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第9回教育研究審議会

第9回教育研究審議会

議事録

日時:令和5年2月7日(火)16:10~17:45
開催形式:Zoom開催
中継拠点:金沢八景キャンパス 第一会議室
委員:相原学長、中條副学長、遠藤副学長(議長)、橘国際総合科学群長、寺内医学群長 兼 医学部長、鈴木国際教養学部長、大澤国際商学部長、横山理学部長、山崎データサイエンス学部長、叶谷医学部看護学科長、齊藤都市社会文化研究科長、白石国際マネジメント研究科長、佐藤生命ナノシステム科学研究科長、朴生命医科学研究科長、土屋データサイエンス研究科長、田村医学研究科長、本多共通教養長、後藤附属病院長、榊原附属市民総合医療センター病院長、木下木原生物学研究所長、中島先端医科学研究センター長、石川学術情報センター長 兼 学長補佐(研究・産学連携推進担当)、吉泉事務局長、小林学務・教務部長、渡邉研究推進部長、梶原東京工業大学生命理工学院長・教授、清水山梨大学理事・副学長
欠席:

1前回議事録について
令和4年度第8回教育研究審議会の議事録について確認し、了承された。学術企画担当係長より、学生意見の反映のため、学内組織の仕組みを再考するとよいとの委員からのご意見に対し、現在、各学群で学生の意見収集方法を検討している旨、補足説明があった。

2審議事項
(1)横浜市立大学学則・履修規程・通則の一部改正について
教務担当係長より、共通教養科目リニューアル等による新規科目設置および授業内容に即した科目名称変更による横浜市立大学学則・履修規程・通則の一部改正について説明があり、審議の結果、原案のとおり承認された。事務手続き効率化のため、学則別表として学則に付帯している科目表を大学学則から切り離すとよいとの提案があり、今後学内で検討するとの回答があった。

(2)横浜市立大学大学院学則の一部改正について
教務担当係長より、データサイエンス研究科ヘルスデータサイエンス専攻博士後期課程の設置および「インターンシップ」の新設に伴う横浜市立大学大学院学則の一部改正について説明があり、審議の結果、原案のとおり承認された。

(3)生命医科学研究科博士前期課程及び博士後期課程における科目新規設置に伴う大学院学則の改正について
学術企画担当係長(代理説明)より、生命医科学研究科博士前期課程及び博士後期課程における科目新規設置に伴う大学院学則の改正について説明があり、審議の結果、承認された。
 
(4)横浜市立大学大学院学則及び医科学専攻大学院学則別表の改正について
学務・教務担当係長より、現在の運用に合わせた横浜市立大学大学院学則の改正及び新規科目開講による医科学専攻大学院学則別表の改正について説明があり、審議の結果、承認された。

(5)大学院医学研究科看護学専攻大学院学則 学則別表の改正について
学務・教務担当係長より、英語論文執筆等の基礎学修のための科目設置等による医学研究科看護学専攻大学院学則 学則別表の改正について説明があり、審議の結果、承認された。教員変更の都度、科目の新設や名称変更することについて、入学年度毎のカリキュラム維持等の観点から鑑みて、科目の管理に留意すべきであるとの意見があった。博士後期課程の新規科目について、定年退職した教員と新任教員の専門分野が異なっており、社会的ニーズや附属病院でのニーズを満たす分野での教員公募を行ったことにより、科目名称変更が必要となったことの補足説明があった。

(6)データサイエンス研究科ヘルスデータサイエンス専攻博士後期課程設置に伴う研究科通則・学位規程・学位審査に関する内規の改正について
教務担当係長より、データサイエンス研究科ヘルスデータサイエンス専攻博士後期課程設置に伴う研究科通則・学位規程・学位審査に関する内規の改正について説明があり、審議の結果、承認された。

(7)日本大学大学院歯学研究科と横浜市立大学大学院医学研究科との間における特別研究学生交流協定書の締結について
学務・教務担当係長より、日本大学大学院歯学研究科と横浜市立大学大学院医学研究科との間における特別研究学生交流協定書の締結について説明があり、審議の結果、承認された。受入大学には、当該学生の研究分野を専門的に研究される教員がいるため、派遣に至った旨、補足説明があった。

(8)横浜国立大学大学院国際社会科学府と本学国際マネジメント研究科との単位互換に関する覚書の更新について
教務担当係長より、横浜国立大学大学院国際社会科学府と本学国際マネジメント研究科との単位互換に関する覚書の更新について説明があり、審議の結果、承認された。本学から派遣する学生は、本学では未開講の科目や、特定の先生の講義に参加するために受講している旨、補足説明があった。本学への受講生を増やすべく検討してほしいとの依頼があった。

(9)令和5年度福浦キャンパス学年暦(案)について
学務・教務担当係長より、医学部医学科、看護学科、医学研究医科学専攻、看護学専攻それぞれの令和5年度福浦キャンパス学年暦(案)について説明があり、審議の結果、承認された。医学部医学科(1~6年次生)の学年暦が1枚に集約されていることについて、学年別の暦の確認があり、教育要綱には、2年次生から4年次生までは講義スケジュール等の詳細、5年次生および6年次生は臨床実習の詳細が記載されている年間予定表を添付しているとの補足説明があった。

