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耳鼻いんこう科

診療案内

・頭頸部腫瘍:手術・放射線治療・化学療法の集学治療、機能温存治療を目指した低侵襲手術、消化器外科・形成外科・脳神経外科と連携した拡大手術、甲状腺腫瘍への手術
・耳科:慢性中耳炎・中耳真珠腫・中耳奇形・耳硬化症・他院術後症例・人工内耳・人工中耳(BAHA)埋め込み術などへの手術、乳幼児難聴の早期診断・療育施設との連携、遺伝子診療科と連携した難聴遺伝子検査・遺伝カウンセリング、言語聴覚士が介入し補聴器の新規装用・導入困難症例への対応
・鼻科:アレルギー性鼻炎に対する減感作療法(舌下免疫療法)・手術療法(外来でのレーザー焼灼、入院による下鼻甲介手術)、慢性副鼻腔炎に対する保存的治療・手術治療、好酸球性副鼻腔炎に対する診断・治療(投薬、手術、分子標的治療薬)・難病申請
・めまい:赤外線眼振検査・電気眼振図検査・vHITなどを用いた末梢性めまいの診断と理学療法を中心とした治療、頭部MRI・MRAを用いた中枢性めまい疾患の鑑別と脳神経内科・脳神経外科との連携
・音声・嚥下:音声障害に対する音声機能評価・喉頭ストロボスコピーによる診断と治療(言語聴覚士による音声療法、手術)、嚥下障害に対する嚥下内視鏡検査・嚥下造影検査による診断と治療(理学療法、嚥下機能改善手術、誤嚥防止手術)

特殊検査・処置・入院・手術のご案内

術式名称:経外耳道的内視鏡下鼓室形成術
所要時間:入院3~4日間
説  明:慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎、中耳奇形、耳硬化症に対して、耳の後ろを切らずに内視鏡下で耳の手術を行うことができます。入院期間も3~4日と短期で退院する事ができます。

術式名称:人工内耳植込術
所要時間:入院5~7日間
説  明:両側高重度難聴患者に対して、人工内耳を埋め込みます。難聴遺伝学的検査に基づいた人工内耳の選択を提案しております。内耳に優しい聴力温存術式を行なっており、また両側同時手術にも対応しております。

術式名称:下咽頭喉頭摘出・頸部郭清・遊離空腸再建術
所要時間:手術時間12時間、入院3週間程度
説  明:進行下咽頭がんに対する手術です。当科では術後早期回復プログラムを導入することで合併症率の低下と入院期間の短縮を実現しています。

術式名称:咽頭・喉頭がんに対するロボット支援下手術
所要時間:入院1~2週間
説  明:咽頭・喉頭がんに対してロボット支援下に切除します。2022年度より保険適応となっております。

術式名称:毎週シスプラチン併用放射線治療
所要時間:入院1泊2日×6~7週間程度
説  明:再発高リスクの頭頸部がんに対して術後放射線治療中に1泊2日の短期入院でシスプラチンの投与を行います。従来の治療法の半分程度の入院期間で治療が可能になりました。

術式名称:唾液腺癌に対する集学的治療
所要時間:手術治療は手術時間2?8時間、入院5日?2週間程度
説  明:耳下腺がんの場合、可能な限り顔面神経を温存する術式を工夫します。再発・転移唾液腺がんには臨床腫瘍科と連携してHER2やNTRKを標的にした最新の治療を行っています。

術式名称:喉頭気管分離術
所要時間:手術時間2時間、入院2週間程度
説  明:当科では脳神経内科と連携して誤嚥防止手術に積極的に取り組んでいます。喉頭気管分離術は確実に誤嚥を防止することができ、気管カニューレが不要になる可能性があります。また喉頭摘出術よりも低侵襲な術式です。

術式名称:痙攣性発声障害に対するA型ボツリヌス毒素製剤治療
所要時間:外来30分~1時間程
説  明:内転型痙攣性発声障害の方に対して片側の甲状披裂筋に経頸部にてA型ボツリヌス毒素製剤を注入することによる治療です。音声・嚥下外来で行なっております。

当科の特徴

耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域疾患全般に対応しています。境界領域の疾患については当科で判断し、当該科との連携や院内併診など最善と思われる対応をいたします。

紹介していただく時の留意事項

初診には紹介状が必要です。

専門外来・セカンドオピニオン

専門外来

 月:頭頸部外来、難聴・小児難聴外来、超音波ガイド下穿刺吸引細胞検査
 火:補聴器外来
 水:アレルギー・鼻副鼻腔外来、めまい外来、音声・嚥下外来、頸部超音波検査、嚥下造影検査
 金:難聴遺伝子カウンセリング

セカンドオピニオン

 月午後、対象疾患:頭頸部腫瘍、聴覚、頭蓋底

TOPICS

咽喉頭がんに対するda Vinciロボット支援下手術

同手術では3D内視鏡の良好な視野のもとで自由度の高い鉗子を用いて腫瘍の切除操作を行うことで、これまで手術が難しかった咽頭・喉頭病変を安全に摘出することが可能となりました。当院耳鼻咽喉科・頭頸部外科におけるda Vinciロボット支援下手術は院内の先進医療推進事業の一つとして2020年2月より開始し、実績を重ねております。

アルミノックス治療(光免疫治療)

点滴により投与した薬剤が腫瘍の表面に集積し、その部分にレーザー光を当てることで、腫瘍細胞のみを死滅させる「光免疫治療」という新しい治療法で対象疾患は「切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部がん」になります。本治療の対象となる可能性がある患者さんがいらっしゃる場合には、まずは当科セカンドオピニオン外来へのご紹介をお願いします。

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