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横浜市立大学医学部・附属病院・センター病院の腎臓・高血圧内科は、蛋白尿がほぼ陰性にもかかわらず急速進行に悪化するタイプの糖尿病腎臓合併症(糖尿病関連腎臓病:DKD)おける腎細胞一つ一つの遺伝子発現変化の特徴を明らかに~最新のシングルセル解析技術により血管内皮・尿細管の特徴的な遺伝子発現変化を捉える~

横浜市立大学医学部・附属病院・センター病院の腎臓・高血圧内科(循環器・腎臓・高血圧内科学教室)の塚本俊一郎助教、涌井広道准教授、田村功一 センター病院長・主任教授らの研究グループは、同大学医学部の泌尿器科学、免疫学、分子病理学および理化学研究所との共同研究により、蛋白尿がごく少ないにもかかわらず腎機能が急速に低下する糖尿病関連腎臓病『DKD rapid decliner』の腎組織を単一細胞RNAシーケンス(single-cell RNA sequencing:scRNA-seq)で解析し、血管内皮細胞および尿細管細胞に特徴的な遺伝子発現変化がみられることを明らかにしました。 慢性腎臓病(CKD)患者は国内約2000万人にのぼり、その治療法・予防法が課題となっていますが、CKD患者の中でも糖尿病腎臓合併症(糖尿病関連腎臓病:DKD)患者では特に腎不全進行リスクと心不全や心筋梗塞等の循環器病合併リスクが高いことが注目されており、今後の研究の発展が期待されます。本研究成果は、国際学術誌「Cardiovascular Diabetology」にオンライン公開されました」(2026年9月22日)。

横浜市立大学附属市民総合医療センター(YCU Medical Center)では、これからも横浜市の中心に位置する「研究の横浜市立大学」の附属病院として『先端医療の、その先へ』を掲げ、最先端の研究成果を発信するとともに臨床への展開を推進することにより、市民の方々に対する当院の誇る高度専門医療・救急医療への最新の研究成果還元に今後も一層力を入れて参ります。

研究費:

本研究は、理化学研究所(理研)との共同研究により行われました。また、横浜市立大学研究助成金やJSPS地域中核・特色ある研究大学強化促進事業業(J-PEAKS) JPJS00420240015、JSPS科研費などの支援を受けたものです。

 

論文情報:

タイトル:Single-cell profiling identifies endothelial and tubular transcriptional alterations associated with rapid kidney function decline in low-proteinuric diabetic kidney disease

著者:Shunichiro Tsukamoto, Ryosuke Jikuya, Hiromichi Wakui, Tatsuki Uehara, Kengo Azushima, Akira Nishiyama, Hiroki Takase, Shota Sasagawa, Hidewaki Nakagawa, Hisashi Hasumi, Satoshi Fujii, Tomohiko Tamura, Kouichi Tamura

掲載雑誌:Cardiovascular Diabetology

DOI:10.1186/s12933-026-03373-z

 

(関連サイト)

横浜市立大学医学研究科病態制御内科学(医学部循環器・腎臓・高血圧内科学教室)の研究紹介サイト:https://www.yokohama-medicine.org/news/index.html#20260926

 

横浜市立大学研究紹介サイト:https://www.yokohama-cu.ac.jp/res-portal/news/2026/20260925tsukamoto.html

 

横浜市立大学プレスリリース:https://www.yokohama-cu.ac.jp/res-portal/news/2026/d454gt0000000zsj-att/20260925tsukamoto.pdf