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当科のご紹介

当科の特徴

婦人科
専門診療領域のエキスパートをそろえ、患者さんとともに理解しあい、ともに歩み、進める医療をめざしています。主治医を中心とした専門診療チームで診療にあたり、いずれの医師も患者さんには熱心にやさしく接するよう努力しています。また手術では低侵襲手術を目指して腹腔鏡、ロボット支援手術(ダヴィンチ)に取り組んでおり、子宮体がんや子宮筋腫に対するロボット支援下子宮全摘術を行っております。

産科
分娩室はLDR(陣痛から分娩、産褥まで居室のなかで分娩できる部屋)で夫立ち会い分娩も可能です。分娩管理の基本方針は自然分娩ですが、麻酔分娩(いわゆる硬膜外無痛分娩)も麻酔科医と協働し対応します。WHO、ユニセフから「赤ちゃんにやさしい病院(BFH)」の認定を受けており、基本的には母乳保育を推奨し完全母児同室としています。

患者さんへ

当診療科は、患者さんご自身で初診ご予約いただけます。

<初診予約のお願い>
紹介患者さんがスムーズに受診していただけるように、紹介患者さんの「初診予約制度」を設けています。予約のお申込みは医療機関からのみとなりますので、ご希望の方はおかかりの医療機関にご相談ください。予約制の診療科については、予約がない場合、後日の来院をお願いさせていただきます。各科の予約方法について、下記をご参照ください。

当院は、高度医療を専門とする「特定機能病院」として、高度医療を必要としている患者さんを治療する役割を担っております。 加えて、地域医療連携の牽引役としても期待されており、医療の機能分担を図り、地域の病院および診療所と相互に協力・連携し、地域医療への貢献に努めています。 当院におかかりになる際は、原則として、地域の医療機関で診察を受けられ、当院での診療が必要と判断された場合に、診療情報提供書(以降:紹介状)をお持ちになって受診してください。

診療実績

分娩件数 494件
早産22~27週 4件
早産28~36週 38件
周産期救急応需数 23件
帝王切開数 119件
吸引鉗子分娩数 47件
経腟骨盤位数 0件
頸管縫縮術 0件
多胎 9件
無痛分娩(導入数) 201件

診療実績(2021年1月~12月)

病院全体総ベッド数(年度) 674床
産婦人科担当ベッド数(年度) 47床
常勤医師数(年度) 23人
初期研修医年間受け入れ延数(年度) 37人
産婦人科新患総数(年度) 1,320人
産科救急受入数 21件

分娩総数 (2021年4月~2022年3月):483件

早産22~27週 5件
早産28~36週 35件
周産期救急応需要数 21件
帝王切開数 134件
吸引鉗子分娩数 43件
経腟骨盤位数 1件
頸管縫縮術 3件
多胎 14件
無痛分娩(導入数) 199件

悪性腫瘍登録総数(2021年1月~12月):235件

子宮頸がんCIN3新規登録数 69件
子宮頸がんI期以上新規登録数 53件
子宮内膜異型増殖症新規登録数 4件
子宮体がん新規登録数(I期以上) 66件
卵巣、卵管、腹膜がん新規登録数 29件
絨毛性腫瘍新規登録数 1件
その他悪性腫瘍(外陰、膣など) 13件
体外受精のべ実施周期数(うち顯微受精実施のべ数) 0件(0件)

年間婦人科手術合計数(2021年1月~12月):512件

【開腹手術】 128件
広汎子宮全摘 14件
準広汎子宮全摘 29件
腹式単純子宮全摘 22件
子宮付属器悪性腫瘍手術 20件
付属器・のうしゅ(良性)手術 11件
その他開腹術 32件

【腟式手術】 198件
腟式子宮全摘 0件
性器脱根治術 2件
円錐切除術 91件
TCR レゼクトスコープ 42件
その他の腟式手術(アウス等) 63件

【腹腔鏡下手術】 186件
腹腔鏡下準広汎子宮全摘術 11件
腹腔鏡下準広汎子宮全摘術+骨盤リンパ節郭清 0件
全腹腔鏡下子宮全摘出術 84件
腹腔鏡補助下腟式子宮全摘術 1件
腹腔鏡下子宮筋腫核出術 8件
腹腔鏡下付属器切除術 35件
腹腔鏡下卵巣嚢腫摘出術 11件
腹腔鏡補助下卵巣嚢腫摘出術 1件
異所性妊娠手術 0件
多孔術(LOD) 1件
その他の腹腔鏡下手術 24件
ロボット支援下手術 10件

