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内視鏡部

 内視鏡部には専属医師3名、看護師7名、看護助手2名が勤務しており、内視鏡検査は消化器病センタースタッフと炎症性腸疾患センタースタッフとの混成チームによりほぼ全科の患者さんの検査・治療を担当しております。近年では検査件数が年々増加しており、平成19年度は上部消化管内視鏡検査5,349件、大腸内視鏡検査2,100件を施行しております。

 主に消化器がんを中心とする内視鏡診断や内視鏡治療を行っており、常に新しい技術を取り入れ診断・治療に反映させています。特に胃がんに対する内視鏡的切除術については近隣地域の中でフラッグシップ的施設です。ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)という新しい治療法を早くから導入し、根治性を損なわずに早期胃がんを積極的に内視鏡的切除によって治療しており、神奈川県内では胃がんに対するESDの経験数が最も多い施設です(平成20年3月現在)。

 また、以前の検査では観察困難であった小腸を検査するためのカプセル内視鏡システムもいち早く導入し、患者さんの負担の少ない小腸検査を行っております。さらに、カプセル内視鏡検査で小腸に病気が見つかった際には、ダブルバルーン式小腸内視鏡検査によって小腸疾患の診断および治療を行っており、県内では有数の検査件数です。また、Narrow band image(NBI)という特殊光と拡大観察用内視鏡スコープを用いた観察も行っており、これにより今までは早期発見が困難だった咽頭がんの早期診断にも努めております。

 従来、内視鏡検査は辛いというイメージをお持ちの方が多いと思われますが、必要に応じて適切な麻酔を用いて苦痛の少ない内視鏡検査を行っております。さらに、当院では内視鏡検査を担当する医師の中に女性医師が比較的多いことも特徴の一つであり、女性の患者さんでも大腸内視鏡検査を受けやすい診療体制を整えております。また、日本消化器内視鏡学会ガイドラインに則り、検査に使用される内視鏡スコープは一人の検査が終わるごとに洗浄・消毒を行っており、安全に検査を受けていただけます。

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