YCU 受験生ポータルサイト 横浜市立大学

YCU 受験生ポータルサイト

データサイエンス学部 学生の声

「統計学」や「情報科学」を専門的に学び、膨大なデータから社会的価値を創造できる力を育てるデータサイエンス学部。今回は、データサイエンス学部で学ぶ2名の学生をご紹介します。ひとりは、eスポーツの分野にデータサイエンスを応用することを目指す野田達也さん。もうひとりは、これまでの学びを通してデータインフラの分野に興味を抱いているという髙尾楓さん。そんなおふたりに、YCUに進学した理由や、現在、学んでいることについてインタビューしました!


自分の学びでeスポーツの発展に寄与したい

YCUのどんなところに魅力を感じて入学を決めたのでしょうか? また、入学後にはどんな印象を受けましたか?

高校3年生になっても志望校が決まらず、手当たり次第にオープンキャンパスに参加していたところ、データサイエンス学部のことを知り、「日々、蓄積される膨大なデータから新たな社会的価値を創造する」というコンセプトに惹かれて志望しました。ちょうど私が入学した頃に新型コロナウイルスが流行り始めたため、基本的にはオンライン授業でしたが、データ解析の手法を教わるだけでなく、それを使って実際のデータを分析する機会も設けられていたので、学んだことが社会の中でどのように活きているのか実感しながら学ぶことができています。データサイエンス学部は、1学年60人程度と他学部と比べて学生数が少ないこともあり、先生と学生の距離が近いことも魅力のひとつだと思います。プログラミングの授業で機材の使い方がわからなかった時には、授業後に丁寧に教えていただいたこともありました。


現在、学んでいることについて教えてください!

まだ2年次なので、「python」や「R」、「SAS」などの統計ソフトを使ったデータの整理方法や、整理したデータの解析方法といった基礎的なことを学んでいる最中です。3年次からは、より実践的な学びが始まるので、楽しみにしています。


課外活動で打ち込んでいることはありますか?

データサイエンス学部の学生に向けて、マイナビとYCUが共同で開発した「DSCC」という自由参加のプログラムに取り組みました。私が参加したときには、セコムから出された「新しい日常を生み出す」というテーマに沿って、4人1組のグループで新しいサービスを発表するという内容でした。考案するサービスについては、自分たちで見つけた具体的な課題を解決できるものにするとともに、ある程度は利益が出るものにするというルールがあったため、日々の学びを社会の役に立つように実践する機会になったと思います。


YCUでの学びを今後、どのように活かしていきたいですか?

既にスポーツの世界では、選手のデータ分析が、ポジションの割り振りや戦術の選択、相手選手の傾向対策などに幅広く活用されています。私が考えているのは、これをeスポーツに応用することです。微積分学の先生が、「スポーツをデータサイエンスする」という研究に取り組まれていて、授業でその話を聞いたときに、世界各国と比べて日本が遅れをとっているeスポーツにも応用できるのではないかと思いました。そのためにも、まずは既存の技術や理論について学びを深め、将来はYCUで得た知見を活用してeスポーツの発展に寄与したいです。


受験生へのメッセージをお願いします!

YCUでは文系と理系が同じキャンパスに通うため、同じ授業を受ける機会も多いです。そのおかげで、自分自身の専門分野とはまったく別の勉強をしている友人をたくさんつくることができます。このことは大学生活を充実させるだけでなく、社会に出てからも大きな助けになるはずです! YCUを目指すみなさんと同じキャンパスで学ぶ日を楽しみにしています。


理論を学ぶ大切さに気付かされた


YCUのどんなところに魅力を感じて入学を決めたのでしょうか? 
また、入学後にはどんな印象を受けましたか?

高校生の頃、情報科目の授業で、表計算ソフトを動かす「マクロ」の役割を知る機会があり、プログラミングに興味を持ちました。国公立の大学でプログラミングを学べるところを探していて、YCUのデータサイエンス学部のことを知りました。キャンパスがとてもきれいで魅力的だったし、「データサイエンス」という英語の学部名にも先進的な印象を受け、志望しました。
入学前は、大学に入ったらひたすらプログラミングの実装を学ぶのだろうなと思っていたのですが、実際、1年次では微分積分、線形代数、離散数学、統計学など、プログラミングの基礎となる理論が中心で驚きました。2年次から、やっとプログラミングを始めると、「ここであの理論が使われるのか」など奥深い気付きがあり、理論を学ぶ重要性がよく分かりました。


現在、学んでいることについて教えてください!

2年次からは、データ解析を行う授業が多くなります。整理整頓されたデータを渡され、解析して説明するというまだ初歩的なものですが、より実践的な学びがメインとなります。同時に、プログラミング演習の授業では、「あの数式をここで使ってみよう」など、学んだ理論を実践する機会が増えています。3年次以降は、さらに細かく専門分野が分かれるので楽しみです。


課外活動で打ち込んでいることはありますか?

空手部に所属しています。本来は週4日の活動なのですが、コロナ禍で今は基本週2日です。きっかけは、2020年にコロナ禍が始まった当初、1カ月近くも家にこもることとなり、体を動かしたい!と思い、ほぼ勢いで入部しました(笑)。学部も学年も違う人が集まるので、様々な話が聞けて楽しいです。また、子どもから高校生ぐらいまでを対象にした、プログラミング教室でアルバイトもしています。大人からすれば単純明快なプログラミングの仕組みを、子どもに分かりやすく教えるのはとても大変で、説明能力が鍛えられます。


YCUでの学びを今後、どのように活かしていきたいですか?

この学部で学べる範囲はとても幅広いです。機械学習、データ解析、データマイニング、最適化、画像処理や音声処理、センサを使ったプログラミングなど、先生によって細かく研究分野が分かれています。自分は今、インターネットなどデータインフラについて非常に興味があります。インターネットは、世の中に存在するたくさんのサーバ同士が繋がって、情報を伝達し合っている、明確な仕組みがあります。「データリンク」とも呼ばれるデータの受け渡しについて、より深く学んでいきたいです。特に、日本のデータインフラ技術は世界に遅れをとっているので、逆に学びがいがあると考えています。


受験生へのメッセージをお願いします!

プログラミングの作業だけなら、極端に言えば誰でもできます。単に技術を学ぶのではなく、数学的な背景や、どうやって情報が伝わっているかという理論を学べることが、このYCUのデータサイエンス学部の魅力です。入学前にプログラミングの経験がなくても問題ありません。様々な分野に繋がる基礎を十分に学べます。また、高校で学んできたことが、こういう技術に使われているのか、といった関係性にも気付けると思いますよ。

「ヨコ知リ!」アンケート(締め切りました)

ご回答いただいた方の中から抽選でYCUオリジナルグッズをプレゼント! 当選者の発表はグッズの発送をもって代えさせていただきます。
※グッズの指定はできません。

(2022/7/5)

PAGE
TOP