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臨床腫瘍科・乳腺外科

診療内容・特色・主な対象疾患

何をする診療科でしょうか?

臨床腫瘍科・乳腺外科はさまざまな「がん」の診断・治療を行う診療科です。
 主な治療法は、抗がん剤、分子標的治療薬などを用いた「がん薬物療法」です。同時に、また引き続き、放射線治療、外科的切除、緩和治療などが行われることもあり、いわゆる集学的がん治療の主治医となります(図1)。消化器のがん・乳がんが中心ですが、横浜市立大学にご紹介頂いた「がん」の患者さんで「どこの科で見るのがよいのかわからない」がんは、まず当科で診察を開始させていただきます。

図1

図1

どんな患者さんが来るのでしょうか?

新患で来られた方々:
2017年の新患患者数は282人で内訳は図2の通りです。全体の1/4は膵がんの患者さんでした。また希少ながんである神経内分泌腫瘍、神経内分泌癌がんも多くこれも全体の1/4を占めます。これらは横浜市立大学附属病院の得意分野であり、北海道、札幌からもご紹介を頂くことがあります。また耳鼻咽喉科、口腔外科との連携も密に行われており、
頭頸部がん、口腔がんの抗がん剤治療の経験も豊富です。腹膜がん、肺がん、卵巣がん、肉腫なども診療しています。

入院された方:
2017年に入院された患者さんの内訳は図3の通りです。大腸・食道などの消化管のがん、膵臓がんといわゆる消化器がんが多いのですが、原発かわからない原発不明がんも治療対象です。

図2 新患で来られた方

図2 新患で来られた方

 
 


図3 入院された方

図3 入院された方

入院を要する抗がん剤治療は少なくなりました。入院は食道がんの放射線と抗がん剤を同時に行う治療、ポートを入れるなどの特殊な治療、そして緩和支持治療の必要な方達です。2017年は延べ503人の方が入院されました(図4:2011年以降年々減少の傾向にあります。同じ方が2度3度と入院された場合、2人3人の入院とカウントしています)。治療の場所は外来に移っています。

図4 最近5年間ののべ入院患者数

図4 最近5年間ののべ入院患者数

入院治療が少なくなったことの理由に外来での抗がん剤治療が増えてきていること、緩和治療を専門の病院、在宅で受けられる環境が整ってきていることなどが挙げられます。

外来に来られる方:
抗がん剤治療は多くの場合外来で行われます。外来化学療法センターでは、外来で快適に抗がん剤治療が受けられる最高の環境が整っています。外来で抗がん剤を受ける当科の患者さんの数は毎年増えています(図5)

図5 外来で抗がん剤治療が行われた回数

図5 外来で抗がん剤治療が行われた回数

主な治療実績・専門外来・検査等

どのような治療をしますか?

様々な抗がん剤を駆使した薬物療法です(表1は2017年に使用された抗がん剤の種類と、患者さんの数です)。私たちはたくさんの種類のがんに対する抗がん剤の使用経験があります。
がんはなかなかに手ごわい相手であり集学的治療(外科治療、放射線治療、抗がん剤治療、緩和治療などを集めた治療法のこと)が必要なため、さまざまな科と連携を行います(横浜市大附属病院にはそのための組織がん総合医療センターがあります。)。そのうえ患者さんのなかには高齢の方も多く、高血圧、糖尿病、心臓病、腎臓病、肝臓病など様々な合併症にも気を配る必要があり、直接的にはがんとは関係のない科とも連携をしながら治療を進めます。
同時に家での生活にも気を配る必要があります。医療費や介護の問題なども含めて、院内のケースワーカーや継続看護部門と連携し、在宅でも安心して治療が受けられる環境づくりを目指します。がんの治療は本人ひとりきり、あるいはご夫婦二人だけで全てをしのぎきれるものではありません。お子様、ご親戚、お友達のお力を拝借し、そしてさまざまな社会資源(たとえば介護保険などがあります)を利用していくことでもっと安心して治療が受けられるようになります。
このような点でも様々なお手伝いをいたします。

表1

表1

特別な治療として

横浜市立大学ではスイスのバーゼル大学と連携し希少ながんである「神経内分泌腫瘍」に対する放射性同位元素を用いた内容療法(PRRT療法、DOTATOC療法などといわれます)を行うための相談をお受けいたしております。
またそのために必要なオクトレオスキャンという検査も当院で受けることが出来ます。

その他

紹介していただく時の留意事項

初診は紹介状が必要です。

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