(10)令和5年度 国際総合科学群(学部)寄附講座について
教務担当係長より、令和5年度 国際総合科学群(学部)寄附講座について説明があり、審議の結果、承認された。令和4年度の受講者数について、横浜銀行56名、財務省14名、愛仁会31名、NEC23名であることが、共有された。講座について、横浜銀行の銀行講座は、過去、座学形式であったが、今後、アクティブラーニング形式に変更すること、財務省の講座は、隔年開講で寄付を原資に非常勤講師を採用していること、NECの講座は、データサイエンティスト増加のための教育に力を入れている当該企業による講義の提供であることの補足説明があった。

(11)海外大学との交流協定の締結について
国際交流担当係長より、フロリダ国際大学(米国)、ハノイ大学(ベトナム)、長庚大学(台湾)との交流協定の締結について説明があり、審議の結果、承認された。フロリダ国際大学との交換留学生の受入および派遣について、本学側に特定の担当教員を置いていないことについて質問があり、双方の国際事務室が窓口となっておりサポート機能を果たしていること、学生派遣時は学生をサポートするピアメンター制があること、各国からの留学生と国際交流可能な約3,700室もの寮があり受入体制が充実していることが確認された。ハノイ大学について、国際マネジメント研究科の教員の紹介による締結であるが、今後、他学部・他研究科との協定締結へ広がる可能性もある旨、補足説明があった。


3 報告事項
(1)第4期中期計画の策定について
企画財務担当係長より、第4期中期計画(案)について、1月19日開催の経営審議会で学内承認され、2月27日に法人評価委員会にて法定意見聴取を受け、3月に認可予定であることが報告された。

(2)高等学校新学習指導要領に対応した2025(令和7)年度入試から適用される入学者選抜の指定教科・科目について
アドミッション課担当係長より、高等学校新学習指導要領に対応した2025(令和7)年度入試から適用される入学者選抜の指定教科・科目について、12月に「予告」として本学のウェブサイトに公表されたことが、報告された。「情報」科目を2次試験に含めるかの要否について、現時点では大学入学共通テストのみへの組込みを予定していると確認された。

(3)令和4年度文科補正予算医学部等教育・働き方改革支援事業申請について
医学国際化等担当係長より、令和4年度文科補正予算医学部等教育・働き方改革支援事業のメニュー①およびメニュー②に申請したことについて報告された。メニュー①の共用試験公的化に向けた環境を整備する取組について、要領により昨年度採択された本学は採択優先順位が下がる可能性がある旨、補足説明があった。

(4)海外大学との交流協定の更新について
国際交流担当係長より、マレーシア科学大学(マレーシア)との交流協定の更新について、学生の交換人数の1名から2名への変更、有効期間の3年から5年への変更である旨、報告された。交換留学生の活動報告について、毎月レポート提出が課せられていること、帰国後、活動報告書を提出する必要があること、派遣中と終了後のレポート等はグローバル推進室にて閲覧可能となっていることが共有された。本学の留学に関する取組等について、後援会から学生へ補助金を交付していることや、交換留学生の活動報告書等を本学ウェブサイトに掲載するとよいとの提案があった。協定校一覧表について、過去数年間の双方の学生の出入数等の情報を追加し、今後の交流協定更新時の実質的な参考資料にするとよいとの意見があった。

(5)海外大学とのエラスムスプラス交流協定の更新について
国際交流担当係長より、マドリード・コンプルテンセ大学(スペイン)および中東工科大学(トルコ)とのエラスムスプラス交流協定の更新について報告された。海外大学との交流協定の更新全般について、派遣された教職員および交換留学生の活動内容を本審議会の別添資料に入れて共有するとよいとの提案があった。


4その他
◆外部委員より以下のコメントがあった。
・海外大学との交流協定の更新について、派遣・受入人数が少人数でしかなく、また、交流が断片的であるように見受けられる。交流を活発化するため、学生への大学のサポート強化が必要である。
・留学実績に関連して、学生表彰(本学:YCU Student Award)の際、体育、スポーツ、芸術分野の他にも、留学で実績を上げた学生を含めるとよい。留学前に支援するのではなく、留学後の成果をまとめて発表した学生に、表彰や金銭的援助等の支援をすることも一案である。
・学則・大学院学則改正案件の改正理由について、ディプロマポリシーやカリキュラムポリシーと関連付けて説明すべきである。

◆学長より以下のコメントがあった。
長時間の教育研究審議会でのご審議および貴重なご意見に感謝申し上げる。
1月30日の公立大学協会の学長会議総会にて、公立大学共通の「ガバナンスコード」の原案が採択された。今後はそれに沿って各大学のガバナンスを社会に公表していくため、本学も急ぎ整えていく予定である。教員の皆様が申請する研究費や教学に関する補助金等の審査においても、大学の「ガバナンスコード」の有無が加点に影響するとの情報もあるため、申請書を書く際に疑問点等があれば、申請担当者に連絡してほしい。

以上 次回開催予定:令和5年3月7日(火)17:00 Zoom開催(中継拠点:金沢八景キャンパス 大会議室)

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