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国際教養学部 学生の声

今回登場する国際教養学部の学生は、長く憧れていた「まちづくり」を学ぶ阿久綜治さんと、ドイツ留学を予定し、こどもや青少年の住みやすい社会を研究したいという橋本みなみさん。おふたりに、YCUに進学した理由や、国際教養学部で学んでいること、キャンパスライフなどについてインタビューしました!


自分の興味がある事を深掘りし、専門性や語学力を高めたい


YCUのどんなところに魅力を感じて入学を決めたのでしょうか?
また、入学後にはどんな印象を受けましたか?

小学生の頃、祖父が住む大阪の再開発されたニュータウンを訪れた際、その整備された街の姿に魅了され、その後、高校生になるとますます「まちづくり」に興味を持ち始めました。一方で、親戚に海外で仕事をしていた人がいて、自分も英語を話せるようになって、海外へ行きたいという憧れがありました。YCUの国際教養学部は、そのまちづくりと英語を学べる珍しい学部だったので、入学を決めました。
入学後は、実際にまちづくりと英語を学べていて、興味が広がる一方です。共通教養科目では、様々な分野を選択できたので、学びの興味を広げる事ができました。また、大学の語学プログラムに参加して、カナダへ短期留学ができました。現地へ行き、英語でコミュニケーションを図ることで、英語に対する苦手意識がなくなった気がします。


現在、学んでいることについて教えてください!

都市が形成されてきた歴史や現行の制度はもちろん、行政、自治体などの取り組みや、不動産、住宅地など街を構成する事柄について学んでいます。実践的な学びをする機会もあり、都市学系の授業では、インタビュー調査を行いました。最初に仮説をしっかり立てたり、試しに知人や友人を相手にインタビューして質問事項を練ったりするなど、今後の研究に繋がる取材のノウハウも体得しました。 2年次から不動産マネジメントのゼミに所属し、戸建て、マンションの住宅地をいくつか実際に見学に行って、不動産の作り方、維持の取り組みなどについて学んでいます。


課外活動で打ち込んでいることはありますか?

特に部活などはやっていませんが、地元のパン屋さんで働いていて、それは3年ぐらい続けています。同時に、不動産屋さんで事務のアルバイトをしています。ホームページにアップする物件の写真を撮影したりしています。自分の学びとも近いので、興味深い仕事です。実はカメラも趣味で、カメラ片手に、きれいな日常の風景を撮りに出かけています。


YCUでの学びを今後、どのように活かしていきたいですか?

大学での学びは、自分が興味のある事を深掘りするのはもちろん、将来やりたい事を自分で認識するためのものだと思っています。将来は何かしら“まち”に関する仕事に就きたいと考えているのですが、まだ明確なビションはありません。現時点では、実際に様々な街に行って問題点を見つけたり、どう活性化すればよいかを考えたり、そんなことを続けたいですね。そうやって地道に取り組んでいく事で自分自身が鍛えられ、社会人になった時に、自分なりの意見が持てるような気がしています。


受験生へのメッセージをお願いします!

大学は、行動の選択幅が広がります。どんな授業をとるのか、いつ休むのか、自由時間をどう過ごすのか…様々なことを自分で決めることができます。自分がやりたいと思うことを十分にできる環境を作り出してみてください。YCUでは他の学部の科目も幅広く学ぶ事ができるし、先生たちと距離も近くコミュニケーションも密に取れるので、充実した大学生活を過ごせると思います。





YCUでの学びを土台に、新たな研究分野に取り組みたい


YCUのどんなところに魅力を感じて入学を決めたのでしょうか?

まちづくりと国際文化・社会に興味があり、両方学べるYCUへの入学を決めました。 まちづくりに興味を持ったのは小学5年生の頃で、子どもたちが仮想の都市で働いたり、仮想通貨でお買い物をしたりということができる、NPO主催の「こどものまち」というイベントに参加したことがきっかけです。この体験によって、まちづくりを学んでみたいと思ったと同時に、「こどものまち」の発祥の地であり、市民参加のまちづくりが進んでいるドイツへの興味も膨らみました。ドイツ語を習得してドイツへ留学し、ドイツ語の文献調査や現地の人からも直接話を聞いてみたいと思うようになり、ヨーロッパ文化や社会についても興味を持ちました。自分の興味のあるまちづくりと、第二外国語のドイツ語も学べて、留学もできて、国際文化系の授業も取れる。そんな風にすべてを学べるのはYCUの国際教養学部だけでした。実際に入学してから、多くの目的が叶えることができています。


現在、学んでいることについて教えてください!

現在は都市学系のゼミに所属して、「市民まちづくり」を専門としています。特に好きな講義は「横浜の都市づくり」という講義で、横浜市各部局の職員の方や、ディベロッパー、NPOなどの市民活動家、設計事務所の方などが毎週ゲスト講師として来校し、横浜の課題や現在の取り組みを学ぶことができます。横浜のまちづくりについて、いろんな立場の視点から話を聞くことで深く知ることができるし、まだ公式発表されていない未来の姿などもイメージできてとても楽しいです。また、YCUは金沢シーサイドタウンに「並木ラボ」という地域活動拠点を設置しています。私のゼミではそこで地域の人が集まるイベントを企画して実行したり、子どもたちの放課後の居場所となるフリースペース事業を学生主体で運営したりしています。現地に出て、実際に地域の方や子どもたちと接することができ、とても良い刺激になっています。


課外活動で打ち込んでいることはありますか?

ワンダーフォーゲルサークルで、およそ2ヶ月に1回の頻度で山登りをしています。高山の登山は、雪の残る坂道を登って視界がホワイトアウトしたり、いつ終わるかわからない急道を登り続けたりなど、キツい時間もあるのですが、それを乗り越えて頂上に達し、視界がバーッと開ける瞬間はまるで別世界に入ったようでとても感動します。また、サークルは結成60年ほどになりますが、結成当時のOBの方と年に1度食事会をしたり、遠方に住んでいるOBを訪問し一緒に山登りをするなど、現役のメンバーだけでなく世代の異なるOBとの交流も、価値観を広げてくれています。


YCUでの学びを今後、どのように活かしていきたいですか?

日本では、まだ子どもや青少年が社会に声を届ける場がない、ということを課題として捉えています。例えば、横浜の市立中学校では学校給食が選択制となっていますが、その政策決定は大人だけで決めてしまっていて子どもの意見が反映されていません。ドイツなら青少年議会という、市議会議員などに政策について質問したり提案したりできる機会が設けられています。日本でもそういうものがあればもっと若者たちの声が社会に届くのに、と感じています。今後は、ドイツに1年間交換留学をして、こども・青少年育成事業に取り組む団体の調査や、こども参画のまちづくりを行なっている市民団体でのインターンを計画しています。その後、社会におけるこども・青少年の参画の効果を研究するために大学院へ進学し、将来はこども・青少年の権利保護のために動く機関・団体で働きたいです。


受験生へのメッセージをお願いします!

将来就きたい職業など分からないのに、大学の学部を選んでしまって良いのだろうか?と高校生の私は思っていました。ですが、この学部にはさまざまな研究分野の先生方が所属しています。教養学系だと法や言語学、国際文化、アジアやヨーロッパを研究されている先生や、男女平等や人権を専門とする社会学、英語を教えることについて研究する先生や、教育学も哲学も文化史の先生もいます。一年次に幅広い領域の入門講義を受け、興味のある分野を見つけてから都市学系と教養学系のどちらに進むのかを決めることができるため、納得のいく選択ができると思います。 受験勉強は大変だと思いますが、乗り越えてぜひYCUへ入学してください!

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(2023/10/13)

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