患者さんからの予約申込(整形外科、婦人科、腎臓・高血圧内科、眼科、皮膚科、内分泌・糖尿病内科のみ)

ご注意

分娩予約について

分娩予約状況

  R5.10 R5.11 R5.12 R6.1 R6.2 R6.3 R6.4 R6.5 R6.6 R6.7
上旬 × × × ×
下旬 × ×

× すでに予約が完了しています △ やや予約枠に余裕あり 〇 予約枠に余裕あり(令和5年10月1日現在)

当院では分娩予定月ごとに分娩予約受け入れ枠を設けています。
分娩予約状況に関しては当院「患者サポートセンター」まで電話(045-787-2800:代表)でお問い合わせください。
電話での分娩予約は出来ません。御本人が受診していただいてからの分娩予約になります。
里帰りなどで他院での分娩を予定している方の妊婦健診のみは受付けていませんのでご了承ください。

初診受付

8時30分~10時30分

紹介状はなくても受診出来ますが、他院ですでに健診を受けている場合や合併症をお持ちの方は紹介状をご準備ください。

妊婦健診のスケジュール

週数 受診間隔 検査・指導内容



2


 
4
妊娠1~4週毎












 
問診・経腟超音波
分娩予約(受診方法など説明、両親学級予約)
初期血液検査:血液型、感染症(梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIV、成人T細胞白血病)、風疹抗体価、貧血、肝機能
5
6
7



3


 
8
妊娠初期指導 妊娠8~12週(対象:初産婦)
*予約制 第2・4水曜日開催
 
 
 
9
10
11



4

 
12 2~4週毎















 
両親学級1回目 妊娠12~20週 (対象:初産婦)
*予約制 第2水曜日13:30~15:00開催

 
13
14
15



5


 
16 経腹・経腟超音波(中期スクリーニング)、クラミジア検査 妊娠18~22週
 
 
17
18
19



6


 
20  
中期指導(助産師による個別対応) 妊娠20~23週
 
21
22
23



7


 
24

4週毎


















 
 
妊娠糖尿病スクリーニング検査 妊娠24~26週
両親学級2回目 妊娠24~28週(対象:初産婦・当院ではじめて出産する経産婦)
*予約制 第4土曜日10:00~12:00開催
助産外来 妊娠26~27週

 
25
26
27



8


 
28  

経腟超音波(早産スクリーニング)血液(貧血)検査 妊娠28~29週
経腹超音波(後期スクリーニング)妊娠30~31週
後期指導(助産師による個別対応)妊娠28~30週
両親学級3回目 妊娠30~34週(対象:初産婦・当院ではじめて出産する経産婦)
*予約制 第4土曜日14:00~16:00開催
 
29
30
31



9


 
32 助産外来 妊娠34~35週
33
34
35



10


 
36
1週毎
36週:胎児心拍モニター、経腹超音波、腟内細菌・血液(貧血)検査
妊娠36週以降は毎回内診
助産外来 妊娠38週
 
 
 
37
38
39



 
40
5日毎


 
胎児心拍モニター、経腹超音波
41週以降入院管理
 
 
41
42

妊婦さん向けのクラス紹介

当院では、COVIDー19の影響で両親学級を中止させていただいておりましたが、2023年4月22日よりZOOMを使用したウェブ開催として再開いたします。HPまたはポスターにあるURL、QRコードよりご予約いただけますので、該当する妊娠週数ごとに第1課~第3課までの受講をお願いいたします。
初期指導は引き続き中止中です。

初期指導 (妊娠8~12週程度の妊婦さん向け)

※現在中止しており、再開時期は未定です。

今回初めて妊娠された方には妊娠初期の過ごし方に関して説明を行っています。
予約制:第2・4水曜日の13時30分~(1時間)
10分前までに再来受付機で受付し、産婦人科外来受付け前でお待ちください。

