YCU 横浜市立大学

駐日大使を招いての講演会 2017

【開催報告】ローラン・ピック駐日フランス大使

横浜市立大学は、グローバルな視野を持って活躍する人材の育成を目的に、毎年、各国の大使など国際的に活躍する方々をお招きして、各国の動向や日本との関わりなど、グローバルな視点から語っていただく講演会を英語で開催しています。
本年度は、2017年10月16日(月)に、フランスのローラン・ピック大使をお招きし、マクロン大統領のEU政策というテーマでご講演いただきました。モデレーターは、本学の渡會知子准教授が務めました。
当日は、300名収容のYCUスクエアの教室がほぼ満席になるほどの学生が詰めかけました。大使は、今年6月に駐日フランス大使に就任されましたが、その前は外務・国際開発大臣官房長を務められ、また、在ブリュッセル・ヨーロッパ連合(EU)フランス政府代表部1等書記官、ヨーロッパ問題事務総局次長、駐オランダ・フランス大使等を歴任され、ヨーロッパ事情にも大変精通されています。講義では、様々な課題を抱える現在の国際情勢における、エマニュエル・マクロン新大統領のヨーロッパ政策を中心にお話いただきました。
Sovereignty(主権)とUnity(統合)、Solidarity(連帯)とResponsibility(責任)といったキーワードをもとに、安全保障、民主主義、持続的な開発や文化など多岐にわたる分野の政策について語っていただき、フランス、およびEUにおける現在の状況、今後の戦略への理解を深めることができました。ヨーロッパにとって、日本は非常に大切なパートナーであり、現在、EUで起こっている政治的な力学の大きな変動を知ってもらうことは、非常に重要なことである、と大使は語られました。

質疑応答の時間には、多くの学生から質問が寄せられました。
フランスにとって日本は魅力的か(特に労働力、経済の面から)という質問には、とても魅力的だと答えられました。言語の問題があるが、英語という共通語が浸透していくことで、その問題は解消されていくだろうとおっしゃいました。日本とフランスの学生交流については、双方が、まずは、短期間の滞在で、相手国の魅力に気付き、興味を持ったところで、長期間じっくりと留学するのが良いのでは、という提案をされました。本学は、リヨン第3大学と協定を結び、学生の交換留学を行っております。また、パリ公立病院連合(AP-HP)との間で、臨床・研究・教育の協力関係の構築に向けた覚書を締結しており、今後、フランスとの交流をますます深化させていきます。

 講義後は、参加した学生全員との記念撮影を行いました。撮影中、学生にも、気さくに話しかけてくださいました。今回の講演は、参加した学生にとっても、国際社会の第一線で活躍する大使の生の声を聞くことのできた、大変貴重な機会となりました。

駐日大使を招いての講演会