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診療科・部門案内

肝胆膵外科

当科のご紹介

高度な肝胆膵外科診療を通じて、安全で質の高い医療を提供します。

肝胆膵外科は、肝臓、胆道(胆管・胆のう)、膵臓の病気を専門とする診療科です。
肝細胞癌、転移性肝癌、胆道癌、膵癌、神経内分泌腫瘍などの悪性腫瘍に対する外科治療を中心に、化学療法や放射線治療を組み合わせた集学的治療を行っています。また、胆石症、慢性膵炎、膵嚢胞性疾患、膵胆管合流異常症などの良性疾患にも対応しています。
当科は**日本肝胆膵外科学会高度技能専門医修練施設(A)**として、年間100例以上の高難度肝胆膵手術を行っています。腹腔鏡手術やロボット支援手術などの低侵襲手術にも積極的に取り組み、安全性と根治性の両立を目指しています。
また、生体肝移植を実施しており、末期肝疾患や一部の肝悪性腫瘍に対する高度な医療を提供しています。
さらに、基礎研究・臨床研究にも積極的に取り組み、新たな治療法の開発や治療成績の向上を目指しています。MeVis社との共同研究による3D画像解析技術や、がんゲノム医療などの先進的な診療技術も積極的に取り入れ、患者さん一人ひとりに最適な医療を提供できるよう努めています。

患者さんへ

当診療科は、患者さんご自身で初診予約をお取りいただけます。
紹介状をお持ちの方はもちろん、肝臓・胆道・膵臓疾患について専門的な診察をご希望の方もお気軽にご相談ください。

肝胆膵領域の疾患は、診断や治療に高度な専門知識と技術を必要とします。当科では外科医だけでなく、消化器内科、放射線診断科、放射線治療科、病理診断科、がんゲノム診療科などと密接に連携し、患者さん一人ひとりに最適な治療方針を検討しています。
進行した肝胆膵癌に対しても、術前化学療法や放射線療法を組み合わせることで切除が可能となる場合があります。他院で切除困難と判断された患者さんについても、積極的に治療の可能性を検討しています。
また、治療成績の向上だけでなく、術後の生活の質(QOL)にも配慮し、安心して治療を受けていただける医療を提供しています。地域の医療機関と連携しながら、患者さんとご家族に寄り添った診療を心掛けています。

主な対応疾患

膵神経内分泌腫瘍やIPMNなどの膵嚢胞性疾患に対し、悪性化リスクを評価しながら経過観察や外科治療を行っています。

末期肝不全や一部の肝悪性腫瘍に対して生体肝移植を実施しています。移植前後を通じて多職種による包括的な診療を行っています。

胆石症、慢性膵炎、膵胆管合流異常症、肝血管腫などの良性疾患に対する外科治療を行っています。

対応疾患・診療内容の詳細

主な検査・設備機器

当院では、最新のロボット支援手術システムである da Vinci Xi、da Vinci SP、da Vinci 5 を導入しています。高精細3D画像と高い操作性を有するロボット支援手術により、膵切除をはじめとする肝胆膵領域の手術において、低侵襲かつ精緻な手術を提供しています。患者さんの病態に応じて最適な術式を選択し、安全性と治療成績の向上に努めています。

CTやMRI画像から肝臓、胆道、膵臓および周囲血管を三次元的に再構築し、手術前に詳細なシミュレーションを行っています。当科ではMeVis社との共同研究を通じて、より精度の高い3D画像解析技術の開発にも取り組んでおり、安全かつ精密な肝胆膵手術の実現を目指しています。

関連情報

施設認定

診療実績

術式 2021年 2022年 2023年 2024年 2025年
肝移植術 2 3 3 5 3
肝門部領域胆管癌手術 18 10 15 14 10
膵頭十二指腸切除術 52 39 42 41 53
(ロボット支援
下膵頭十二指腸切除術)
0 0 0 0 1
膵体尾部切除術 17 19 27 34 32
(腹腔鏡下膵体尾部切除術) 12 10 14 12 15
(ロボット支援
下膵体尾部切除術)
2 2 7 10 4
肝切除術 44 45 51 46 50
(腹腔鏡下肝切除術) 16 17 15 19 32
腹腔鏡下胆嚢摘出術 48 48 44 43 49