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第2回教育研究審議会

第2回教育研究審議会

議事録

日時:令和4年6月7日(火)16:30~17:55  
開催形式:Zoom開催
中継拠点:金沢八景キャンパス 第一会議室
委員:相原学長、中條副学長、遠藤副学長(議長)、橘国際総合科学群長、寺内医学群長 兼 医学部長、鈴木国際教養学部長、大澤国際商学部長、横山理学部長、山崎データサイエンス学部長、叶谷医学部看護学科長、齊藤都市社会文化研究科長、白石国際マネジメント研究科長、佐藤生命ナノシステム科学研究科長、朴生命医科学研究科長、土屋データサイエンス研究科長、田村医学研究科長、榊原附属市民総合医療センター病院長、木下木原生物学研究所長、石川学術情報センター長 兼 学長補佐(研究・産学連携推進担当)、中島先端医科学研究センター長、吉泉事務局長、小林学務・教務部長、渡邉研究推進部長、梶原東京工業大学生命理工学院長・教授、清水山梨大学理事・副学長
欠席:本多共通教養長、後藤附属病院長

1前回議事録について
令和4年度第1回教育研究審議会(5/10)の議事録について確認し、了承された。

2審議事項
(1)学生の懲戒処分について
学生担当係長より、国際総合科学部4年次生の学生の懲戒処分案について説明があり、審議の結果、原案のとおり承認された。停学期間について、学生の状況や被害者の心情を考慮し、過去の事例も鑑み決定したとの補足説明があった。再発防止策について、当該学生にはクリニック受診を勧め教員との面談も継続することに加え、学部側としても引き続き留年学生も含め、学生への細やかな指導および目配りが重要との認識を共有したとのコメントがあった。

(2)令和4年度伊藤雅俊奨学生及び成績優秀者特待生候補者の決定について
学生担当係長より、令和4年度伊藤雅俊奨学生および成績優秀者特待生候補者の決定について説明があり、審議の結果、承認された。選考方法について、医学科の1~5年次生以外の学部および学科では、過去受賞者も含めた上位の学生を候補者としている旨、補足説明があった。

(3)令和3年度計画実績について
企画財務担当係長より、令和3年度計画実績の教育研究に関する自己評価のS評価およびB評価について説明があり、審議の結果、承認された。中期計画【16】の地域貢献について、「地域実践研究」の開始、地域貢献コーディネータ制度の活発化、取組み件数の増加等の地域への還元実績を鑑みて、自己評価をAからSに変更してもよいとの意見があり、S評価への変更検討も含めた上での承認となった。がん研究のB評価について、数値目標に対する実績が0件であったことに基づいた評価である旨、補足説明があった。多くの国立大学の年度計画は、中期計画に沿って精選していることから、本学の年度計画もより簡潔に記載することを検討してほしいとの要望があった。

3報告事項
(1)高麗大学校世宗キャンパスとカリフォルニア大学サンディエゴ校との交流協定の更新について
国際交流担当係長より、韓国の高麗大学校世宗キャンパスとアメリカのカリフォルニア大学サンディエゴ校との交流協定の更新について報告された。

(2)文部科学省「留学生就職促進教育プログラム認定制度」採択について
国際交流担当係長より、文部科学省「留学生就職促進教育プログラム認定制度」採択について報告され、直接的な補助金はないものの、留学生向けの奨学金(48,000円×20人×5年間)が支給されることが説明された。キャリア支援センター長より、日本語教育プログラム・キャリア教育プログラム・インターシッププログラムを三位一体プログラムとして発展させ、事業目標の一つである日本国内就職希望留学生の5割以上の内定を得るよう指導していく旨、補足説明された。文部科学省外国人留学生学習奨励費の学部生と大学院生への配分について、今後方針を定め、それを基に留学生を選考する旨、コメントがあった。同じく標記認定を受けている山梨大学(外部委員所属)の取組等について、情報交換してほしいとの要望があった。

(3)学長裁量事業「戦略的研究推進事業」2022年度 研究開発プロジェクト 研究代表者について
研究・産学連携推進課長より、学長裁量事業「戦略的研究推進事業」2022年度 研究開発プロジェクトの研究代表者について報告がされた。併せて今年度より新規追加の3名については、医学部およびデータサイエンス学部があること、生命科学および生命医科学分野があることが本学の強みであり、それを活かした選考となっている旨、補足説明があった。本学も共同機関として参画するGreater Tokyo Innovation Ecosystem(GTIE)でGAPファンドの募集があるため、スタートアップに結びつく既存の研究を積極的に応募するとよいとのコメントがあり、説明者より既に学内で募集中との説明があった。学内で単に募集周知するだけでなく、URA等の協力を得て教員の応募を促し、支援していくとよいとの見解が示された。また、研究代表者一覧表に、外部資金獲得有無の結果を追記するとよいとの意見があり、成果については期ごとにまとめているため、報告方法については今後検討するとの回答があった。

4その他
(1) 第1回教育研究審議会ご確認事項
・教学IRおよびFD・SDの基本方針の策定予定について
学術企画担当係長より、教学IRおよびFD・SDの基本方針の策定予定について、今年度より学内で立ち上がった高等教育推進センターの教学IR部門およびFD・SD部門において、9月頃を目処に基本方針の原案を策定すること、結果は改めて教育研究審議会で報告する予定であることが説明された。
・YCU指標について
学術企画担当係長よりYCU指標およびディプロマポリシーとの関係性について、医学国際化担当係長より医学科カリキュラムコンピテンシー表に基づくレーダーチャートについて、看護学科長より看護学科のキャリアポートフォリオについて、具体的に説明された。各学部における学生の学修成果の可視化が可能となるため、今後、成績優秀者選考資料の一つとすることを検討してほしいとの見解が示された。

◆外部委員より以下のコメントがあった。
・海外大学院への進学、学術の交流、学位取得等の推進には、既に共通の教育指標が存在する欧米の高等教育機関との学生評価に対する共通認識が重要となる。国内評価と海外評価の教育指標のマッチングという視点を持って教学IRおよび指標を今後検討していくと、海外においても評価され得る大学となる。
・研究力は、研究時間と研究従事者数に比例する。低下した日本の研究力を高めるため、貴学においても、研究時間を確保し、URA等の研究サポートスタッフを強化して研究を推進していただきたい。

◆学長より以下のコメントがあった。
外部委員の先生方の貴重なご意見や情報に励まされ御礼申し上げる。次期中期計画を作成している段階であるが、学内および学外の先生方のご意見を取り入れたいので、今後もご協力をお願いしたい。

以上 次回開催予定:令和4年7月5日(火)16:10 Zoom開催(中継拠点:金沢八景キャンパス 第一会議室)

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