医学部医学科・医学研究科医科学専攻医学部医学科
医学研究科医科学専攻

医学部長挨拶

医学部長挨拶

井上 登美夫 写真
医療を取り巻く環境は少子高齢化が加速する中で大きく変化しつつあります。
また、教育に関する方向性も“ゆとり教育の見直し”、“入試制度の見直し”、さらには“社会のグローバル化に対応できる人材の育成”とこの数年の間に様変わりしつつあります。
医学科と看護学科を有する本学の医学部では、従来から“高度な知識と臨床実践能力を備え、豊かな人間力をもったリーダーシップを発揮できる人材の育成”に力を注いできました。そして、“患者さん中心の考え方に立脚できる倫理観を有する医療人の育成”についても様々な医療倫理教育の中で実践して参りました。
これらの医学部卒前教育の方向性は医学教育の根源的なことであり、今後も継承されるべきものです。しかしながら、大きく変化しつつある医療・教育をとりまく環境に柔軟に対応できる体制を築き上げていくことが肝要であると考えております。
看護学科では、平成17年に看護短期大学部から現在の学科に発展し、“健康生活”を基本概念とした専門領域をより理論的・体系的に学ぶことのできるカリキュラムを実践しています。
さらに、平成22年に大学院医学研究科に、国際都市横浜、政令都市横浜という地域特性から発生する保健医療福祉および看護に対する社会的ニーズを背景に、大学院修士課程の看護学専攻が開設されています。
このように、医療をとりまく環境に呼応できる看護師および看護学教員・研究者を育成する体制の整備がシームレスに進められています。

一方医学科では、平成24年に「医学教育センター」を設立しました。各学年に応じた教養教育・基礎医学・臨床医学・病棟実習部門が基本的構成をなし、研究実習と教室体験演習により研究意欲を高めることを目的とした医学基盤部門、共用試験や国家試験対策のための試験管理部門、そしてセンター全体を統括する医学教育推進部門が全学年に関与する形をとっています。
また、学生のキャンパス生活や学習へのきめ細かい指導を行うために担任制度を導入しています。
本年5月には文部科学省大学改革推進事業による試行として医学教育分野別評価を受審し、いわゆる医学教育の2023年問題など将来の医学教育の変化に対応できる体制作りを進めております。

本学は福浦キャンパスに隣接する大学附属病院と浦舟町にある市民総合医療センターの2つの大学附属教育医療機関を有し、看護学科、医学科いずれの臨床実習も2附属病院で行える大変恵まれた環境にあります。
この恵まれた環境を生かし、横浜市立大学の基本方針でもあります“地域貢献”と“国際化”に寄与できる医療人材の育成を推し進める所存です。


平成28年6月
医学部長 井上 登美夫

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