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第9回教育研究審議会

第9回教育研究審議会

議事録

日時:平成29年2月7日(火)16:35~18:10
会場:大会議室(八景キャンパス)
委員:
窪田学長、重田副学長、齋藤副学長、岡田副学長(国際担当)、五嶋副学長(研究・融合型大学院担当)、藤内医学群長、篠崎国際総合科学群長、中條国際総合科学部長、井上医学部長、叶谷医学部看護学科長、鈴木都市社会文化研究科長、丸山国際マネジメント研究科長、橘生命ナノシステム科学研究科長、木寺生命医科学研究科長、大野医学研究科長、高山木原生物学研究所長、三浦学術情報センター長、増住事務局長、渡邉研究推進部長、篠﨑国立研究開発法人理化学研究所環境資源科学研究センター長、西村慶應義塾大学名誉教授、西村学長補佐(理研・産総研連携担当)、平野学長補佐(産学連携・イノベーション担当)、井村学長補佐(国際化推進担当)、大澤人文社会科学系列長
欠席:
相原附属病院長、後藤附属市民総合医療センター病院長、折舘先端医科学研究センター長、高橋学務・教務部長

議事

1.前回議事録について

前回議事録について確認し、了承された。

2.審議事項

(1) 学生の懲戒処分について

学生・キャリア支援課長から、TOEFL-ITP(有料試験)で不正行為を行った国際総合科学部の学生に対する身分上の処分を「戒告」とする案について説明があり、審議の結果、承認した。

(2) 国際総合科学部経営科学系新設科目設定に伴う横浜市立大学学則の改正について

教育推進課長から、国際総合科学部経営科学系において、平成29年度より新設科目を設定することに伴う、学則改正について説明があり、審議の結果、承認した。

(3) 「横浜市立大学国際総合科学部履修規程」の改正について

教育推進課長から、国際総合科学部の履修規程において共通教養、まちづくりコース、経営科学系の別表を改正することについて説明があり、審議の結果、承認した。
まちづくりコースの2科目の配当年次を変更する理由について質問があり、2年次から当該科目を履修可能とすることで、3年次の夏に実施している就職活動の一環である企業のインターンシップ参加への支障が減ること、また学んだ知識を活かしたインターンシップが期待できることが補足された。

(4) 「Practical English」における出席要件追加及び「Advanced Practical English Ⅵ、Ⅶ」科目設置について

教育推進課長から、平成29年度よりPractical English における出席要件として、各学年指定のe-learningによる学習を各学期末試験(TOEFL-ITP)までに全て完了することを追加すること、またAdvanced Practical English (APE)について、現行APEⅤ(TOEFL-iBT)、APEⅤ(IELTS)に加えて平成29年度にAPEⅤ(TOEIC)を開講すること、また平成30年度からは学則別表を改正し、APEⅤ(TOEFL-iBT)、APEⅥ(IELTS)、APEⅦ(TOEIC)として開講し、いずれも履修できるよう整備することについて説明があり、審議の結果、承認した。

(5) 「医学部通則」の改正について

福浦キャンパス学務・教務担当係長から、国際総合科学部において、学生が不正行為を行った際の教務上の措置について「国際総合科学部履修規程」を改正することが決定したことに伴い、「医学部通則」を改正することについて説明があり、審議の結果、承認した。

(6) 都市社会文化研究科博士後期課程における科目の新規設置に伴う大学院学則改正について

教育推進課長から、都市社会文化研究科博士後期課程において、研究科内における博士後期課程を担当できる教員が増えることが見込まれるため、平成29年度より3科目の攻究科目を新設し、大学院学則を改正することについて説明があり、審議の結果、承認した。

(7) 医学研究科医科学専攻のカリキュラム変更に伴う大学院学則の改正について

福浦キャンパス学務・教務担当係長から、医学研究科医科学専攻の科目廃止、科目名の変更に伴い、大学院学則を改正することについて説明があり、審議の結果、承認した。

(8) 医学研究科医科学専攻博士課程の入学定員増について

福浦キャンパス学務・教務担当係長から、医学研究科医科学専攻博士課程の入学定員を60名から80名に増員すること、それに伴い大学院学則を変更することについて説明があり、審議の結果、承認した。
入学定員を80名とすることに対する受け入れ体制(教員数、施設)についての質問があり、過去の受け入れ実績から、現状80名ならば受入れ可と判断し、入学定員を80名としたとの回答があった。

(9) 医学研究科看護学専攻の科目設置等に伴う大学院学則の改正について

福浦キャンパス看護学担当係長から、医学研究科看護学専攻(修士課程)において、科目の設置及び名称変更を行うことに伴い、大学院学則を改正することについて説明があり、審議の結果、承認した。

(10) 医学研究科看護学専攻(修士課程)カリキュラムポリシーの改正について

福浦キャンパス看護学担当係長から、「高度な看護実践能力を培う教育課程を配置することで、優秀な看護人材の育成を目指す」という趣旨を反映させたカリキュラムポリシー(改正案)について説明があり、審議の結果、承認した。

