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第10回経営審議会

第10回経営審議会

議事録

公立大学法人横浜市立大学 令和4年度 第10回経営審議会 議事録

日時:令和5年2月16日(木) 10時00分~12時15分
開催方法:ハイブリッド開催(対面開催にzoom併用)
接続拠点:金沢八景キャンパス 大会議室
委員:小山内理事長、相原副理事長、後藤副理事長(欠席)、荒木田理事、遠藤理事、西郷理事、榊原理事、玉村理事、中條理事、原田理事、福井理事、吉泉理事、吉田理事、太田監事、玉越監事(欠席)

1. 開会
議事に先立ち、2023年度の入試志願状況について説明があった。

2. 議事
(1)令和4年度第8回経営審議会議事録(案)について
承認された。

(2)令和5年度計画及び当初予算(案)並びに第4期中期計画期間中の収支計画について
次回の当会議を経て、最終的に承認をいただく予定とする。
(主な意見)
・令和5年度以降は、ポストコロナに向けて本学がどう取り組むのかが最も重要な課題となると思うが、「はじめに」の部分で、“ポストコロナ”ではなく、“社会情勢の変化”と表現している理由はなにか。
→18歳年齢人口の減少など、コロナ以外の様々な状況を含めて社会情勢と表現している。中期計画の前文では社会情勢に含まれる具体的な内容を記載している。
→そういった一つ一つの課題に対して、問題意識を持っていることがわかるようにした方が、本学が取り組んでいることが理解しやすくなる。コロナの影響の話や働き方改革の組み込み方等、個別の課題に対して言及したほうが良いのではないか。予算に関しても、ポイントに対してこういう予算を組んだということがわかると良い。
・「質の高い医療の提供」の指標について、臨床指標(クリニカルインディケーター)はどちらかというと、その病気の患者が何人いるかなどを表す指標である。ここに記載する必要があるのは、質を表す指標なので、クオリティインディケーターが該当するのではないか。
→クオリティインディケーターについて、適切に盛り込めるように調整する。
・光熱水費の高騰は、来年以降も続くことが予想される中で、目的積立金を活用するべきではないのではないか。
→横浜市との調整で、今回は臨時的措置として目的積立金を活用して対応することとなった。今後の経費については、改めて横浜市と調整していく予定である。
・運営交付金の減を考慮して、授業料の収益が占める割合を伸ばしていくことを検討した方が良い。
→年度計画では言及していないが、授業料の引き上げを視野に入れて、今年度から設置する改革推進会議で検討していく。
・DX推進について、事務の効率化だけではなく、経営戦略としてのDX導入が示されるような記載にしたほうが良いのではないか。今後、病院における働き方改革の観点から見てもDXが非常に重要となる。そういった戦略的DXについて盛り込むべきではないか。
・現在、カーボンニュートラルの取組が求められているが、大学としての取組はどうなっているのか。
→教育の観点から言えば、SDGsの一環として講義で触れている。大学としては、照明のLED化や空調機器の更新など、進められるところから取り組んでいく予定である。また、財源の兼ね合いも見ながら、施設の大型改修のタイミングでカーボンニュートラルに則した建物に変えていきたいと考えている。
→今後、学生からも環境に配慮している大学なのかを問われることが予想されるため、早めに取り組んだほうが良い。
・大型改修のタイミングでは、教室以外の雑談可能なスペースのデジタル化なども意識して整備を進めてほしい。


(3)改革推進会議の設置について
 承認された。
(主な意見)
・数値目標は設定するのか。
→各プロジェクトで議論し、目標値を設定する予定である。
→黒字化につなげるためのトータル目標を定めておいた方が良い。
・やり方を根本的に変えない限り、黒字化することはできない。学内のメンバーだけでは、身を切る改革ができないと思うので、外部の委員を入れることなども検討した方が良い。
・費用削減だけではなく、大学としての存在意義を高めることに尽力する方法もある。どの線を目標にするかによってプロジェクトの大胆さが決まる。横浜市とも相談しながら、質の高い議論を深めていただきたい。
・DXは必ずしも費用の削減に結びつくかはわからない。IT化を進めることで人件費を削減できたとしても大きな投資が必要である。DXによって何をしたいのか決めたうえで、削減に結びつくかどうか見極めなければならない。
・病院の経営改善も並行して進められると良い。
・卒業生などからの、寄附を増やす方法を検討するべき。

(4)横浜市立大学学則・履修規程・通則の一部改正について
承認された。
(主な意見)
・学部や学科のカリキュラムマップはあるのか。
→特に作成していない。それぞれの学部ごとに履修モデルを複数提示して、学生の履修計画の参考になるようにしている。
→今後、カリキュラムマップを作成することも視野に入れて検討する。

(5)横浜市立大学大学院学則の一部改正について
承認された。

(6)生命医科学研究科博士前期課程及び博士後期課程における科目新規設置に伴う大学院学則の改正について
承認された。

(7)横浜市立大学大学院学則及び医科学専攻大学院学則別表の改正について
承認された。
(主な意見)
・公衆衛生学の科目名は時代に合っていない感じがする。学ぶ内容がわかるような名称に変更したほうが良いのではないか。
・循環制御医学はある、循環器内科学というのは違うものなのか。
→循環制御医学は基礎研究、循環器内科学は臨床研究である。
・感染症に特化した科目はあるのか
→内科学教室の中に、感染症内科がある。感染症と血液疾患を扱っている教室がある。

(8)大学院医学研究科看護学専攻大学院学則学則別表の改正について
承認された。

3.報告
令和4年度月次決算概要報告(12月実績[棚卸除外])について
次回の当会議で報告する。

4.情報提供
(1)第138回 貴重書月替わり展覧会リーフレット

5.閉会
 

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