呼吸器外科
診療科部長/診療教授
(兼)利野 靖
診療案内
・肺癌に対する“身体に優しい”胸腔鏡下・ロボット支援下手術
・進行期肺癌に対する呼吸器内科・放射線科との合同での集学的治療および“根治性の高い”開胸手術
・縦隔腫瘍に対するロボット支援下・胸腔鏡下・開胸手術
・気胸や良性疾患に対する胸腔鏡手術
・肺癌や間質性肺炎に対する胸腔鏡下生検術
主な特殊検査・処置・入院・手術のご案内
術式名称:ロボット支援下・胸腔鏡下 肺葉切除術/肺区域切除術
所要時間:2~5時間
標準入院期間:4~8日間
説 明:病変の進行度に合わせて適切に肺葉/区域切除を選択します。傷が小さく術後の回復は良好です。一部の早期癌では単孔式手術を行っています。
術式名称:ロボット支援下 胸腺全摘術/縦隔腫瘍切除術
所要時間:2~4時間
標準入院期間:3~6日間
説 明:当院ではロボットを使用することで胸骨を温存できた症例が豊富です。最大9cmの腫瘍をロボット支援下で切除できた経験もあります。他院で胸骨を切開すると言われた方も、ぜひご相談ください。
術式名称:単孔式胸腔鏡下 気胸手術
所要時間:1~2時間
説 明:気胸の方でも、原因となる嚢胞が限局している場合では、3~4cm程度の傷1箇所のみで手術が出来ます。痛みの軽減のみならず、美容的にも優れた手術です。
当科の特徴
当院呼吸器外科は呼吸器内科と密接に連携し、様々な胸部疾患に対して最適な診断と治療を提供しております。経験豊富で高い技術を有する呼吸器外科専門医が複数在籍し、質の高い手術および術後管理を行っており、術後合併症も低率です。肺をできるだけ残す区域切除、ロボット支援下の肺手術および胸腺腫・縦隔腫瘍手術、単孔式肺手術は当科の高い技術を示すものです。また、総合病院のメリットを活かし、高齢者とくに80歳以上の肺癌患者さんに対する手術も安全に行えています。当院での肺癌に対する肺葉切除の最高齢は89歳、肺区域切除の最高齢は93歳で、どちらも術後経過は良好でした。さらに、肺癌など悪性疾患では、手術待機時間を短くするよう努力しており、目安は当科初診から約1ヶ月~1ヶ月半です。
紹介していただく時の留意事項
現時点では漏斗胸に対するNuss法は行っておりませんが、今後開始することを検討しています。
専門外来・セカンドオピニオン
専門外来 毎週火・木
セカンドオピニオン 毎週火
