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横浜市立大学腎臓・高血圧内科の石井健夫客員准教授、涌井広道准教授、田村功一主任教授・附属市民総合医療センター 病院長、東京大学大学院医学系研究科生物統計学分野の萩原康博助教及び松山裕教授らによる「血液透析患者における食塩摂取量とイベント発生との相関」についての大規模コホート研究成果がBMC nephrologyに報告されました
これまで、血液透析における「食塩摂取量とイベント発生との相関」については食塩摂取量を尿から推定することができないため、十分な検討がなされてきませんでした。
そこで本研究では、過去起点で3年間の透析Na除去量の繰り返し測定データを使った血液透析患者の大規模コホート研究を通じて、日毎の推定食塩摂取量を計算し、時間依存性に変化する食塩摂取量の連続暴露量と栄養指標や血圧、心血管合併症、死亡のリスクとの関連を明らかにしました。
本解析の結果からは、適正な食塩摂取量は蛋白摂取指標や体筋肉量、体格の改善につながり生命予後も良好ですが、一日6.0g以上の食塩摂取で鬱血性心不全や急性心筋梗塞など心血管合併症のリスクが増加することがわかりました。慢性腎臓病診療での適正な食塩摂取の方向性を示すものと考えられます。
本研究は、無尿の透析患者の透析時のナトリウムを含む透析液の排液量から1日食塩摂取量を計算しましたが、健常人における尿中ナトリウム排泄量からの食塩摂取量の推定とほぼ同等であり、結果について広く適応しうる研究成果であると思われます。なお、透析排液Na除去量 Na (mEq /L)の単位をNa Cl (g/L) への変換する事につきましては高血圧学会のガイドラインに準拠して Na mEq /Lを17で除したものと同等とし、透析間の時間を考慮して24時間あたりのNaClグラム数に調整しました。
掲載論文
タイトル:Role of estimated salt intake and nutritional status in patients undergoing hemodialysis: a longitudinal analysis.
著者:Ishii T, Hagiwara Y, Matsuyama Y, Wakui H, Tamura K, Arimura Y, Yoshimura A.
掲載雑誌:BMC nephrology
DOI:10.1186/s12882-026-04985-z. PMID: 42237257
(関連サイト)
横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学教室の研究紹介サイト:
https://yokohama-medicine.org/news/index.html#20260625
そこで本研究では、過去起点で3年間の透析Na除去量の繰り返し測定データを使った血液透析患者の大規模コホート研究を通じて、日毎の推定食塩摂取量を計算し、時間依存性に変化する食塩摂取量の連続暴露量と栄養指標や血圧、心血管合併症、死亡のリスクとの関連を明らかにしました。
本解析の結果からは、適正な食塩摂取量は蛋白摂取指標や体筋肉量、体格の改善につながり生命予後も良好ですが、一日6.0g以上の食塩摂取で鬱血性心不全や急性心筋梗塞など心血管合併症のリスクが増加することがわかりました。慢性腎臓病診療での適正な食塩摂取の方向性を示すものと考えられます。
本研究は、無尿の透析患者の透析時のナトリウムを含む透析液の排液量から1日食塩摂取量を計算しましたが、健常人における尿中ナトリウム排泄量からの食塩摂取量の推定とほぼ同等であり、結果について広く適応しうる研究成果であると思われます。なお、透析排液Na除去量 Na (mEq /L)の単位をNa Cl (g/L) への変換する事につきましては高血圧学会のガイドラインに準拠して Na mEq /Lを17で除したものと同等とし、透析間の時間を考慮して24時間あたりのNaClグラム数に調整しました。
掲載論文
タイトル:Role of estimated salt intake and nutritional status in patients undergoing hemodialysis: a longitudinal analysis.
著者:Ishii T, Hagiwara Y, Matsuyama Y, Wakui H, Tamura K, Arimura Y, Yoshimura A.
掲載雑誌:BMC nephrology
DOI:10.1186/s12882-026-04985-z. PMID: 42237257
(関連サイト)
横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学教室の研究紹介サイト:
https://yokohama-medicine.org/news/index.html#20260625