• 中文
  • English


{

HOME  > 診療科・部門案内  > もの忘れ外来

もの忘れ外来

 認知症は65歳以上の13人に1人、85歳以上の4人に1人が罹患する病気であり、急速に高齢化の進むわが国においては、医療の枠を超えて社会的な問題となっています。近年の医学の進歩により、認知症は早期診断・早期治療によって、治したり進行を遅らせることが可能となってきました。また、適切な介護やご本人の自己決定権の尊重のためにも、できるだけ早い時期に診断を確定することが重要です。
 お身体のご負担を考え、血液検査・画像検査を行った上、診断・治療方針の決定を1日でできるようにいたしました。診察は神経内科医師が担当させていただきます。

受診方法

 診察を希望される方は、お近くの診療機関を受診の上、主治医の先生から予約を申し込んでください。
  紹介元医療機関からFAXで申込書を送付してください。
  申込み先 :地域連携担当(予約受付)
  FAX番号:045-253-5796

留意事項

・診断が終了して継続的な治療が必要な場合は、原則かかりつけ医に逆紹介をさせていただきます。
・診察当日は、CT検査や血液検査を行い、全ての結果が出るまで2~3時間程度かかります。その後に医師が診察を行うため、概ね1日の時間を要しますので、あらかじめご了承ください。
・「もの忘れ外来」は認知症の鑑別診断を目的とした患者さん対象です。介護保険の意見書作成や在宅ケア等については、かかりつけ医にご相談ください。

※疾患の特性上、診察当日は必ずご家族など患者さんの普段のご様子がわかる方がお付き添いください。

認知症を早い時期に疑うポイント

・数分~数日前におこった最近の出来事を忘れ、ちょっと前に聞いた話を繰り返すことができない。
・一緒に話していて「同じ話を繰り返すようになった」と感じることが多くなる。
・話のつじつまが合わないのに取り繕ったり、よく使っていた言葉や単語が出にくくなる。
・これからする事を家族に何度も確認するといったすがりつくような態度や、落ち着きなくささいなことで怒りっぽくなるなど精神や行動面の変化がみられる。しばしば主たる介護者の方に対して「財布や着物を盗まれた」という思い込みが強くなり、家族との折り合いが悪くなる。

このような症状が見られたら、早めの受診をお勧めします。

ページトップへ