当院の取組み

婦人科、乳腺・甲状腺外科、炎症性腸疾患(IBD)センター、消化器病センター、呼吸器病センター、心臓血管センター、高度救命救急センター等で手術をお受けになった患者さんへ

診療情報のデータベース登録について

横浜市立大学附属市民総合医療センターは、大学病院として、患者さんの検査結果や撮影画像等の診療情報について、医学的に検討を要する病状においては、その原因の解明や治療法の確立等で医学進歩に寄与する場合、症例について専門医の検討会、学会及び医学論文で報告させていただくことがあります。

また、国内の多くの臨床学会が、医療の現状を把握して体系的に登録された全国の病院の診療情報に基づいて、医療の質改善に向けた検討を継続的に行うため、診療情報データベース登録事業を行っており、当院でもその趣旨に賛同し、患者さんの診療情報について、院外のデータベースへの登録に協力しております。

その診療情報データベース事業の一つとして、NCDに参加しております。NCDとは、一般社団法人National Clinical Database(以下、NCDといいます。)のことで、多くの臨床学会が連携し、わが国の医療の現状を把握して、より質の高い医療を国民に提供するために設立された一般社団法人です。

当院では婦人科、乳腺・甲状腺外科、炎症性腸疾患(IBD)センター、消化器病センター、呼吸器病センター、心臓血管センター、高度救命救急センター等が当該事業に参加しており、検査結果や撮影画像等の情報をNCDに提供しております。情報収集の対象は、日常の診療で行われている検査、治療の契機となった診断、手術術等の各種治療やその方法等となります。また、匿名化をして登録いたしますので、個人の同定はできないように配慮されています。各診療科では、このような情報を全国の情報と比較しつつ、より質の高い医療の提供に努めておりますので、その趣旨をご理解の上、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

本事業への参加に関してご質問がある場合は、当該診療科のスタッフにお伝えください。

データ登録を希望されない方へ

NCDの診療情報データベース事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。全国の医療施設診療科の情報を収集することで、手術を行っている施設診療科の特徴、医療水準の評価、適正な外科専門医の配置、手術を受けた方の予後、これから手術を受ける方の、死亡・合併症の危険性などを明らかにすることができます。また、集計された情報から学術論文等の発表もなされております。

データを登録されたくない場合は、登録を拒否していただくことができますので、当該診療科の主治医にお伝えください。また、登録されたご自身のデータの閲覧や削除を希望される場合も、当該診療科のスタッフにお知らせください。なお、登録を拒否されたり、閲覧・修正を希望されたりすることで、日常の診療等において患者さんが不利益を被ることは一切ございません。

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