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第9回教育研究審議会

第9回教育研究審議会

議事録

日 時:平成27年2月3日(火)16:30~17:20
会 場:大会議室(八景キャンパス)
委 員:
窪田学長、重田副学長、五嶋副学長、岡田副学長(学術院担当)、梅村医科学連携推進・教育改革担当副学長 兼 医学群長、篠崎国際総合科学群長、齋藤医学部長、叶谷医学部看護学科長、山田都市社会文化研究科長、三浦国際マネジメント研究科長、荻原生命ナノシステム科学研究科長、西村生命医科学研究科長、井上附属市民総合医療センター病院長、高山木原生物学研究所長、平野先端医科学研究センター長、関事務局長、高橋学務・教務部長、西村慶應義塾大学文学部教授、篠崎理化学研究所環境資源科学研究センター長
欠 席:
中條国際総合科学部長、平安医学研究科長、平原附属病院長、白石学術情報センター長


議 事

1 前回議事録について
前回議事録について確認し、了承された。

2 審議事項
(1) 医学科のカリキュラム改革に伴う学則改正について
医学担当係長から、医学科のカリキュラム改革に伴い、単位数及び科目名が変更となることから、学則を改正することについて説明があり、審議の結果、承認された。
医学科では、国際認証への適合はもちろんのこと、これまで以上に教育の質を高める視点から、臨床実習の週数拡大やアクティブ・ラーニングの拡大、講義時間の60分化などのカリキュラム改革を行ったことについて説明があった。さらに本学ならではの特色ある取組の一つとして、医学科生の英語によるコミュニケーション能力の一層の向上を図るため、Advanced Practical Englishの開講やPEセンター福浦分室の設置など、英語教育の強化にも取り組んでいるとの補足説明があった。
講義時間を1回90分から60分に変更することにより、全体的には単位数や授業時間数がもっと減少することになるのではないかとの質問があり、臨床実習の週数拡大や科目によっては講義回数の増があるため、計算上の総授業時間数はむしろ増加し、結果として単位数の減は23単位となるとの説明があった。
国際総合科学部でも、アクティブ・ラーニングの導入や60分化などの講義の改善を検討して欲しいとの意見があった。
(2) 医学研究科医科学専攻における大学院学則の変更について
福浦キャンパス学務・教務担当係長から、医学研究科医科学専攻における科目の追加及び科目名の変更に伴い、大学院学則の変更について説明があり、審議の結果、承認された。
医科学専攻では、既に実施していない科目も残存している可能性もあることから、平成27年度に、実態に合わせた科目の整理を行うとの補足説明があった。
(3) 学位規程の改正について
福浦キャンパス学務・教務担当係長から、医学科の学位記は、これまでの日本語表記のみの様式を使用していたが、国際総合科学部及び看護学科にあわせ、日本語表記と英語表記を併用した様式に変更するため、学位規程を改正するとの説明があり、審議の結果、承認された。
(4) 公立大学法人横浜市立大学・大学院医学研究科と独立行政法人国立成育医療研究センターとの教育研究についての連携・協力に関する協定書・覚書の締結について
福浦キャンパス学務・教務担当係長から、公立大学法人横浜市立大学・大学院医学研究科と独立行政法人国立成育医療研究センターとの教育研究についての連携と協力に関する協定書と覚書の締結について説明があり、審議の結果、承認された。
(5) 京都大学大学院医学研究科と横浜市立大学大学院医学研究科との間における特別研究学生交流に関する覚書の更新について
福浦キャンパス学務・教務担当係長から、京都大学大学院医学研究科と横浜市立大学大学院医学研究科との間における特別研究学生交流に関する覚書の更新について説明があり、審議の結果、承認された。
京都大学とは物理的な距離があることから、これまでの実績についての振り返りを行っているかとの意見があり、次回以降の会議において、報告することとなった。
(6) 横浜市・シティネット横浜プロジェクトオフィスとの連携に関する協定書の締結について
国際化推進担当係長から、横浜市・シティネット横浜プロジェクトオフィスとの連携に関する協定書の締結について説明があり、審議の結果、承認された。
平成27年1月26日開催の教育研究会議以降、横浜市との調整により、覚書が協定書になったこと、本学の調印者が副学長から学長になったこと、締結予定日が4月上旬から3月上旬になったことの追加説明があった。
なお、以後の協定書の修正については学長一任とした。
(7) 横浜国立大学と横浜市立大学との交換講義に関する覚書の更新について
学習・教育担当係長から、横浜国立大学と横浜市立大学との交換講義に関する覚書の更新について説明があり、審議の結果、承認された。
横浜国立大学以外との交換講義の実施状況については、市内の大学間で協定を結び、単位互換を行っているとの補足説明があった。
横浜国立大学との取組については、できるだけ窓口を一本化し、状況を把握した方が良いとの意見があった。
(8) 都市社会文化研究科、国際マネジメント研究科及び生命ナノシステム科学研究科における博士前期課程学生の前期末修了制度の実施について
学習・教育担当係長から、都市社会文化研究科、国際マネジメント研究科及び生命ナノシステム科学研究科における博士前期課程学生の前期末修了制度の実施について説明があり、審議の結果、承認された。
本制度について、生命医科学研究科では実施に向け検討しているが、研究室の配属時期、講義科目の配置を見直す必要があるとの説明があった。
(9) 全学の休講ルールの改訂について
学習・教育担当係長から、全学の休講ルールの改訂について説明があり、審議の結果、承認された。
(10) 平成27年度 福浦キャンパス学年暦(案)について
福浦キャンパス学務・教務担当係長から、平成27年度福浦キャンパス学年暦(案)について説明があり、審議の結果、承認された。
(11) 平成27年度 国際総合科学部寄附講座について
学習・教育担当係長から、平成27年度国際総合科学部寄附講座について説明があり、審議の結果、承認された。
講座内容については大学がコントロールする必要があるものの、寄附者側にもメリットがなければならないため、本学の窓口となる教員が寄附者側と十分に協議することが望ましいとの意見があった。

3 報告事項
(1) 医学科新入生の誓約書について
医学担当係長から、医学科新入生が提出する誓約書について、これまでの全学共通のものから医学科独自のものに改正するとの説明があった。本改正は、医学科のカリキュラム改革の一環として行なわれ、入学時から医学部医学科の学生としての自覚とモラル、果たすべき責任等をより明確化することが目的であるとの補足説明があった。
(2) 生命医科学研究科博士前期課程 推薦入試の新設について
アドミッション課大学院担当係長から、生命医科学研究科博士前期課程の推薦入試を新設することについて報告があった。
学外推薦の対象者は、どのような学生を想定しているのかとの意見があり、本学の連携大学院である理化学研究所などの教員が指導している学生を想定しているとの説明があった。
推薦入試は実施後に、入学した学生の成績などを確認し、質の面での効果を検証する必要があるとの意見があった。

4 その他
平成27年度 教育研究審議会及び教育研究会議日程案について
学術戦略担当係長から、平成27年度教育研究審議会の日程案について報告があった。


次回予定:平成27年3月10日(火)午後4時30分~
     八景キャンパス大会議室
以上 

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