当科のご紹介
疾患別に専門外来を設け、広く皮膚科領域全般における正確な診断を提供します
当科では、帯状疱疹・蜂窩織炎などの感染症、アトピー性皮膚炎・乾癬などの炎症性疾患、蕁麻疹・重症薬疹などのアレルギー疾患、水疱症・膠原病・血管炎などの自己免疫疾患、皮膚悪性腫瘍、難治性皮膚潰瘍、遺伝性皮膚疾患に至る皮膚疾患全般について積極的に検査・診断をし、入院および外来で治療を行っております。
患者さんへ
皮膚科は、初診は紹介状が必要です。
紹介予約制外来となっておりますので、必ず紹介状をご準備いただき、ご予約をお取りください。 当院の皮膚科外来は、「新患外来」、「一般再来外来」、「専門外来」で構成されています。新患の方はまず「新患外来」にかかっていただきます。その上で、初診担当医が適宜、「一般再来外来」、「専門外来」に割り振ります。
主な対応疾患
通常の抗アレルギー剤による治療で、なかなか症状の改善がみられない方には、悪化要因としてアスピリン不耐症が隠れていないか、ストレスなど心理社会的要因の関与がないかなど悪化因子の検索を行います。慢性蕁麻疹に対しては生物学的製剤の投与や個々のケースに応じた生活指導、治療法を検討いたします。
全身性強皮症、皮膚筋炎、エリテマトーデスなどの膠原病、および血管炎の患者さんは、皮膚に症状がでることではじめて診断されることも多くあります。全身の諸臓器の状況を把握し、場合によっては他診療科と相談しながら適切な治療を行います。
有棘細胞癌、基底細胞癌などの固形癌から悪性黒色腫、乳房外パジェット病や菌状息肉症をはじめとする皮膚原発性リンパ腫まで、診断・治療を行っております。リンパ節郭清、化学療法が必要な場合は、横浜市立大学附属病院皮膚科と連携して治療に当たっております。
種々の検査を施行して発症要因を見つけて、病態に合わせた治療を行っております。糖尿病、閉塞性動脈硬化症など下肢の循環障害がある場合には心臓血管センター、内分泌・糖尿病内科、形成外科と連携して、総合的に治療を行います。
発熱などの全身症状を伴う方は、入院して抗菌薬の点滴を行います。下肢の場合、患部の位置を高くし安静を保つことも大切です。
顔面の皮疹や全身に水疱の出る汎発性の方、基礎疾患のある方は、入院して抗ウイルス薬の点滴を行います(5~7日間)。
対応疾患・診療内容の詳細
主な検査・設備機器
アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、類乾癬、菌状息肉症など、難治性の皮膚疾患に対して有効な保険適用の光線療法です。
掌蹠膿疱症、尋常性白斑、円形脱毛症などに対して有効な保険適用の光線療法です。
即時型アレルギーに対する検査法です。食物アレルギーやアナフィラキシー、薬剤アレルギーなどの原因検索目的に行っています。
遅延型アレルギーに対する検査法です。アレルギー性接触皮膚炎(かぶれ)や金属アレルギー、薬疹の原因検索目的に行っています。
診断をより正確にするため、局所麻酔をして病変のある皮膚組織の一部を採取し、病理検査を行います。
ダーモスコープという拡大鏡を使って、皮膚に分布するメラニンという色素や毛細血管の状態を調べる検査です。
施設認定
- 日本皮膚科学会認定研修施設
- 乾癬分子標的薬使用承認施設
- 重症薬疹診療拠点病院認定施設
診療実績
年間600例程度の植皮術を含めた良性· 悪性腫瘍の手術を行っています。局所麻酔の手術が中心ですが、全身麻酔の手術も行います。帯状疱疹、蜂窩織炎、丹毒の入院治療にも対応しています。
1日平均新患数 | 6.5 |
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1日平均入院患者数 | 5.4 |
手術件数(生検含む) | 608 |
皮膚悪性腫瘍切除術件数 | 53 |
1日平均新患数 | 6.2 |
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1日平均入院患者数 | 3.7 |
手術件数(生検含む) | 670 |
皮膚悪性腫瘍切除術件数 | 63 |
1日平均新患数 | 6.7 |
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1日平均入院患者数 | 5.4 |
手術件数(生検含む) | 703 |
皮膚悪性腫瘍切除術件数 | 40 |
1日平均新患数 | 9.0 |
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1日平均入院患者数 | 7.2 |
手術件数(生検含む) | 753 |
皮膚悪性腫瘍切除術件数 | 63 |
1日平均新患数 | 8.0 |
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1日平均入院患者数 | 8.0 |
手術件数(生検含む) | 571 |
皮膚悪性腫瘍切除術件数 | 49 |