持ち物:母子手帳と「HUG BABY」テキストをお持ちください。
受講料:720円(非課税)

両親学級1~3課

*両親学級は完全予約制とさせていただいております。
当院で出産する方には妊娠中や産後の生活がより安全に過ごせるように、両親学級を受講して頂いています。

両親学級を受講できなかった方への資料

第1課 妊娠中の合併症・注意事項
妊娠中の栄養(栄養士)
ソフロロジー式分娩法・母乳育児に関して
第2課 育児準備クラス
第3課 出産頑張ろうクラス

両親学級受講回数は各妊婦さんの状況によって異なります。
当院ではじめて出産する初産婦さん 両親学級第1・2・3課 計3回
当院ではじめて出産する経産婦さん 両親学級第2・3課 計2回
帝王切開予定の初産婦さん 両親学級第1・2課 計2回
帝王切開予定の当院ではじめて出産する経産婦さん 両親学級第2課 計1回
 *パートナー立ち会い出産希望者は両親学級第3課をパートナーも受講することが立ち会い出産の条件となります。
*必要なクラスは妊娠35週までに受講いただくようお願いいたします。
受講当日は、「HUG BABY」テキストをお手元にご用意ください。
受講料:1760円(税込)

両親学級

両親学級のご予約と、ZOOM参加の注意事項

当院での出産について

施設案内

当院の出産施設は産科・婦人科の混合病棟です。
分娩室1室、出産室(LDR:陣痛~出産2時間まで過ごすお部屋です)1室、陣痛室4床、産科病床17床があります。

  • 出産室(LDR)の画像
    出産室(LDR)
  • 分娩室(ハイリスク対応)の画像
    分娩室(ハイリスク対応)
  • NICUの画像
    NICU
  • 助産婦外来の画像
    助産婦外来
  • 陣痛室の画像
    陣痛室
  • 新生児室の画像
    新生児室

病室は、個室は3室(差額ベッド代あり)、二人部屋1室(差額ベッド代あり)、4人部屋は3室あります。

  • 個室(トイレ有)の画像
    個室(トイレ有)
  • 個室(トイレなし)の画像
    個室(トイレなし)
  • 二人部屋の画像
    二人部屋
  • 四人床の画像
    四人床

お産セット

お産の入院の際、お荷物が少なくなるよう入院時「お産セット」を準備しています。

★赤ちゃん用の紙おむつ、お尻拭きも出産後、お渡しいたします。

  • Lサイズパット
  • Mサイズパット
  • 使い捨てショーツ
  • お産直後パット
  • 分娩時用モニターベルト
  • 産褥前開きショーツ
  • 母乳パッド
  • 入院着(スムースガウン)
  • お産セット

入院中のスケジュール

分娩翌日から数えて初産婦さんは5日目、経産婦さんは5日目の午前中の退院予定となります。
分娩直後から母子ともに問題がなければ母児同室を行っています。赤ちゃんのサインに合わせて育児(オムツ交換・授乳)ができるよう助産師がやり方をお伝えしていきます。
お母さんの体調によっては夜間赤ちゃんをお預かりもしています。

帝王切開の場合

予定帝王切開の場合、入院日は手術前日となります。入院期間は手術翌日から数えて7日目の午前中の退院予定となります。
手術直後のお母さんの体調をみながら病室に赤ちゃんをお連れし赤ちゃんが欲しがるようであれば出産当日から母乳をあげることができます。ベッド上で、授乳が出来るようにお手伝いしていきます。
翌日からはお母さんの回復状況にあわせ、育児(オムツ交換・授乳)が出来るよう助産師がやり方をお伝えしていきます。
創部痛の心配な方も多いかと思いますが、手術直後から硬膜外麻酔や点滴、座薬、内服薬などの鎮痛剤を痛みの強さに応じて使用し、出来るだけ痛みを緩和しながら育児を進めていけるようサポートさせていただきます。

