をチーム医療に活かしたい


YCUのどんなところに魅力を感じて入学を決めたのでしょうか? また、入学後にはどんな印象を受けましたか?

医学部入学以前は他大学の理工学部化学科に在籍し、抗がん剤合成をはじめとする有機化学を専攻していました。研究を続けるなかで、患者さんの臨床症状や治療経過といった臨床面に興味を持ち、医学を志すようになりました。YCUを選んだのは、基礎研究、臨床研究ともにレベルが高く、より深く勉強できるチャンスが多いところに惹かれたからです。 実際に入学してみて、YCUの魅力のひとつは、多くの教育熱心な先生が学生を丁寧にサポートしてくれることだと思いました。先生方は病院での業務などでお忙しいにもかかわらず、積極的に学生に声をかけてくれます。そういう点でも、医学に対する向上心を刺激する環境が整っていると感じています。


YCUで学んだことについて教えてください!

5、6年次では、臨床実習を経験しました。臨床実習では先生の指導の下で、学生もチーム医療の一員だという自覚を持ち、患者さんから学ぶ姿勢と能力を身につけていきます。患者さんとのコミュニケーションや疾患に対するアプローチなど、実際にベッドサイドでしか学べないことが多く、大変勉強になりました。もちろん困ったことや、わからないことも少なくないですが、そういうときにも先生がすぐにフォローをしてくれたので、安心して安全で充実した実習ができました 講義では特に消化器内科学が好きでした。消化器内科学では感染症や腫瘍、膠原病など幅広い分野を取り扱います。ひと口に消化器内科学といっても、疫学や、臨床症状、血液データや内視鏡などの検査所見、治療方法は多種多様であり、講義を受けるたびに新たに学ぶことが多く、非常に刺激的に感じました。また、画像所見を読む際にはそれまでの解剖学の知識も必要になったため、多くの学んだ知識を活かせる点が興味深く感じました。


課外活動で打ち込んだことはありますか?

医学部バドミントン部に所属し、週2~3回、福浦キャンパスの体育館で基礎練習や試合形式の練習をしました。私を含め、YCU入学後にバドミントンを始める人も多くいたのですが、そういう人でも上達できる環境が整っていたので、6年次まで楽しく活動をすることができました。 また、医学英語の勉強にも力を入れていました。米国の臨床医となることを目標にして勉強をして、米国医師国家試験の3段階の1段階目であるUSMLE STEP 1に合格することができました。難しい試験でしたが、そうした挑戦をすることで充実した学生生活を過ごすことができました。


YCUでの学びを今後、どのように活かしていきたいですか?

YCUではレベルの高い学びができるだけでなく、学業や課外活動を通して、周りの人と協力する力など、医師にとって必要不可欠な能力を身に付けることができます。初期研修医になると、チーム医療ではより多くのスタッフとのコミュニケーションが求められます。患者さんに良質な医療を提供できるように、YCUで培ったコミュニケーション能力を活かしていきたいと考えています。


受験生へのメッセージをお願いします!

YCU は縦と横の仲の良さが自慢の大学です。また、同級生間では勉強会や実技の練習会をするなど、切磋琢磨できる環境も整っています。先生には教育熱心な方が多く、些細な質問にも真剣に答えてくれます。このような恵まれた環境で6年間を過ごすことができて良かったです。大学受験では大変なこともあると思いますが、楽しいキャンパスライフを想像して、もうひと頑張りしてください。一緒に仕事ができる日が来ることを、心待ちにしています。

「ヨコ知リ!」アンケート(締め切りました)

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※グッズの指定はできません。

(2023/10/13)

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