YCU 横浜市立大学

【開催報告】平成28年度 第二回海外フィールドワーク合同帰国報告会

【開催報告】平成28年度 第二回海外フィールドワーク合同帰国報告会

11月14日(月)14:00~15:45、金沢八景キャンパス YCUスクエアにて、平成28年度前期に海外フィールドワーク(以下、海外FW)を実施したグループによる合同帰国報告会を開催しました。1グループ約15分間のプレゼンテーションを行い、計6グループ60名の参加がありました。
 
岡田副学長から、「海外フィールドワークは毎年多くの学生が参加し、様々な国で実施している。今後も内容をさらに充実させ、着実に実績を積み上げていって欲しい。」と開会の挨拶がありました。報告会後には窪田学長からもお言葉を頂き、「今回の渡航経験を通じ、自身の中の研究課題と深く向き合う経験をした人も多いと思う。渡航先でしか味わえない経験、発見を大切に、もう一度内容の振り返りを行い、今後の学習の発展へとつなげて欲しい。」と締めくくられました。
 
当日、資料として配布した全グループの報告書を金沢八景キャンパス3か所(いちょうの館エントランスホール、学生交流ラウンジ、学術情報センター1階)、福浦キャンパス3か所(基礎研究棟 渡り廊下掲示板、看護教育研究棟 掲示板、医学情報センター)の海外FW特設コーナー及び鶴見キャンパスキャリア支援室、舞岡キャンパス事務室に設置しています。ぜひご一読いただくとともに、教職員で必要な方は、金沢八景キャンパス学術企画担当までご連絡ください。
 
発表グループは以下の通り(発表順)です。

 
学部・研究科 引率教員
(敬称略)
渡航先 参加
人数
コース・学科・専攻
国際総合科学部 中川 寛章 カンボジア
(シェムリアップ、プノンペン)
18
グローバル協力コース
国際総合科学部 小幡 敏行 中国
(北京)
11
国際文化コース
国際総合科学部 大西 純

吉永 崇史
ベトナム
(ホーチミン)、
タイ
(バンコク、サムットプラカーン県)
18
経営学コース
国際総合科学部 赤羽 淳 ラオス
(ビエンチャン)、
タイ
(バンコク)
9
経営学コース
医学部 野﨑 静代 ブラジル
(南リオグランデ州)
3
看護学科
生命医科学研究科 朴 三用 韓国
(光州、浦項)
10
生命医科学専攻

以下、発表の様子です。

国際総合科学部 *グローバル協力コース 中川先生グループ

中川先生グループは、「開発途上国の現状、日本の国際協力の現状を知る」ことを目的に、カンボジアのシェムリアップ及びプノンペンでフィールドワークを実施しました。JICA事務所や技術協力プロジェクト等への訪問、ベトナム、カンボジア、タイを結ぶメコン南部経済回廊のインフラ事業の視察等を行い、参加者からは、「都市部と農村部の格差を目の当たりにし、各国の支援もあり、徐々に経済成長をしてはいるが、絶対的な貧困の解決に加え、格差の問題の解決も必要となると感じた」「日本が学校一つ建設するのと同じ金額で、中国は十の学校を新設する。中国の強みを感じた瞬間だったと同時に、日本の援助が今後どうあるべきかを考えさせられた。」等の感想が聞かれました。

国際総合科学部 *国際文化コース 小幡先生グループ

小幡先生グループは、普段の演習で読解している中国古典で得た知識をより深め、実際に体感することで今後の学習意欲を高めていくことを目的として、中国の北京でフィールドワークを実施しました。孔子廟や天壇公園、故宮博物院や八達嶺長城などを訪問し、北京師範大学で行われた日本語の講義にも出席する機会がありました。日本語学習を始めたばかりの現地学生の発音練習に参加し、中国語で交流を行う時間も設けられ、「現在読んでいる中国の古典に出てくる場所を実際に訪れたことで、描かれていた世界がより身近に感じられた」「北京師範大学の学生の日本語が、初級にもかかわらずとても上手で驚いた」等、古典の世界を体感できたばかりではなく、現地の学生からも感銘を受けるなど、充実したフィールドワークとなったようです。

国際総合科学部 *経営学コース 大西先生・吉永先生グループ

大西先生・吉永先生グループは、ベトナムとタイの2か国でフィールドワークを実施しました。ベトナムでは、エースコックベトナム株式会社を訪問し、ベトナム進出の動機やHaoHaoという大ヒット商品を確立するまでの舞台裏について学ぶ機会を得たことで、「海外で働く」ことについて、より具体的なイメージを持つことが出来ました。 また、タイではカセサート大学、チュラ—ロンコーン大学、タマサート大学、アサンプション大学の4つの大学と交流を行い、各大学の紹介や、キャンパス・ツアーに参加するなどの体験をしました。バンコク市内ではテーマ毎にグループを作り、街頭インタビューを実施しました。「水上マーケット」をテーマにしたチームでは、実際に水上マーケットで働く人の話を伺い、昔ながらの文化を守るために水上マーケットで働いていることなど、生の声を聞くことで得た発見が数多くあったとの報告がありました。

国際総合科学部 *経営学コース 赤羽先生グループ

赤羽先生グループは、ラオス、タイの2か国でフィールドワークを実施しました。ラオスでは、日系繊維工場のサンティクスや、ビタパーク商工業経済特区を訪問し、実際の工場見学を通じてラオスでのものづくりがどのように展開されているのかを直接知ることにより、人材育成面での現状と課題について考え、学ぶ機会がありました。また、タイでは大西先生・吉永先生グループと合同でフィールドワークを実施し、カセサート大学ビジネス日本語学科の学生との交流や、チュラ—ロンコーン大学での商学部学生との交流を行った他、現地教員からマーケティングの講義を受けるという貴重な経験が出来ました。

医学部 *看護学科 野﨑先生グループ

野﨑先生グループは、ブラジル南リオグランデ州にて南日伯援護協会が主催する日系ブラジル人に対する巡回診療に参加し、巡回診療のサポートを行うとともに、卒業研究を実施しました。日系人の医療環境やブラジルの生活習慣について調べ、日本語によるパンフレットを使用することで繰り返し確認することができるように工夫し、保健指導を行いました。また、保健指導前後でのヘルスリテラシー、自己効力感、保健指導・健康状態満足感の変化を調査・検証し、日本語や図によるパンフレットを用いた保健指導は視覚的にもわかりやすく、「効果的」であったという結果につながりました。参加した学生からは、「今後診療を行う上で、患者さんが住まう国や地域のバックグラウンドをよく理解し、丁寧に問診を行うことを心掛けていきたい。」との抱負が聞かれました。

生命医科学研究科 *生命医科学専攻 朴先生グループ

朴先生グループは、韓国の光州と浦項でフィールドワークを実施しました。光州では世界大学ランキング上位に位置する光州科学技術大学GIST生命科学部と研究交流を行い、研究発表やワークショップ、専門分野に沿った研究室訪問などを実施しました。参加した学生からは、「研究交流後の食事会など、肩の力を抜いて現地の学生と語り合う機会もあり、今後の研究のモチベーションが上がった。」との感想が聞かれました。浦項では韓国放射光施設PLSの見学を行い、韓国最先端の研究者による研究の体験や浦項工科大学キャンパス内に設置されているPAL研究所を訪問し、研究の楽しさを実感するとともに、自身の将来の研究や、国内だけではなく国外も視野に入れた就職等を見据えるきっかけとなったようです。 

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