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【開催報告】平成27年度 第2回海外フィールドワーク合同帰国報告会

【開催報告】平成27年度 第2回海外フィールドワーク合同帰国報告会

11月27日(金)16:10~18:00、金沢八景キャンパス 大会議室にて、平成27年度前期に海外フィールドワーク(以下、海外FW)を実施したグループによる合同帰国報告会を開催しました。1グループ約25分間のプレゼンテーションを行い、計4グループ55名の参加がありました。

開会の挨拶として、窪田学長からは、「このような報告会で活動の一環を見聞きし、意見を言う機会が出来たことを嬉しく思う。何事も自分なりにプランニングをし、実際行って良かった、辛かった等色々あると思うが、そこで終わっていたら学生旅行、家族旅行と変わらないものになってしまう。帰ってきた時どのようなことをしたか文章に纏める作業をすること、自分で発表すること、それに対する意見を聴き、また意見を言うことが大切である。自分がやってきたことと照らし合わせることで、他の人のことを客観的に、主体的に理解出来るようになる。この経験を生かし、今後色々なところで我先に前に出るくらいの積極性を身につけていってほしい。」との言葉があり、重田副学長からは、「この海外FWは、まずは学生に経験するだけで良いから海外へ出てもらうことから始まり、年数を重ねるごとに中身として、勉強している内容について海外において意見する、海外の人たちと交流し、ディスカッションをするなど、プログラムの質が上がっている。海外FWをどんどん活用して、枠を広げよう、自分たちのためになることを世界に広げようという意識でやっていってほしい。これから危機管理のところでは難しい判断も出てくると思うが、なるべく機会があれば、安全を確保してから出て行って、チャレンジしていって欲しい。」との総括がありました。

当日、資料として配布した全グループの報告書を金沢八景キャンパス4か所(いちょうの館エントランスホール、学生交流ラウンジ、シーガルセンターエントランスホール、学術情報センター1階)、福浦キャンパス3か所(基礎研究棟 渡り廊下掲示板、看護教育研究棟 掲示板、医学情報センター)の海外FW特設コーナー及び鶴見キャンパスキャリア支援室、舞岡キャンパス木原生物学研究所事務室に設置しています。ぜひご一読いただくとともに、教職員で必要な方は、金沢八景キャンパス学術企画担当までご連絡ください。

発表グループは以下の通り(発表順)です。
 
学部・研究科 引率教員
(敬称略)
渡航先 参加
人数
コース・学科・専攻
国際総合科学部 芦澤 美智子 フィリピン
(セブ)
19
経営学コース
国際総合科学部 岩崎 徹 アメリカ
(ニューヨーク)
16
国際文化コース
生命ナノシステム科学研究科 橘 勝 

山田 重樹
台湾
(台北)
25
物質システム科学専攻
医学部 菅野 眞奈 ブラジル
(南リオグランデ州)
4
看護学科

以下、発表の様子です。

国際総合科学部 *経営学コース 芦澤先生グループ

芦澤先生グループは、「起業体験プロジェクト」の海外版として、フィリピン・セブでの日比交流委員会の夏祭りイベントに参加し、屋台を出店しました。一年かけて入念な準備を重ね、当日はお好み焼きとチョコフォンデュを販売しましたが、出店一日目は開店3時間で売り切れ、生産が間に合わない事態が発生するなど、課題も出ました。二日目は前日の反省を生かし、学年関係なくゼミ生全員が前日の反省点を活かして問題解決に取り組んだ結果、全員が主体的意識を持って問題解決に取り組む、「全員リーダーシップ」の姿勢を学ぶことが出来ました。参加者からは、セブにビジネスの基盤を生むという長期的ビジョンを持ち、継続と発展の中で、自己の成長と社会への貢献をしていきたいという抱負がありました。新興国でビジネスをすることの魅力を実体験出来たフィールドワークとなりました。

国際総合科学部 *国際文化コース 岩崎先生グループ

岩崎先生グループでは、英米演劇について学んできたことを、舞台芸術研究の場として最も重要なニューヨークで確認し、直接体験することを目的として、フィールドワークを実施しました。具体的には、記録用舞台映像の視聴やシェイクスピア作品の観劇、アマチュア劇団が行っているシェイクスピア劇の観劇等を行い、トニー賞授賞式会場としても知らせるラジオ・シティ・ミュージックホールなど、ニューヨークにしかない舞台芸術の施設も訪ねました。参加した学生からは、「英語ならではの表現について考えることが出来、生きた人間が発する台詞を聴くことで役者の伝える力を実感し、日本の歌舞伎の魅力も逆に感じることが出来た」との感想が聞かれました。このフィールドワークを通じ、論文資料の収集をしながら社会と芸術の関わりについて考える機会を得、舞台芸術に対する理解をさらに深められました。

生命ナノシステム科学研究科 *物質システム科学専攻 橘先生・山田先生グループ

橘先生・山田先生グループは、学術交流を通じ、異文化理解、語学力を身に付けることを目的に、台湾有数の大学である国立台湾大学、国立台湾師範大学、国立台湾科技大学の3つの大学で研究発表を行いました。普段と異なる視点から自身が行っている研究を議論することによって、国際舞台におけるコミュニケーション能力の重要性について考える契機となりました。また、発表だけではなく、全て英語によるディスカッション中心のフィールドワークとなり、専門用語が飛び交う中、台湾の学生に理解してもらえるよう、日本にいる時とは違う目線で説明をすることで、大変有意義な議論が出来ました。他の研究室の学生との横のつながりも広がった、意義深いフィールドワークとなりました。

医学部 *看護学科 菅野先生グループ

菅野先生グループは、ブラジルの南リオグランデ州において、在伯日系永住者を対象とした巡回診療活動に参加し、主に問診、身体計測、血圧測定、心電図測定を担当しました。日系ブラジル高齢者の方々にとって、今回の巡回診療健診が日本語での医療を受けられる唯一の機会となっているため、巡回診療を心待ちにされている日系ブラジル高齢者の方々から、様々なお話を伺うことが出来ました。また、診察結果を取り入れながらのフィードバックを行い、生活満足度を維持して行くことが出来るように支援していくことや、社会交流や余暇活動以外の生活満足度に影響する要因について検討していく必要があることなどを実感しました。日本の医療現場との違いを肌で感じる機会を得たことで、ブラジルでの医療提供の実態を学びました。

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