大型・巨大脳動脈瘤に対するフローダイバーターステント留置術
所要時間:2時間
10mm以上の大きさの大型・巨大動脈瘤は破裂の危険性が高く、周囲の神経を圧迫して神経障害を呈する危険性もあり、多くの患者さんが手術を必要とします。カテーテルを用いたフローダイバーターステントを病変のある動脈の内側に留置することで、従来では難しかった動脈瘤治療に威力を発揮します。 最近では適応範囲が拡大され5mm以上の大きさの動脈瘤であれば対象となっています。
![大型・巨大脳動脈瘤に対するフローダイバーターステント留置術のイメージ画像](d3e7n400000046g4-img/d3e7n400000046kg.jpg)
![大型・巨大脳動脈瘤に対するフローダイバーターステント留置術のイメージ画像](d3e7n400000046g4-img/d3e7n400000046kg.jpg)
Pipeline: 白金/タングステンおよびコバルト/クロム/ ニッケル/モリブデン合金のワイヤーで構成された円筒型のメッシュ
![術前と術後6か月の比較画像](d3e7n400000046g4-img/d3e7n400000046kv.jpg)
![術前と術後6か月の比較画像](d3e7n400000046g4-img/d3e7n400000046kv.jpg)
(治癒機序) 母血管から脳動脈瘤への血流(拍動流)を著しく減少させて、脳動脈瘤内の血栓形成を促進し、閉塞に至らせます。またフローダイバーターステント(FD)を足場として内皮細胞が増殖し、動脈瘤のネック部とFDを被覆することが想定されています。