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消化器外科

診療案内

・良性胆道疾患(胆石症、膵胆管合流異常症など)の外科的治療
・肝胆膵領域の悪性腫瘍(原発性肝がん、転移性肝がん、膵がん、神経内分泌腫瘍、胆道がんなど)の外科的治療・抗がん剤治療
・生体肝移植
・食道・胃の良性・悪性疾患の外科的治療、抗がん剤治療、放射線治療
・大腸(結腸・直腸)の良性・悪性疾患の外科的治療、抗がん剤治療、放射線治療
・その他小腸・後腹膜原発腫瘍の外科的治療など

特殊検査・処置・入院・手術のご案内

術式名称:腹腔鏡下肝切除
所要時間:3- 8時間 入院期間 8-10日間
説  明:肝細胞癌、転移性肝腫瘍またその他の肝腫瘤に対し、腹腔鏡下肝切除を施行しています。肝切除は特に腹腔鏡手術の利点を最大限に活かせる術式であり、創部が小さい以外にも画像技術の進歩により緻密な手術が可能となりました。

術式名称:腹腔鏡下膵切除(ロボット支援下膵切除)
所要時間:3- 6時間 入院期間 10-12日
説  明:膵切除の中でも膵体部および尾部側を切除するいわゆる膵体尾部切除に関しては良性・悪性問わず腹腔鏡手術を施行しております。膵臓は腹腔内臓器の中でも背側に位置するため従来は20-30㎝程の大切開を要しましたが、腹腔鏡により創部が目立たずさらに、細い血管まで認識可能なので精密な手術手技が可能となっています。ロボット手術も保険収載されたため、積極的に導入しております。

術式名称:早期胃癌に対する機能温存手術(噴門側胃切除、幽門保存胃切除など)
所要時間:手術時間5時間、入院期間2週間
説  明:胃上部、中部にできた早期胃癌に対しては、以前は胃全摘術を施行していましたが、残せる胃はなるべく残すように、胃の上側を切除する噴門側胃切除や胃の真ん中だけを切除する幽門保存胃切除といった機能温存手術を腹腔鏡を用いて積極的に行っています。

術式名称:直腸癌に対する肛門温存ロボット手術(低位前方切除、括約筋間切除など)
所要時間:手術時間3- 6時間 入院期間 7-14日間
説  明:直腸は狭い骨盤内の臓器であり、肛門を含め周囲臓器と隣接し、手術が難しい部位です。ロボット手術は、このような狭い空間での手術に有用であり、術前化学療法・放射線療法を組み合わせて行うことにより、可能な限り肛門温存を目指します。

当科の特徴

当科の専門分野は食道、胃、肝臓、胆道、膵臓、大腸などの全ての消化器疾患の外科的治療です。消化器外科指導医7名、専門医16名、肝胆膵外科高度技能専門医5名、内視鏡技術認定医5名、ロボット手術プロクター1名のスペシャリストを擁しています(2023年3月末現在)。
消化器外科のいずれの分野でも日本でトップクラスの治療成績を目指しており、特に悪性疾患については拡大郭清から
機能温存、そしてロボット手術などの低侵襲手術まで高度な手術を安全に行い、患者さんの病気の状態や希望に応じた治療を提供しています。他院で切除不能と言われた進行癌であっても手術前に化学療法や放射線療法を併用して腫瘍を縮小させたのちに切除することができたケースもあります。しかし、疾患やその進行度によっては手術だけでは治療が困難な場合も多くあります。そのため最近進歩の著しい遺伝子の研究も積極的に行っており、がんや種々の病態の発生機序を解明してより効果的で効率的、そして画期的な医療を開発しようと日々研究に取り組むとともに、がんゲノム診療科と協力して切除検体を用いた遺伝子解析を行い、新しい治療法などの可能性を追求しています。
また生体肝移植は、1997年に開始し、2023年3月までに71名の患者さんに実施しております。

紹介していただく時の留意事項

初めて受診する場合には紹介状が必要です。

専門外来・セカンドオピニオン

月曜日 肝胆膵外来、食道・胃外来、大腸外来
水曜日 肝胆膵外来
金曜日 肝胆膵外来、食道・胃外来、大腸外来
紹介状を持参して当科にかかる場合は月・水・金曜日に受診してください。
セカンドオピニオンは随時受け付けています。

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