YCU 横浜市立大学
search

学長挨拶

新たな社会の創造をリードし、未来を拓く横浜市立大学へ

横浜市立大学学長 石川 義弘 横浜市立大学学長 石川 義弘

横浜市立大学学長 石川 義弘

横浜市立大学は、日本最大の基礎自治体である横浜市にキャンパスを構え、商学部と医学部をルーツとする大学です。その歴史は古く、1882(明治15)年に設立された横浜商法学校を起源とする横浜市立横浜商業専門学校と1944年設立の横浜市立医学専門学校(後の横浜医科大学)が統合し、横浜市立大学としての歴史を積み重ねてきました。その後、大規模な学部・研究科の再編・新設をはじめとする大学改革を経て、現在の5学部6研究科体制となっています。 
明治初期に医学部のルーツとなる仮病院の設立・運営に携わった医師の早矢仕有的先生は銀行などを創業した起業家でもありました。そのアントレプレナーシップ(起業家精神)は、現在の横浜市立大学にも受け継がれています。
『不確実性の時代』と言われている今、横浜市立大学に求められるのは、横浜の地から日本、そして世界をリードするような人材を輩出することです。
コンパクトなサイズが強みである本学は、少人数による教育に取り組み、学生と教職員との距離感が近いことも大きな特長です。経済支援やキャリア支援などさまざまな学生支援も充実しています。学生が幅広い視野を持ち、常に新たな挑戦を続けられるように、分野横断型の「ADEPTプログラム(AI Data Science Education Program for Tomorrow)」や「医療イノベーション人材育成プログラム」、「起業家育成プログラム」なども設置しています。
これらの教育環境に加えて、世界に誇る研究力も横浜市立大学の強みです。それぞれの学問領域において独創的・先端的な研究を数々発信し続けると共に、領域横断的に新たな価値を創出し社会のイノベーションに繋がる研究にも取り組んでいます。また、二つの附属病院においては、安全かつ高度で先進的な医療を提供しています。感染症のパンデミックの対応や高度救命救急医療など、横浜市民の安心・安全のために「最後の砦」としての役割を果たしています。さらに本学が持つ教育・研究等のリソースを活用し、SDGs の目標達成に向けて取り組んでいます。

これまで、名実共に横浜と歩んできた横浜市立大学は2028年に創立100周年を迎えます。伝統と革新のその先に、さらなる発展を誓い、これからも横浜市立大学は「知の拠点」として教育・研究・医療分野をリードする役割を果たすべく、より良い大学づくりを進めます。

(2024年4月1日)

大学紹介About YCU