入院中の赤ちゃん

毎日産科医師または小児科医師が診察を行っております。

聴力検査

1000人に5~6人の割合で耳の聞こえの良くない赤ちゃんが産まれてくることがあります。耳から入る「音」という情報を脳で学習することはとても大事なことで、2~3歳になって言葉が遅いことに気付いてもその後の発育に影響が出てくることがあります。
しかし、早期に聴力の異常に気付き、適切な対応を行うことにより、本来持っている能力を十分引き出せるといわれているため、希望者には入院中に新生児の聴力検査(有料)を行っております。

ビタミンK2シロップ追加投与

ビタミンKは血液を固まらせる凝固因子を作るために必要なビタミンです。新生児はビタミンKの蓄えが少ない上に乳汁からの摂取も不十分なためビタミンKが欠乏することがあります。
ビタミンKの欠乏により、生まれてすぐの新生児期には消化管出血、主に生後3週間から2ヶ月の乳児期には頭蓋内出血の危険があります。
当院では通常入院中に2回と1ヶ月健診時の計3回ビタミンKの投与をしていますが、ご希望の方には退院後から毎週1回ずつ生後3ヶ月まで、ビタミンK2(ケイツーシロップ)を追加投与(有料)することができます。

安全で安心な周産期管理

横浜市立大学附属病院の周産期医療センターは
正常分娩はもちろん、
産科救急や合併症のある方についても対応します。
24時間体制で母子ともに
安全に出産できるように務めています。

特徴

特徴1 大学病院ならではの他科との強い連携

ローリスクな妊産婦さんをはじめ、大学病院の特色をいかし合併症を持つ妊産婦さんへも対応できるよう、遺伝子診療科、薬剤部や栄養部などと連携をとり医療を提供しております。
赤ちゃんにリスクがあると思われる場合には妊娠中から小児科との連携を行い、出産直後から適切なケアを提供できるよう努めています。

特徴2 無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)の提供

産科、小児科、麻酔科で構成される周産期医療センターでは、安全で安心な無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)を提供しております。

特徴3 24時間母子同室等母乳育児の推奨

当院では2008年にWHO・ユニセフより「赤ちゃんにやさしい病院:BFH:Baby Friendly Hospital」の認定を受け、出産後直後からの早期母子接触(お産直後からの抱っこ)、早期授乳、24時間母子同室を行うなど、できるだけ母乳で育児が行いやすい環境を提供しています。

特徴4 希望者はパートナー(夫)立ち会い出産ができます

当院では、妊娠中からパートナーと共に育児や児に対する思いなどを十分に話し合った上で、より満足のいくお産をしていただきたいと考えており、その一環として、パートナー(夫)立ち会い出産を行っています。
パートナー立ち会い出産希望者はご夫婦で一度両親学級(予約制)に参加していただいております。

無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)について

無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)のご案内

当院は地域周産期母子医療センターに指定されています。そのため、救急時にも対応できるように産婦人科医・小児科医・麻酔科医・助産師など多職種の医療スタッフが一丸となって対応しております。また、当院ではこれまで医学的に必要と判断した場合のみ無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)を行ってまいりました。
平成30年度より当院では産科麻酔を専門としたチームが編成され、より安全な分娩が行えるように体制を構築しております。その中の一つとして、麻酔を用いた分娩を希望する合併症のない方を対象として無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)を提供することといたしました。

無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)をご検討される方へ

硬膜外麻酔について

当院では基本的には背中から麻酔を行う方法でお産の時の痛みを和らげます。

イメージ

※日本産科麻酔学会の許可を得て掲載

無痛分娩に関するQ&A

お問い合わせ

妊娠で産婦人科を受診される方は、紹介状は必要ありませんが、分娩予定月ごとに分娩枠を設けていますので事前にお電話でお問い合せください。
お問い合せ先:横浜市立大学附属病院
患者サポートセンター(TEL:045-787-2800(代表))

JALAについて

JALA (The Japanese Association for Labor Analgesia無痛分娩関係学会・団体連絡協議会)では、妊婦さんやご家族に、無痛分娩に関する情報を提供しています。

産後の育児支援外来と検診について

母乳育児支援外来(助産師担当)

