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第8回教育研究審議会

第8回教育研究審議会

議事録

日時:平成31年2月5日(火)16:30~18:10
会場:大会議室(金沢八景キャンパス)
委員:窪田学長、重田副学長、遠藤副学長、五嶋副学長(国際化・研究担当)、篠﨑国際総合科学群長、中條国際総合科学部長、岩崎データサイエンス学部長、叶谷医学部看護学科長、佐藤共通教養長、大澤国際マネジメント研究科長、橘生命ナノシステム研究科長、田村医学研究科長、木下木原生物学研究所長、三浦学術情報センター長、小林学務・教務部長 兼 学長室長、渡邉研究推進部長、篠崎国立研究開発法人理化学研究所環境資源科学研究センター長、西村慶應義塾大学名誉教授、岡田学長補佐(キャリア支援・国際担当)
欠席:山中特命副学長(データサイエンス大学院設置担当)、石川医学群長、益田医学部長、長谷川都市社会文化研究科長、木寺生命医科学研究科長、相原附属病院長、後藤附属市民総合医療センター病院長、折舘先端医科学研究センター長、宇都木事務局長、井村学長補佐(国際化推進担当)、大野学長補佐(研究・産学連携担当)

議事
1前回議事録について
前回議事録について確認し、了承された。

2審議事項
(1) 横浜市立大学学則の改正について
教育推進課教務担当係長より、横浜市立大学学則の改正について説明があり、審議の結果、承認された。

(2)博士前期課程及び博士後期課程における科目新規設置・名称変更に伴う大学院学則別表の改正について
教育推進課教務担当係長より、博士前期課程及び博士後期課程における科目新規設置・名称変更に伴う大学院学則別表の改正について説明があり、審議の結果、承認された。

(3)医学研究科医科学専攻のカリキュラム変更に伴う大学院学則別表の改正について
医学教育推進課学務・教務担当係長より、医学研究科医科学専攻のカリキュラム変更に伴う大学院学則別表の改正について説明があり、審議の結果、承認された。

(4)医学研究科看護学専攻の科目設置等に伴う大学院学則別表の改正について
医学教育推進課学務・教務担当係長より、医学研究科看護学専攻の科目設置等に伴う大学院学則別表の改正について説明があり、審議の結果、承認された。
(補足事項について)
・高度実践看護師教育課程審査については1月末に認定された。
・元々あった科目を充実させ、新たなカリキュラムに移行する。

(5)「横浜市立大学国際総合科学部学生の大学院授業科目の履修に関する規程」及び各研究科通則の改正について
教育推進課教務担当係長より、「横浜市立大学国際総合科学部学生の大学院授業科目の履修に関する規程」及び各研究科通則の改正について説明があり、審議の結果、承認された。

(6)生命ナノシステム科学研究科博士後期課程早期修了制度の秋季入学制度導入に伴う研究科通則の改正について
教育推進課教務担当係長より、生命ナノシステム科学研究科博士後期課程早期修了制度の秋季入学制度導入に伴う研究科通則の改正について説明があり、審議の結果、承認された。
(補足事項及び主な意見等について)
・志願者の利便性を図るために秋季入学を導入するのか。
→秋季入学の導入によって対象者の幅を広げることにより、早期修了制度の活用につなげる。
→社会人を対象とする場合は、早く修了することや授業を受けるタイミング、仕事との両立のための制度などニーズを把握し、対応することが望ましい。一方で、教員の負担が増えるため、その点も勘案して無理のない範囲で実施できるとよい。

(7)再入学に関する規程と申し合わせの一部改正について
教育推進課教務担当係長より、再入学に関する規程と申し合わせの一部改正について説明があり、審議の結果、承認された。

(8)平成31年度 福浦キャンパス学年暦(案)について
医学教育推進課学務・教務担当係長より、平成31年度 福浦キャンパス学年暦(案)について説明があり、審議の結果、承認された。

(9)横浜国立大学との包括連携協定の締結について
企画財務課担当課長より、横浜国立大学との包括連携協定の締結について説明があり、審議の結果、承認された。
(補足事項及び主な意見等について)
・今回の協定については、教育研究分野を中心とした連携推進のため、包括的かつゆるやかな連携協力関係を結びたいという横浜国立大学からの要望を受けて締結に至った。
・昨今、1法人複数大学のアンブレラ方式による大学の統合が議論されているが、今回の協定締結は大学の統合とは関係ないため、対外的な説明の際には誤解を招かないようにしたい。
・本学と横浜国立大学はこれまでも教育・研究面での交流は行ってきた。国の動向に対し、国立大学がどのような動きをしているのかなど、情報交換を行いたい。

(10)ミュンヘン大学Faculty of Medicineとの覚書締結について
医学教育推進課国際化等担当係長より、ミュンヘン大学Faculty of Medicineとの覚書締結について説明があり、審議の結果、承認された。

