栄養部
栄養部の理念
私たち栄養部は、真摯に患者さんの声に耳を傾け、心身共に病を癒す食事を提供し、患者さんが食事をすることの喜びを実感していただくことをめざします。
・思いやりのある、暖かみに満ちた心に響く食事
・退院後の健康維持に役立つ食事と知識の提供
これらを通じて私たちは、絶えず患者さんの視点に立った質の高い食事を提供できるよう追及し続けてまいります。
業務内容
給食管理
栄養部の理念の下、入院患者さんの治療を食事面からサポートするため、病態に合わせた適切な食事提供を行っています。
➀ 献立について
約束食事箋に基づき、病態に合わせた食種をご用意しています。
患者さんに食事をすることの喜びを実感していただくため、旬の食材を取り入れる・季節ごとの行事食を提供するなどの工夫をしています。
【主なサービス】
・選択メニューの実施(毎日朝、夕食)※対象外食種あり
・パン食(毎週火曜昼食)、麺食(毎週金曜昼食)の実施 ※対象外食種あり
・旬の食材を取り入れたイベントメニューの実施(年間20回以上)
《イベントメニューの一例》
② 衛生管理について
栄養部では「大量調理施設衛生管理マニュアル(厚生労働省)」に基づいて、食品の納入から食事の提供に至るまで一貫した衛生管理を行っています。
また、食事の配膳には適温配膳車を使用しています。温かいものは温かく、冷たいものは冷たく提供することができるとともに、食中毒の原因となる菌の増殖を防ぐ役割を担っています。
栄養管理
院内のチーム医療の一員として、栄養に関するサポートを行っています。栄養サポートチーム(NST)では、医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・管理栄養士などのスタッフが協働し、入院中の患者さんに適切な栄養管理が実施できるようチーム医療を行っています。
また、緩和ケアチーム・がん相談支援センター・褥瘡対策チームなどでも、患者さんにとってよりよい栄養管理が行えるよう、管理栄養士がスタッフとして参加しています。
【管理栄養士による食事相談】
管理栄養士が患者さんのベッドサイドへ必要に応じ訪問し、入院食の説明を行っています。食物アレルギーの聞きとり、化学療法などで食欲が低下した患者さんの状態にあわせて食事内容の調整を行っています。
《調整したメニューの一例》
栄養相談(入院・外来とも予約制)
糖尿病・腎臓病・消化管術後など患者さんの病態に合わせ、管理栄養士が食事療法・退院後の食事づくりについての相談を行っています。
※当院に入院中の方、外来通院中の方が対象です。栄養相談をご希望の方は、主治医にご相談ください。

➀ 個人栄養相談
日時:月曜~金曜(外来診療日に準ずる) 9:00~16:30
対象:糖尿病・腎臓病・肥満・肝疾患・心疾患・脂質異常症・消化管術後
炎症性腸疾患・嚥下障害・その他
② 集団教室
・糖尿病教室:糖尿病の合併症や、食事・運動・薬の治療、検査値について多職種からの講義が聞ける教室です。
日時:火曜(月1回開催 3回で1コース)10:00~12:00
対象:糖尿病と診断された患者さん(ご家族も同席していただけます。)
・腎臓病教室:腎臓病の症状や食事療法の基本について学べる教室です。
日時:月曜(月1回開催)14:30~15:30
対象:腎臓病と診断された患者さん(ご家族も同席していただけます。)
・減塩教室:お料理や外食で塩分を控えるコツについて学べる教室です。
日時:月曜(月2回開催)14:00~15:00
対象:減塩が必要な患者さん(ご家族も同席していただけます。)
●広報誌『十全』では、管理栄養士からの食べ物ひとことメモ・レシピを各号最終ページに掲載しています。