肝疾患医療センター
ご挨拶

肝疾患医療センターは、肝疾患診療の均てん化・医療水準の向上を目的として、厚生労働省のもと神奈川県より指定を受け、平成20年4月から活動を開始しております。
肝疾患医療センターの具体的な活動内容として、(1) 患者、市民への肝疾患に関する医療情報提供;市民公開講座、講習会の開催、(2) 患者、市民向け相談支援、(3) 肝臓専門医療機関、地域医療機関との連携、(4) 肝疾患診療に携わる医療従事者等に対する研修会の開催 などがあります。
肝臓病の診断や治療は、近年、目覚ましい進歩を遂げておりますが、神奈川県内の各地域、各医療機関において、診断・治療内容が均等、同レベルの診療を受けることができるネットワークを構築していくことが肝疾患医療センターの役割と考えています。
横浜市立大学附属市民総合医療センターでは、内科・外科・放射線科において総合的に最新の治療を行える体制にあり、更に看護部、薬剤部、検査部、栄養部、リハビリテーション部とも連携をとって肝疾患診療や肝臓病教室の活動を行っております。肝臓専門医療機関やかかりつけ医の先生も含め、肝疾患の診療レベル向上を目指していきたいと思います。
これらの活動が皆様のお役に立ち、肝臓病を克服するための一助となることを切に願っております。
~当センターの取り組み~
7月29日に世界肝炎デーが実施しました。
世界肝炎デーは、WHOが2010年より世界的にウイルス性肝炎のまん延防止および感染者に対しての偏見などを解消する目的で定められました。
当院では当日に、肝疾患医療センターオリジナルグッズと肝炎に関する資料を配布し啓発活動を行いました。
2022年度 世界肝炎デー

2021年度 世界肝炎デー

肝臓病教室
肝臓疾患を抱える患者さんおよび、そのご家族を対象に肝臓病に関する情報を提供するための教室を開催します。 この教室では、医師、栄養士、運動療法士等からの講演と、患者さんからの質問への対応を予定しております。病気への不安や検査・治療に関心のある方は、是非ご参加ください。予約無しです。
~2021年度 肝臓病教室~
7月12日(月)に肝臓病教室を開催されました。
当日は中馬医師による講演に加えて、当センターオリジナルグッズを配布させていただきました。
次回の肝臓病教室でも、当センターオリジナルグッズを配布予定ですので、ご参加をお待ちしております。
肝臓病教室開催実績
肝疾患コーディネーターセミナー
医療従事者研修会
肝臓の病気について
肝炎の初期は、感染をしても自覚症状が出ません。そのまま放置していると、肝硬変や肝がんへ進行する可能性があります。原因により、病気の進み方、治療方法が異なります。
国立国際医療センター 肝炎情報センターのホームページで次の疾患についてそれぞれ詳しく説明していますので、ご案内します。
肝疾患相談(予約制)
消化器病センター医師もしくは肝疾患コーディネーターを有する看護師が、「肝疾患;肝炎、肝癌、肝硬変について」患者さんやそのご家族からご相談をお受けいたします。
たとえば・・・
・以前、健康診断で肝炎キャリアと言われたけど、放っておいて大丈夫?
・肝がんの具体的な治療方法について知りたい。
・B型肝炎、C型肝炎ウイルスの治療法について知りたい。
対象となる方
肝疾患の患者さん、本人またはそのご家族の方々。
※診察・検査は行いません。
相談ではなく、当院の受診を希望される場合には、まずはかかりつけ医へご相談ください。
※かかりつけ医に対するご不満、ご苦情等の相談については対象外とさせていただきます。
予めご了承ください。
申込方法
肝疾患医療センターにご連絡ください。
・相談料は無料です。
・医師による面接にて行います。
・診察・検査は行いません。
・当院を受診したことがない方でもご相談できます。
・肝疾患で当院の消化器病センターに通院中の患者さんは、診察時に主治医へご相談ください。
・診察・検査をご希望の方は、まずはかかりつけ医へご相談ください。
・当院の受診が必要な場合は、紹介状をお持ちのうえ、初診としてお越しください。
・初診の場合は、お持ちの健康保険により会計が発生します。
【医師による面接の場合】
相談日:原則、火曜日
料 金:無料
受付・お問合せ
肝炎相談の受付・お問合せは下記へご連絡ください。
肝疾患医療センター
受付時間:9時00分~16時00分(平日)
電話番号:045-261-5656(代) 内線:7029
外部リンク
横浜市内で肝炎ウイルス検査を受けたい場合
肝炎治療医療費助成制度の内容について
肝炎治療医療費助成制度の窓口
※横浜市外にお住いの方は、地域の役所・保健所等にお尋ねください。
メディア掲載のお知らせ
2017年7月12日(水)読売新聞・朝刊に掲載されました。