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第10回教育研究審議会

第10回教育研究審議会

議事録

日時:令和3年3月2日(火)16:30~18:30
開催形式:zoom開催 
中継拠点:金沢八景キャンパス 大会議室
委員:相原学長、中條副学長、遠藤副学長(座長)、石川副学長(研究担当)兼 学術情報センター長、高山国際総合科学群長、寺内医学群長、佐藤国際教養学部長、大澤国際商学部長、篠﨑理学部長、汪データサイエンス学部長、益田医学部長、叶谷医学部看護学科長、小野寺共通教養長、齊藤都市社会文化研究科長、白石国際マネジメント研究科長、橘生命ナノシステム科学研究科長、朴生命医科学研究科長、山中データサイエンス研究科長 兼 学長補佐(特命研究担当)、田村医学研究科長、後藤附属病院長、榊原附属市民総合医療センター病院長、木下木原生物学研究所長、折舘先端医科学研究センター長、下澤事務局長、小林学務・教務部長 兼 学長室長、渡邉研究推進部長、西村慶應義塾大学名誉教授
欠席: 井村学長補佐(国際化推進担当)、篠崎国立研究開発法人理化学研究所環境資源科学研究センター特別顧問

1前回議事録について
令和2年度第9回教育研究審議会(2/2)議事録について確認し、了承された。

2審議事項
(1) 大学院学則の変更について
① 生命医科学研究科博士後期課程における科目新規設置に伴う大学院学則の改正について
鶴見キャンパス担当係長より、生命医科学研究科博士後期課程における科目新規設置に伴う大学院学則の改正について説明があり、審議の結果、承認された。

② 看護学専攻博士後期課程の1研究分野を廃止し、2研究分野を新設することに伴う大学院学則(別表)の変更、および博士前期課程の学則の誤記に関する修正について
学務・教務担当係長より、看護学専攻博士後期課程の1研究分野を廃止し、2研究分野を新設することに伴う大学院学則(別表)の変更、および博士前期課程の学則の誤記に関する修正について説明があり、審議の結果、承認された。

(2) 指定規則改正に伴う看護学科の新カリキュラム申請について
学務・教務担当係長より、指定規則改正に伴う看護学科の新カリキュラム申請について説明があり、看護学科長より補足の説明があった。審議の結果、承認された。委員より、新カリキュラム申請に伴う学則の変更については今後審議予定か確認があり、令和3年度に審議予定である旨回答があった。また、卒業に必要な総単位数に変更がないこと、現行カリキュラムにおいて就職や国際化に課題があるため授業時間数を見直したことに加え、教員による指導の時間が減少する代わりに自己教育力を強化する方向であること、更に授業内における座学の時間が一部の科目で減少することを確認した。

(3) 第3期大学機関別認証評価に提出する自己評価書について
学術企画担当係長より、第3期大学機関別認証評価に提出する自己評価書について説明があり、審議の結果、承認された。委員より、提出にあたって自己評価に至った根拠を客観的に示すべきであるとの意見や、自己評価書内の組織図等については統一感を持たせるべきとの見解が示された。

(4) 学術院規程改正について
調整担当係長より、学術院規程改正について説明があり、審議の結果、承認された。

(5) 令和3年度計画(案)について
企画調整担当係長より、令和3年度計画(案)について説明があり、審議の結果、承認された。
委員より、自己評価の「原則」は新型コロナウイルス感染症にかかる事項のみ適用予定か確認があり、法令改正等の影響により達成できない目標についても「原則」を適用する予定である旨回答があった。また、過去には事例がないこと、横浜市及び横浜市公立大学評価委員会委員にも、「原則」に基づき自己評価を実施することを確認中である旨補足説明があった。更に、他大学ではどのように実績評価を行っているのか確認があり、公立大学協会の調査においては年度計画を変更あるいは実績報告にて補足など、大学によって対応が分かれることに加え、一部項目について評価をしない、もしくは評価は不可能とすることについても、合理的な説明が可能な場合には、評価を記載しないことも可能であると回答があった。

(6) 令和3年度人事委員会委員選出について
調整担当係長より、令和3年度人事委員会委員選出について説明があり、教育研究審議会からの選出委員2名について審議し、中條副学長、遠藤副学長を選出した。

