2025年10月17日（金）～10月19日（日）に東京で開催された第47回日本高血圧学会総会において、横浜市立大学附属市民総合医療センター田村功一病院長の主宰する医学部循環器・腎臓・高血圧内科学教室/腎臓・高血圧内科による心腎代謝連関病の本質的病態解明や新規治療開発に関連した一連の研究成果が高い評価を得て、日本高血圧学会 第15回学術賞が授与されました（受賞者：小豆島健護 講師）。

日本高血圧学会 学術賞は、高血圧学の進歩に寄与する顕著な研究を発表し、将来発展の期待される研究者に対して授与される賞です。

対象となった一連の研究成果の一部として、Harvard大学との国際共同研究により田村功一センター病院長らが発見に成功したレニン-アンジオテンシン系受容体結合性機能調節因子ATRAPの皮膚組織における発現減少が皮膚血管収縮を介して高血圧の進展に寄与することを見出し、国際的なハイインパクトジャーナル『Nature Communications』（Nature Commun, 2025 May 29;16(1):4789. doi: 10.1038/s41467-025-60041-8）に発表した研究には、田村功一センター病院長に加えて、センター病院腎臓・高血圧内科 金口 翔 診療講師も共著者として研究に参画しています。そして、本学が創立100周年を迎える2028年9月には、田村功一センター病院長を大会長として、第50回記念大会となる日本高血圧学会総会がパシフィコ横浜会議において開催されることも決定しました（日本高血圧学会ホームページ：https://www.jpnsh.jp/soukai.html ）。

なお、今回の日本高血圧学会 第15回学術賞受賞の詳細については、横浜市立大学ホームページのトピックス記事をご覧ください（ https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/2025/20251106azushima.html ）。

横浜市立大学附属市民総合医療センターでは、これからも横浜市の中心に位置する「研究の横浜市立大学」の附属病院として『先端医療の、その先へ』を掲げ、最先端の研究成果を発信するとともに臨床への展開を推進することにより、市民の方々に対する当院の誇る高度専門医療・救急医療への最新の研究成果還元に今後も一層力を入れて参ります。

横浜市立大学附属市民総合医療センター
腎臓・高血圧内科ホームページ：https://www.yokohama-cu.ac.jp/urahp/section/kidney/index.html