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日本腎臓病協会(JKA)とグラクソ・スミスクラインは、慢性腎臓病患者に対する適切な予防接種等の啓発活動に関する包括連携協定を締結し、田村功一病院長も参加しました

NPO法人日本腎臓病協会(JKA)(日本腎臓病協会 理事長 柏原直樹先生)とグラクソ・スミスクライン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ポール・リレット、以下 GSK)は、2024 年 9月 26日、国内で2000万人に増加していると推定される慢性腎臓病患者に対する適切な予防接種等の啓発活動等を通じた慢性腎臓病患者の感染症の予防、適切な管理を全国で展開し、国民の健康寿命延伸に寄与することを目的に包括連携協定を締結しました。

  • 左より:
    GSK國富太郎、中尾弥起、代表取締役社長ポール・リレット、腎臓病協会理事長 柏原直樹、横尾隆、田村功一
  • 上段:日本腎臓病協会 南学正臣
    下段左:岡田浩一、右:中川直樹

今回のGSKとの包括連携協定の締結式には、日本腎臓病協会(JKA)からは、柏原理事長の他、日本腎臓学会理事長/東京大学腎臓・内分泌内科学 南学正臣教授、東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科 横尾 隆教授、埼玉医科大学腎臓内科 岡田浩一教授、旭川医科大学循環器・腎臓内科学 中川直樹教授、そして横浜市立大学附属市民総合医療センター 田村功一病院長・主任教授が出席しました。

慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease:CKD)は、腎臓の働きが慢性的に低下していく疾患です。現在、日本ではCKD 患者さん約2,000 万人(成人の約5 人に1 人)いると推計されており、特に高齢者ではCKD 有病率が高いといわれています。また、CKD 患者さんは腎機能障害の進行に伴い免疫機能が低下し、感染症関連の入院リスクや死亡リスクが上昇します。末期腎不全患者さんの死因の第2 位は感染症です。

 特定非営利活動法人日本腎臓病協会(JKA)について :
日本腎臓病協会は、医療者、市民、関連企業、行政等が連携し腎臓病を克服するために、立ち上げた組織です。腎臓病の普及啓発、診療連携体制の構築、腎臓病療養指導士制度の運営、患者会との連携、アカデミアと関連企業・行政等が連携するプラットフォームである「Kidney Research Initiative-Japan(KRI-J)」の運営などの事業を積極的に展開しています。腎臓分野において、日本全国どこにいても、良質な医療の恩恵を享受できる環境の実現に尽力しています。横浜市立大学附属市民総合医療センター 田村功一病院長・主任教授は日本腎臓学会理事、日本腎臓病協会理事として、横浜市・神奈川県における慢性腎臓病対策の推進にも深くかかわっています。