(11) 医学研究科看護学専攻(博士後期課程)の設置について

福浦キャンパス看護学担当係長から、看護の質の向上及び看護学の学際的発展に寄与できる看護教育者・研究者、医療技術の高度化・専門化に対応できる高度な専門知識と能力をもつ看護人材の育成を目指し、看護学専攻博士後期課程を平成30年4月に設置することについて説明があり、審議の結果、承認した。
社会人学生を受け入れるにあたり、教員の負担に関する質問があり、教員1名あたりの負担を考慮した受け入れ体制を整えているとの回答があった。
学長から、この数年で看護学科、看護学専攻において教育体系を整備し、修士課程を修了した学生の本学進学の道筋を整えたとの補足があった。

(12) 医学研究科看護学専攻(博士後期課程)の設置に係る大学院学則の改正について

福浦キャンパス看護学担当係長から、医学研究科看護学専攻博士後期課程の設置(平成30年4月設置予定)に伴い、大学院学則を改正することについて説明があり、審議の結果、承認した。

(13) データサイエンス学部教授会規程の制定及びデータサイエンス推進センターの設置について

学術企画担当係長から、平成30年4月設置予定のデータサイエンス学部の教授会規程制定、及び平成29年4月にデータサイエンス推進センターを設置することについて説明があり、審議の結果、承認した。
データサイエンス学部に限らず、再編後の各学部において他学部開講の科目を相互に履修することが可能かどうかの質問があり、「全学開放科目」を設置して、他学部からも履修できるよう整備を進めているとの回答があった。

(14) グローバル教育センターの設置について

国際企画担当係長から、現行の国際学生交流事業をより拡充するとともに、グローバル化に力をいれる本学の姿勢を社会へアピールすることを目的として、平成29年4月にグローバル教育センターを設置すること、それに伴いグローバル教育センター設置規程を制定し、あわせて国際交流委員会規程の一部改正を行うことについて説明があり、審議の結果、承認した。

(15) 新規交換留学協定の締結について

国際企画担当係長から、アサンプション大学(タイ王国)と交換留学の開始について合意したことに伴い、大学間の包括的覚書(MOU)及び交換留学にかかるアグリーメントを締結することについて説明があり、審議の結果、承認した。

(16) 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科と横浜市立大学大学院医学研究科との間における特別研究学生交流協定書の締結について

福浦キャンパス学務・教務担当係長から、教育研究活動の充実、相互に必要な研究指導の実施などを目的として、本学医学研究科と長崎大学大学院医歯薬学総合研究科との間で特別研究学生交流協定を締結することについて説明があり、審議の結果、承認した。

(17) 国立医薬品食品衛生研究所との協定書・覚書の締結について

教育推進課担当課長から、本学生命医科学研究科と国立医薬品食品衛生研究所との間において、教育・研究についての連携・推進に関する協定書及び同協定書に関わる覚書を締結することについて説明があり、審議の結果、承認した。
今回は生命医科学研究科のみとの協定締結であるが、将来的には医学部・医学研究科とも包括的に協定を締結する可能性について質問があり、今後、要望に応じて協定を深化させていきたいとの見解が示された。

(18) 東京理科大学との連携と協力に関する協定締結について

学術企画担当係長から、本学と東京理科大学との間で教育・研究に関する包括的な連携協力に関する協定を締結することについて説明があり、審議の結果、承認した。

(19) 横浜市内大学「FD活動の連携に関する包括協定」への参画について

学術企画担当係長から、平成26年7月に横浜国立大学、神奈川大学、関東学院大学の3大学間で締結された「FD活動の連携に関する包括協定」に本学も参画することについて説明があり、審議の結果、承認した。
協定締結のメリットについて質問があり、横浜市内の他大学と連携することにより、他大学の状況を相互に把握できるだけでなく本学の良さや課題を再認識できること、また各大学が共通に持つ課題解決につながることが期待されることが補足された。

(20) 平成29年度 国際総合科学部寄附講座について

教育推進課長から、平成29年度国際総合科学部寄附講座について、6講座の申込があったことについて説明があり、審議の結果、6講座全ての受け入れを承認した。

(21) 教学関連会議体構成の見直しについて

学術企画担当係長から、学術院の機能強化を図ることを目的として、教学関連会議体の構成を見直すこと、またそれに伴い「教育研究関係の職員及び諸会議に関する規程」を改正することについて説明があり、審議の結果、承認した。
主な改正点として、平成29年度から「学長諮問会議」を新設すること、及び現在の「教育研究会議」を「学術院会議」に統合し、教育研究審議会における審議事項に係る議事調整を行う機能を持つこと、の2点が補足された。
規程(案)中、構成委員に「学科長」の記載がないことについて質問があり、現状の規程にも「学科長」の記載がないので改定案にも記載していなかったが、学術院会議、学群調整会議、学群運営会議の構成員に「学科長」を加えることとなった。

3.報告事項

(1) マドリッド・コンプルテンセ大学を通じたエラスムス・プラスプログラム申請について

国際企画担当係長から、スペインのマドリッド・コンプルテンセ大学が申請する「エラスムス・プラスプログラム」に参加することについて、報告があった。
エラスムス・プラスプログラムは、日欧の大学間交流促進のためにヨーロッパの大学が申請するEUによる資金助成制度であること、また今回は申請大学のマドリッド・コンプルテンセ大学の要望により教職員交流を中心に据えた申請に参加すること、採択された場合はあらためてアグリーメントに署名が必要になることが補足された。

4.その他

・平成29年度 全学及び学術院関連会議日程(案)が示され、承認された。




 

 

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