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血液浄化療法部

診療の特徴・特色

 血液浄化療法部では、院内・院外発生の急性腎不全、末期慢性腎不全患者に対する血液透析療法、血液透析濾過量法を各診療科の協力のもと提供しています。また、腎不全患者さんの入院中の管理に加え、特殊な疾患に対する血漿交換療法(単純血漿交換、二重膜濾過法、免疫吸着療法)、LDLアフェレシス、白血球系細胞除去(CAP)療法など幅広いアフェレシス療法を提供しています。
 本院血液浄化療法部以外にCCU、ICU、HCUや救命救急センターにおいても出張透析などの対応をしています。特に、潰瘍性大腸炎、クローン病や関節リウマチ患者さんを対象としたCAP療法は、外来でも対応しており、多くの患者さんに好評を得ています。
 重症、劇症および難治性の潰瘍性大腸炎で内服量法によるコントロール不十分な場合は、当院IBDセンターにご紹介いただき、CAP療法の適応がある場合に積極的に対応しています。
 神経疾患、皮膚科疾患、重症血液型不適合妊娠、膠原病等の方を対象とした、外来での血漿交換療法に関しても相談を受けています。また、血液型不適合症例の腎移植時にも、移植前に適時、血漿交換療法を行なっています。
 薬物治療での効果が不十分な家族性高コレステロール血症症例やステロイド抵抗性の難治性ネフローゼ症候群に対しても、LDLアフェレシス療法を外来で対応する事も可能です。
 それぞれの適応が考えられる場合は、各診療科にご相談いただきますと、血液浄化療法部との協議により、最適なアフェレシス療法を選択し提供させていただくことが出来ます。どうぞ、お気軽にご相談ください。また、詳細不明の場合は、血液浄化療法部宛にご相談いただくことも可能です。

主な対象疾患及び治療実績

 急性腎不全、急性腎不全、慢性腎不全、慢性心不全、潰瘍性大腸炎、神経疾患(重症筋無力症、ギランバレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(CIDP)、多発性硬化症)、膠原病(全身性エリテマトーデス(SLE)、悪性関節リウマチ、薬剤治療抵抗性関節リウマチ)、巣状糸球体硬化症、同種腎移植(ABO血液型不適合生体腎移植など、皮膚科疾患(天疱瘡、類天疱瘡、TEN、SJSなど)、血液関連疾患(血栓性血小板減少性紫斑病、溶血性尿毒症症候群群などの血液関連疾患)、重度血液型不適合妊娠、肝不全、家族性高コレステロール血症および閉塞性動脈硬化症症例、ライソゾーム病、糖原病

 本施設は、神奈川酵素補充療法研究会事務局として、先天的に代謝障害を有する患者さんに酵素補充療法を行なっています。Fabry病やPompe病でお困りの方に腎臓内科や神経内科とともに治療にあたっています。

紹介していただく時の留意事項

 血液浄化療法部は、中央部門ですので前述のように各診療科にご紹介いただいた上で、治療を行っています。よって、血液浄化療法が必要となる場合は、疾患の各専門科へまずご紹介ください。浄化治療の適否についての外来でのご相談は、主に月曜(水曜)の腎臓内科初診外来(平和)までご相談ください。また、血液浄化ベッド数に限りがありますので、外来での治療に関しては、日程上の制限がある事をご理解下さい。なお、現時点では、外来での旅行透析や維持透析の受け入れをいたしておりません。

その他

地域医療連携への取り組み

 ・毎週木曜日 血液浄化カンファレンス 午後3時30分~〔血液浄化療法部〕
 ・横浜内科学会等の地域連携、血液浄化セミナーの開催

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