(7) 東京応化工業株式会社との共同研究室設置期間更新について
知財・契約担当係長より、東京応化工業株式会社との共同研究室設置期間更新について説明があり、審議の結果、承認された。委員より、雇用する特任教員の人数について確認があり、共同研究室設置時から雇用する特任教員数に変更があったが、予算内で調整している旨回答があった。なお、知財に関する取り扱いについて、共同研究契約に基づき双方で発明等の研究成果があった場合、知財の持分や出願手続き及び権利維持に要する費用の負担等は、双方協議の上決定する旨説明があった。

(8) 令和3年度 国際総合科学群(学部)寄附講座について
教務担当係長より、令和3年度 国際総合科学群(学部)寄附講座について説明があり、国際教養学部長及び国際商学部長より補足説明がなされた。審議の結果、承認された。

(9) 2020年YCU Student Awardの受賞候補について
学生担当係長より、2020年YCU Student Awardの受賞候補について説明があり、副学長より各受賞者の補足説明がなされた。審議の結果、承認された。委員より、奨励賞の学生について、投稿論文の筆頭著者であるか確認するよう依頼された。なお、応募件数の推移に関して例年と大差はないものの、次年度に向けては、医学部及び医学研究科からも積極的に応募いただきたいと意見があった。

3 報告事項
(1) 「競争的研究費における制度改善」(PI人件費支出及びバイアウト制度)への本学の対応について
研究費管理担当係長より、「競争的研究費における制度改善」(PI人件費支出及びバイアウト制度)への本学の対応について報告された。委員より、研究代表者が申し出るエフォートに客観性があるかどうかの確認が必要なのではないかとの意見が出され、何らかの確認を含め具体的な事務手続等については、今後、決定していくとの回答があった。委員より、本学において本制度が活用できる事例について確認があり、PI人件費支出では、大学から支出している専任教員の当該部分の人件費相当額が縮減されたことにより確保された財源を、インセンティブとして還元することができること、また、バイアウト制度は研究以外の業務を他者に代行してもらうための費用を研究費より支出できることが説明された。両制度の活用は、決して大学が強制するものではなく、あくまで教員の自発的な希望に基づいて実施されるとの説明があった。

(2) 生命医科学研究科・生命ナノシステム科学研究科の早期修了制度について
鶴見キャンパス担当係長、生命医科学研究科長、生命ナノシステム科学研究科長より、生命医科学研究科・生命ナノシステム科学研究科の早期修了制度の検討状況について報告された。

(3) 大学の学びに関するアンケート結果について
教務担当係長及び研究費管理担当係長より、大学の学びに関するアンケート結果について報告された。研究費管理担当係長より、本件にかかる研究・産学連携推進センター研究リスクマネジメント部門長からのコメントについて報告された。今後、今回のアンケート結果は教員に周知予定であるが、自由記述については、個人が特定されないよう配慮が必要であると意見があった。また、論文の書き方について共通したルールを学生が確認できるようにすべきとの意見や、TAなど学生に近い立場の人に気軽に相談できる体制を整えてはどうかとの意見があった。回答率が50%を下回っているサブグループがあるため、回答率を上昇させるための工夫が必要であると見解が示され、今後のアクションについては、教育研究審議会でも取組を審議するよう依頼された。

(4) 佐藤陽国際奨学財団との締結協定の更新について
国際交流担当係長より、佐藤陽国際奨学財団との締結協定の更新について報告された。委員より、申請者が少ないため、本学学生の留学先の傾向としてアジア圏が少ないのか確認があり、本学が交流協定を締結する大学のうち、本奨学金の支給対象となる大学はタイ・マレーシアの2校のみである旨回答があった。

(5) 令和3年度 金沢八景キャンパス学年暦について
教務担当係長より、令和3年度の金沢八景キャンパス学年暦について、オリンピック・パラリンピック開催に対応した学年暦とすることが報告された。

(6) 「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業」選定結果について
教務担当係長より、「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業」について、文部科学省より採択通知があったことが報告された。

4 その他
 令和3年度の外部有識者委員について、篠崎国立研究開発法人理化学研究所環境資源科学研究センター特別顧問、西村慶應義塾大学名誉教授に依頼することが報告された。

 学長より以下のメッセージがあった。
本学の4千数百名の学生のうち、YCU Student Awardで表彰されるのはほんの一握りの学生であることから、各学部において、学生のモチベーションを上げるための取組・工夫を行っていただきたい。特に学生をほめて育てることを意識した施策を行っていただきたい。また、今後の教員発議においては、各学部の将来構想の方向性に合わせ、学部全体を俯瞰した内容で発議を検討いただきたい。

以上

次回開催予定:令和3年5月11日(火)16:30~ 金沢八景キャンパス 大会議室
第10回教育研究審議会

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