YCU 横浜市立大学

駐日大使を招いての講演会 2016

【開催報告】ソロモン・K・マイナ駐日ケニア大使

横浜市立大学は、グローバルな視野を持って活躍する人材の育成を目的に、毎年、各国の大使など国際的に活躍する方々をお招きして、各国の動向や日本との関わりなど、グローバルな視点から語っていただく講演会を英語で開催しています。
2016年12月20日、ケニア共和国のソロモン・K・マイナ駐日大使をお招きして、ご講演いただきました。2016年の8月には、ケニアの首都であるナイロビで、第6回アフリカ開発会議(Tokyo International Conference on African Development(TICAD) VI)が開催され、開発に向けた優先分野などを表明したナイロビ宣言が採択されました。日本とケニアの友好関係構築に尽力されているマイナ大使に、TICAD VIのプロセスについて、また、ケニアの魅力について講演いただきました。
当日は、学生・教職員、併せて60名が参加しました。
第1部の「Impact of TICAD Process on Africa」では、TICAD開催の経緯や、ケニアを含め、各国が参加しているアフリカ最大規模の開発プロジェクト「LAPSSET回廊開発プロジェクト」と日本の貢献、また、ナイロビで開かれたTICAD VIの詳細をご講義いただきました。TICAD VIでは、会議を通して、アフリカ諸国が直面している問題、開発の進捗や今後の可能性等を関係者が確実に共有し、相互理解の機運を高めるとともに、官だけでなく民間のレベルでの参画が実現できたことにも大きな意義がある、と語りました。
第2部の「Why is Kenya attractive to investors?」では、ケニアの魅力について、ビデオを上映いただいた上で、ケニア共和国の特徴、また、なぜ投資家にとって、ケニアが魅力的に見えるのか、ということにつき、講義いただきました。ケニアでは、人材開発やICTにも力を入れている様子がわかりました。特に、ICTのイノベーションでは、M-Pesaという、携帯を利用した送金サービスが、現地の農家の自立に大きく貢献していて、先進的な取り組みとして、世界でも注目を集めており、TICADでも取り上げられたそうです。また、資源開発の分野では、再利用可能な資源の開発にも力を入れているそうです。

講演後は、参加していた学生との質疑応答の時間が設けられました。
質問の回答の中で、大使は、ケニアでは、5歳からの初等教育の費用を無償にするなど、2030年までのビジョンとして、教育にも力を入れている、と力強く語られる場面があり、人材育成にも力を入れているケニアの姿勢を垣間見ることができました。

マイナ大使を囲んで、左が上村教授、右がタンザニアからの留学生。
最後に、出席した学生と記念写真を取り、一同、拍手でお見送りをしました。

駐日大使を招いての講演会