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第7回教育研究審議会

第7回教育研究審議会

議事録

日時:令和4年11月1日(火)16:10~17:20
開催形式:Zoom開催
中継拠点:金沢八景キャンパス 第一会議室

委員:相原学長、中條副学長、遠藤副学長(議長)、寺内医学群長 兼 医学部長、鈴木国際教養学部長、大澤国際商学部長、横山理学部長、山崎データサイエンス学部長、叶谷医学部看護学科長、齊藤都市社会文化研究科長、白石国際マネジメント研究科長、佐藤生命ナノシステム科学研究科長、朴生命医科学研究科長、土屋データサイエンス研究科長、田村医学研究科長、後藤附属病院長、榊原附属市民総合医療センター病院長、木下木原生物学研究所長、石川学術情報センター長 兼 学長補佐(研究・産学連携推進担当)、吉泉事務局長、小林学務・教務部長、渡邉研究推進部長、梶原東京工業大学生命理工学院長・教授、清水山梨大学理事・副学長
欠席:橘国際総合科学群長、本多共通教養長、中島先端医科学研究センター長

1前回議事録について
令和4年度第6回教育研究審議会(10/4 メール審議)の議事録について確認し、了承された。
【補足説明】報告事項(1)「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」の申請結果について学術企画担当係長より、令和4年度のリテラシーレベルに認定されたADEPTプログラム(全学部対象)および応用基礎レベルに選定されたデータサイエンス人材育成プログラム(データサイエンス学部対象)の申請者数について報告があった。

2審議事項
(1)第4期中期計画の策定について
企画財務担当係長より、第4期中期計画(素案)および指標について報告があり、審議の結果、現時点案として承認された。以下の事項について、検討するとよいとの意見があった。
・指標が多いと、達成することだけが目的となってしまうため、指標数精選の検討。
・項目ごとの達成時期を確認し、指標に盛り込む検討。
・研究の質の評価方法を指標に盛り込む検討。(一例として、トップ10%論文数や割合等)
・研究におけるグローバル展開について、国際共著論文の増大等がグローバル化に効果的であるため、学内教職員の国際化を図り、指標に盛り込む検討。
・FDについて、大学/大学院設置基準の改正に伴い、指導補助者(学生・大学院生・助手・研究員)が、指導教授の計画の下で授業の一部を実施できる。併せて、彼らに対するFDの研修実施が義務付けられたため、指導補助者に対するFD企画の検討。
・授業評価アンケートでは、学生の声を即座に反映しづらいため、反映可能な体制の検討。
・リカレント教育について、社会人が次のキャリアを目指すものとなるか、シニアが参加できるものも整理して指標に追記するかの検討。併せて、エクステンション講座受講率向上の施策の検討。

(2)教育訓練給付制度(一般教育訓練)の講座指定申請について(国際マネジメント研究科博士前期課程)
学術企画担当係長より、国際マネジメント研究科博士前期課程での教育訓練給付制度(一般教育訓練)の講座指定申請を行うことについて説明があり、審議の結果、承認された。

(3)日本学生支援機構(JASSO) 特に優れた業績による返還免除「修士課程内定制度」創設に係る本学の対応について
学生支援課長より、日本学生支援機構が新たに創設した特に優れた業績による返還免除「修士課程内定制度」に対する本学の対応について全研究科を対象として推薦を実施する案の説明があり、審議の結果、承認された。
    
(4)令和5年度金沢八景キャンパス学年暦について
教務担当係長より、令和5年度金沢八景キャンパス学年暦(案)について説明があり、審議の結果、承認された。

(5)研究・産学連携推進センター「拠点事業推進部門」設置について
研究企画担当係長より、「共創の場形成支援プログラム」(JST/文科省所管)の共創分野本格型採択にあたり、研究・産学連携推進センターに拠点事業推進部門を設置することについて説明があり、審議の結果、承認された。企業や他大学とのクロスアポイントメントを促進するために設けられた基幹教員について、大型資金獲得後、活用するとよいとの意見があった。当該部門を産学連携拠点として成長させてほしい。

(6)令和 4年度「全国学生調査(第 3 回試行実施)」への参加について
学術企画担当係長より、文部科学省による全国的な学生調査(第3 回試行実施)について、令和3年度の試行実施(2回)に続き参加することについて説明があり、審議の結果、承認された。各学部において調査対象学年となる学生への回答依頼・指導の協力依頼がなされた。他大学の同じ分野や学部等との比較が可能というメリットがあり、コロナ禍における調査を歴史的に残すため、積極的に参加してほしいとの意見があった。

3報告事項
(1)第4期 学長裁量事業「学術的研究推進事業」における「YCU未来共創プロジェクト」の採択課題について
研究企画担当係長より、令和4年度から実施する第4期 学術的研究推進事業「YCU未来共創プロジェクト」について、5件を採択課題とした旨、報告があった。今、データを集める設問自体の分析、コホート研究、また、シチズンサイエンスが世界的に広がっているため、それらの動向を見て研究を進めるとよいとの意見があった。また、今後はYCU100周年事業の基金活動で2028年度までに「新たな研究創生プロジェクト」において2億円を集めることとなっており、今後はその基金を原資に研究支援をする旨報告があった。

(2)機関別認証評価指摘事項への対応について(医学群FD・SD推進)
医学国際化担当係長より、令和3年度の機関別認証評価の指摘事項に対応するため、医学群のFD・SD検討・推進体制を整理し、関連する規程を改正した旨、報告があった。

4その他
◆外部委員より以下のコメントがあった。
・「共創の場形成支援プログラム」の採択について評価する。しっかり進めて大きな成果を得てほしい。
・ FD・SD推進に関連して、60名から70名で構成される学生FD委員会を設置し、学生の声を即座かつ直接大学に伝えることで、学生へのフィードバックを可能とし、実際の環境改善に結びつけている事例もある。貴学においても学生の声を早期に反映できる体制構築について検討するとよい。
◆学長より以下のコメントがあった。
本日も貴重なご意見に感謝申し上げる。
中期計画については、頂いた意見を吟味し素案に反映させたい。また、学生対象の様々なアンケートが今後実施される。ネガティブな意見も可能な限り尊重し、改善検討に値する意味のある意見かを見極めて対応を検討してほしい。また、回答率が低いという理由で学生の声を軽視せず、積極的に回答した重要性を考えてほしい。研究については、引き続き力を合わせて取り組んでいきたい。

以上
次回開催予定:令和4年12月6日(火)16:10 Zoom開催(中継拠点:金沢八景キャンパス 第一会議室)

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