退院後、赤ちゃんの体重が増えているか心配な場合や、上手く母乳を吸わせられない場合など、退院の際の母子の状況に応じて外来予約を入れています。
対象:母乳育児中の母子
料金:30分未満 2200円(税込) / 30分以上 4400円(税込)
*当院が終診となり6ヶ月以上受診がない場合、もしくは当院が初診の場合は別途初診料が発生します。
持ち物:母子手帳、フェイスタオル(母乳がついても良いもの)、育児物品(オムツ、お尻拭き、ミルクを使用している場合はミルクの準備物品一式、ガーゼハンカチ)
火曜日、水曜日、金曜日の13時30分~完全予約制で行っております。
赤ちゃんへの母乳の授乳量を確認する場合は、2時間前までに赤ちゃんへの授乳を済ませて来院ください。外来で授乳していただき授乳量の計測を行います。
乳腺炎の場合は産婦人科外来までご連絡ください。

2週間健診(助産師担当)
(産後2週間程度の時期に予約します。)

退院後の母子の経過が順調かどうか、児の体重を測ったりお母さん心身の変化の確認を行っています。また、退院後に生じた育児の疑問にもお答えしています。
対象:当院で出産した母子
料金:5000円(非課税) (補助券がある場合はご持参ください。使用できます。)
持ち物:入院中にお渡しする質問票(2種類あり)と補助券、母子手帳、フェイスタオル(母乳がついても良いもの)、育児物品(オムツ、お尻拭き、ミルクを使用している場合はミルクの準備物品一式、ガーゼハンカチ)
*来院時「こころのアンケート」と補助券を産婦人科外来の受付けにご提出いただき、採尿、血圧・体重測定を行った後受付前でお待ちください。(付きそいがいない場合は赤ちゃんをお預かりしますのでスタッフに声をかけてください。)

一カ月健診

お母さん:産科(2階)・赤ちゃん:小児科(3階)
対象:当院で出産した母子
料金:産科:5000円(非課税) 小児科:6130円(税込)
(産科、小児科ともに補助券がある場合はご持参ください)
持ち物:母子手帳、入院中にお渡しする質問票(2種類あり)と補助券、育児物品(オムツ、お尻拭き、ミルクを使用している場合はミルクの準備物品一式、ガーゼハンカチ)、お昼ご飯

外来の流れ

お母さん

産婦人科外来で一カ月健診を行います。

赤ちゃん

小児科外来(3階)で一カ月健診を行います。

母乳育児基本方針について

以下の方針に添ってサポートさせていただいております。

母乳育児基本方針

基本理念

横浜市立大学附属病院は、豊かな母子関係を育むために、WHO/UNICEF 共同声明の「母乳育児を成功させるための10カ条(10ステップ)」に沿って母乳育児支援を推進しています。
母乳育児を通して、育児支援をすることが本質です。

基本方針

  1. 教育
    当病院は、母乳と母乳育児に関する正しい知識と技術を妊産褥婦、家族をはじめ、学生、関係職員、地域へ伝えます。
  2. 母乳育児推進委員会
    当病院は、母乳育児推進委員会を設置して、部門や職種をこえて連絡・調整を図り、母乳育児を推進します。
  3.  授乳開始
    当病院は、出生後の母子早期接触、早期初回授乳できるように支援します。
  4. 母子同室
    当病院は、可能な限り、出生直後からお母さんと赤ちゃんが一緒にいられるように母子同室を実施します。
  5. 自立授乳
    当病院は、赤ちゃんがほしがるときにいつでもお母さんが授乳できるように支援します。
  6. 乳頭混乱予防
    当病院は、母乳で育てられる赤ちゃんには、人工乳首やおしゃぶりを与えないようにします。
  7. 母乳栄養
    当病院は、医学的な必要がない限り赤ちゃんには母乳以外のものは与えません。
  8. 母親への継続した支援
    当病院は、地域と連携して退院後も継続して母乳育児を推進します。
  9. 無料サンプルや支給品の受け取りや宣伝の禁止
    当病院は、母乳代替品、哺乳ビン、おしゃぶりに使用についての宣伝を禁止します。
  10. 母乳育児が困難な母子への支援
    当病院は母乳育児が困難なお母さんと赤ちゃんに対しては、母乳以外の栄養であっても母子関係を支え、育児を支援します。