(11)海外大学との交流協定等締結について
グローバル推進室国際交流担当係長より、海外大学との交流協定等締結について説明があり、審議の結果、承認された。
(補足事項及び主な意見等について)
・現在、オレブロ大学及びハルムスタード大学から本学へ学生が来ており、その他にもスウェーデン、スペイン、カナダ、韓国、メキシコ、ポルトガルから18名学生が来て、学生とのディスカッション等を行っている。渡航して来ている学生は近隣のホテルに宿泊いただいており、航空賃は自己負担となっている。今後は本学で用意している宿舎も利用してもらえるよう、手続きを進めている。
・海外大学との協定締結は、個々の教員のコネクションがきっかけとなる場合も多いと思うが、大学としてどういった大学との協定を進めるのかという方針が示された方が、教員にとって混乱が少ないのではないか。
→国際交流委員会でもそうした課題を認識している。本学の国際化推進のための目標として、連携校100校を掲げ、教員とのつながりや海外大学が集まる総会等をきっかけに協定締結を進め、現在、57校と協定を結んでいる。その実績を踏まえ、今後の協定校増加のための戦略を検討していく時期に差し掛かっており、各学系においても情報を共有している。
→数年前まで、本学の協定校は20数校で派遣・受入共に留学生が少なかったが、第三期中期計画で100校との協定締結を目標として、単に協定校数を増やすだけでなく、予算や宿舎の確保等も含めて体制を整えてきた。個々の教員のつながりをきっかけとした協定締結についても積極的に進めてほしい。100校の目標が見えてきたが、本学の受け入れ体制の整備についてはまだまだ努力が必要であるため、各先生方にぜひご協力いただきたい。
→各教員から協定締結の要望があった場合は、学部・学系での承認を経た上で国際交流委員会で審議している。

(12)ディズニー・バレンシア国際カレッジプログラムに係る覚書(MoU)の更新について
グローバル推進室国際交流担当係長より、ディズニー・バレンシア国際カレッジプログラムに係る覚書(MoU)の更新について説明があり、審議の結果、承認された。

(13)高大接続改革に伴う2021年度入試の本学基本方針について
アドミッション課長より、高大接続改革に伴う2021年度入試の本学基本方針についてについて説明があり、審議の結果、承認された。
(補足事項及び主な意見等について)
・2018年度3月末には基本方針として本学の入学者選抜方法等の予告・公表を行い、2019年度7月には選抜方法等の詳細を決定する。
・本学学生の入学から在学中、卒業後の様々なデータの解析を踏まえた議論はどの程度行われているのか。
→各学部・学科でどのような人材を欲するかという点を踏まえた入学者選抜の評価のポイントや配点については今後議論いただく。今回の大学改革では、ほぼ選抜していなかったり知識偏重であったりする入試を問題視され、今後は人物を評価することが求められる。そのための体制は本学を含めた各大学において十分ではないが、面接やプレゼンテーション試験、調査書を用いた選抜はこれまでにも行っているため、それらを基に毎年度方針を見直す覚悟で検討していく。
・海外の大学に比べ、日本の大学は卒業要件の客観的な基準が曖昧であるが、今回の入試改革によって日本の大学も客観的な基準での評価への向かいつつある。そこで問題となるのは各大学の個性であるが、入試は各大学で検討し、責任を負うため、長い期間をかけて様々なデータを基に検討する必要がある。
・学生が本学でどのような能力を身に付けたり達成したのかを客観的に示し、自覚させることも求められている。
・入試改革による追跡調査の結果はどのような傾向にあるのか。
→本学では成績や進級等、在学中の情報と入試との紐付けが中心となっているが、卒業後の状況との紐付けについても進めつつある。
・知識偏重とならないために面接を実施しているが、対策をしてくる受験者も多く、面接の時間だけでは判断が難しい。
・特別推薦入試ではMMI(Multiple Mini Interview)を取り入れ、多方面的な評価を行っている。この選抜を経た学生は非常に優秀であるため、今年から募集枠を5名から8名に増枠している。ただし、卒業後の進路の評価指標については、検討に苦慮している。
・大学がどのような試験をやるのかという十分な検討が必要で、データを元に議論を交わす場を作ってほしい。
→個々の入試問題の分析は毎年行っており、今後も引き続き行っていく。また、国は記述・論述式試験による思考力・判断力・表現力を問いかける問題への転換を行っているが、本学においては論述問題で自身の考えを述べさせるような問いかけをしている。

(14)外国人留学生授業料減免制度の見直しについて
グローバル推進室国際交流担当係長より、外国人留学生授業料減免制度の見直しについて説明があり、審議の結果、承認された。

(15)平成31年度 国際総合科学部 寄附講座について
教育推進課教務担当係長より、平成31年度 国際総合科学部 寄附講座について説明があり、審議の結果、承認された。

3報告事項
(1)平成30年度 大学における医療人養成の在り方に関する調査研究に関する公募について
医学教育推進課学務・教務担当係長より、平成30年度 大学における医療人養成の在り方に関する調査研究に関する公募について採択となった旨の報告があった。
(補足事項及び主な意見等について)
・近年、看護学の大学が増加しているが、実習先の確保が難しい状況にある。そういった状況において、附属病院を有する数少ない大学として、どのように工夫し、看護の教育の質を保証するのかを提案していく。

次回予定:平成31年3月5日(火)午後4時30分~
金沢八景キャンパス 大会議室
                                              


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