『横浜市立大学では、2024年11月16日（土）に福浦キャンパスで開催されたメディカルフェスティバル（医学部祭）において、「かもめプロジェクト報告会」を開催し、「研究の横浜市立大学」での先進的な研究の一端を多くの来場者にご覧いただくことができました。


「かもめプロジェクト」は、100周年記念事業の一環として、横浜市立大学附属病院の患者様からの遺贈をもとに2018年にスタートした医学研究プロジェクトです。「医療の研究・発展に寄与するために」というご遺志を受け、６つの先進的な医学研究プロジェクトを進めてきました。いずれも現在の医療では治療が難しい疾患であり、一日も早い治療法の確立が望まれるものです。その研究成果や今後の発展等について、各研究プロジェクト代表者等ができるだけ分かりやすく発表しました。

そして、田村功一病院長は、『心腎代謝連関病による健康長寿向上に挑む！　高血圧-脳心血管病-腎臓病の病態連関の機序解明と新規治療開発を目指した研究』についての研究成果講演を行いました。 

また、今年4月に新設した横浜市立大学共創イノベーションセンターの紹介と遺贈説明も併せて行いました。

横浜市立大学附属市民総合医療センター(YCU Medical Center)は、令和7年度に「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業（J-PEAKS）」として全国25大学が選定され、国が認定した「研究の横浜市立大学」の柱となる大学附属病院として、「研究」、「高度専門医療（予定入院）」、「救急医療（予定外・緊急入院）」を三本柱とした全国に179病院しか認定されていないDPC特定病院です。横浜市立大学附属市民総合医療センター(YCU Medical Center)では、今回の最先端の研究成果の診療への還元を図りつつ、今後も患者さんを中心とする多職種協働体制のもと、他の医療機関や介護施設との連携と役割分担を進めながら、横浜市・神奈川県の医療充実に貢献して参ります。